iPhoneの修理(バッテリー交換)を街の修理屋さんでした話。
先日5年ぶりにiPhone11からiPhone16へ機種変したのだけど思いの外11もまだまだ使えそうなのでバッテリーだけ交換する事に。
因みにiPhone11は購入からApple Storeで2回ほど純正のバッテリー交換しています。
今回のバッテリー交換前のiPhone11のバッテリー最大容量は79%。
サブ機として使うにしてもやはり最大容量80%を切ったバッテリーでスマホを使うのは安定性を考えると交換しておきたいところ。
しかし流石にお古のサブ機にApple Storeの正規バッテリー15,000円近く出す程では無いので街のスマホ修理屋で互換バッテリーに変える事にしました。
ちなみにiPhoneの場合Appleの修理(Appleに限らずメーカー修理)と街のスマホ修理屋で何が違うのかというと根本的な考え方が違います。
ちなみに皆さん忘れがちですがスマートフォンは精密機械です。
精密機械は中身を開けただけでも品質が基本下がります。
メーカー修理
メーカーの品質管理に沿った修理を行う。
だから修理をした場合ににメーカーの決めた一定の状態に回復しない場合は修理を断られる事も。部品や修理手順やデータの取り扱いも含めメーカー品質を求められるので時間がかかる場合もある。中身を開けて下がった品質を回復する作業も含めてのメーカー修理です。
保証が残っている場合は絶対にまずはメーカーに修理相談を行った方が良いです。
データが消えるおそれが言われるのはメーカーの品質管理やデータの扱いが極めて求められる水準が高いから。
例えばAppleの場合だと修理をした場合にAppleの求める水準に達しないと思われる場合は端末交換になるので当然データはユーザー自身がバックアップをとって復元するのを求められます。まるでデータが消える事が悪い事のように言う人がいますが壊れた部品だけをパッと変えれば元通りなんて簡単な話では無いんですよね。
データ本来はユーザーがしっかり管理すべきですし、データは基本的には見ようと思えば見られるのでちゃんと看板と信用を背負ったところで修理をすべきではあります。
街の修理屋
レベルはピンキリです。
基本的には使える部品を大量に調達してきてスマホを直していきます。
中には粗悪なバッテリーや部品を使っているところも少なくないです。
勿論ユーザーが何を求めるかも大事です。
街の修理屋に求めるもの。
下記の様な方にはおすすめです。
1.とにかく安く早く直したい。
2.修理して半年位持てば良い位の感覚の人。
※質を重視するなら安さよりお店選びが大事
3.サブ機などをお金をあまりかけずに直したい。
4.メーカーが対応できないような古い機種を直したい。
因みに純正部品を使うなら基本メーカー修理とあまり値段が変わらない場合も多々あるのでスマホの品質を第一に考えた場合はまずはメーカー修理を第一に考える方がおすすめです。
画面割れなどで使う部品も品質により操作や耐久性はだいぶ変わってきます。
納得して安くて値段なりのものに交換するなら良いですが、なんの説明も無く低品質のタッチパネルに交換なんかも割と聞く話なので気になる方はしっかりと確認しましょう。
街の修理屋を探す上で個人的に避けた方がいいというところは
まるでメーカー修理がボッタクリや悪質なように言っているところ。
「メーカー修理するとデータが消える」「修理代がメーカー修理は高い」などの言葉で不安を煽ってくるところは辞めた方が良いでしょう。
メーカー修理と街の修理屋のメリット・デメリットをしっかりと説明してくれるところが良いですね。
安さと早さが売りで修理前にしっかりと端末の確認と説明等してくれないところも避ける方が良いでしょう。※説明してくれるけれどApple Storeではデータが消えるなど間違った説明をするところも少なくないけれど。。ちなみになんどかApple Storeでの純正バッテリー交換していますがデータが消えた事はありません。
最低限の修理後の保証期間があるところが良いですね。
あとデータが消えるのが嫌という方はデータが大事なら尚更面倒くさがらずにバックアップはとっておいた方が良いですよ。
