高校生、大学生がお年玉で買う最初のブーツはこれだ!!
ちょっとキャッチーなタイトルをつけてみました。
本日は最初のブーツのお話。
結論から。
高校生、大学生がお年玉で買う人生最初のブーツの
個人的おすすめは…
ダナー フィールドとブランドスーンのサイドゴアブーツ。
このどちらか。
※ダナー フィールドはダナーライトの廉価版的な位置付けのモデル。
デザイン的にはほぼ同じですがダナーライトはアメリカ生産。
革質やゴアテックスの使われ方などに若干違いがあり、その為質感やは着心地、値段も変わります。個人的には最初の一足ならライトよりガンガン履けるダナーフィールをおすすめ。拘りがある方はライト一択。
ブランドストーンはオリジナル、クラシックス、オールテレイン等々若干モデルによって違いがありますのでお好みに合ったものを選びましょう。
最初の一足はお店で説明してもらって実際試着してみるのがおすすめ。
「いやいやいや!ブーツと言えばRed Wingでしょ?」
とか、Dr.Martens、White's、WESCO、CHIPPEWA、WOLVERINE、ROLLING DUB TRIO、BROTHER BRIDGE等々上げればキリがありません。
そういう方はもうブーツに興味津々で情報も沢山集めていらっしゃるでしょうし、
ブーツとの付き合い方の準備もできていると思うので今回のターゲットではないでしょう。
まあ基本的には欲しいと思ったブーツを買えばいいんですけどね。
では何故この2足なのか?
理由は…
1.スニーカーライクに履ける。靴擦れが起きにくい
2.使い勝手がいい。雨にも強い。
3.比較的有名なので話題のとっかかりに。
理由1の解説
今までスニーカーしか履いてこなかった方には特に初めての革靴、ブーツでは何もかもが違い過ぎて戸惑う事が多いと思います。
なので革のブーツでもスニーカーのように履ける2足を選びました。
どちらもブーツの割に軽くて、お手入れの比較的しやすい革を使ってあります。
歩き心地もスニーカーに近いクッション性があるので街履きやキャンプなどのアウトドアでも履きやすいです。
ファッション的にも短パンにも合わせやすくジーンズやチノパン、ミリタリーパンツなど学生が履くパンツにはどれも似