個人的には街の修理やでオススメなのはiPhoneならAppleの独立系修理プロバイダの認定を受けているお店。
値段はメーカーと同等の価格になる事があるけれど、純正部品は扱えるしトレーニングや情報の取り扱いなど一定の条件をクリアした店である事が分かるので多少なりとも質や安心感が違います。またメーカーの修理に比較的近いレベルでメーカー対応が切れた古い機種を修理対応してくれるところもあります。
個人的にはiPhoneなどのApple製品を街のスマホ修理屋に修理を出す場合は独立系修理プロバイダを選びます。
今回選んだのは神田にあるスマホリペアセンター神田駅前店。
受付時のiPhoneのチェックなど割と念入りで説明もしっかりしてくれたので安心ですね。
今回はAppleの純正バッテリーの交換ではなく互換バッテリーです。
ショップの公式HPにも書いてありますが、
互換バッテリーにすると設定のバッテリー欄に「不明な部品」と出ます。予めこの説明も受けます。最大容量の表示もされなくなります。
これはデメリットですがしょうがないですし承知の上です。
交換費用7000円以下と安いですし一応PSEマーク付き。
不具合が出ても一応は6ヶ月の保証もあります。
自分は事前にそういうデメリットと修理コストを天秤にかけて修理に出しています。
純正バッテリー交換、互換性バッテリー交換のメリット・デメリット解説ページ。
自分はサブ機なのでリセットしてデータはクリアした状態で持っていきました。
よく街の修理屋は「データが消えない事が凄いメリット」みたいな説明をしてくる場合がありますが基本的にはデータの中身は見られてると思った方が良いです。
情報漏洩やデータ管理にシビアなメーカーでさえあまりデータの入った情報端末を渡すのはセキュリティ的には良くないですが対応ピンキリの街の修理屋だったら尚更です。これはその人がデータ管理に対して感覚がどの位厳しいかによっても変わるのでそこは利便性やコストとのバランスを考えてどこまで譲歩できるかでもありますが。
街の修理屋は「客のデータに興味が無い」「決まりがある」等の説明を一応しますがピンキリなので情報管理が甘いところはざらにあります。
なのでユーザーも見られてると思って渡す、または気になる人はデータを消してから修理に出すのが良いでしょう。
これもそれぞれの感覚による許せる許せないがあると思うのでお店選びはしっかりとして自分が許容できる範囲でお任せしましょう。
自分の判断基準ではいくら小さいお店が「信用して」と言っても結局は現場で働く人の意識レベル、お店の意識レベルが低いと問題は起こりやすくなります。
だからこそ外部からの認定や基準があるとその信用や意識レベルが上がります。
なのでAppleの独立系修理プロバイダ認定に一定の判断基準にはなると思っています。気休め的にも。でもわざわざ独立系修理プロバイダの認定をとってるところがやはりお店の雰囲気や端末やデータの扱いの意識はレベルが高いように思います。
バッテリー交換自体は1時間程で完了。保証は6ヶ月。
料金は後払いで2024年10月の時点で¥6,680。
個人的には納得、安心してバッテリー交換してもらえたと思います。
ちなみにスマホは精密機械で中身を開けるだけで品質が下がると言いましたが、
なるべくメーカーが出してくる品質レベルを意識していない修理屋や自分でバッテリー交換する人は開けてバッテリー交換するだけ、見た目が治ってれば良いと考えがちですが実際は開けただけで耐水性能が下がります。
こういうところをとっても店選びって大事なんですよね。
なのでしっかりと防水パッキンなども手を入れてくれるお店を個人的にはおすすめしたいです。
長々と書きましたが端末の当たり外れがあるようにお店の当たり外れやそこで働く個人の当たりハズレも勿論あると思います。
しかしできるだけリスクを減らして自分が納得して大事なスマホを直すお店選びの役に立てればと記事を書いていました。
という訳でiPhoneの修理だと「独立系修理プロバイダ」は一つの安心の目安にはなると思います。ご参考までに。
これでiPhone11もまだまだ気持ちよくお付き合いできあそうです。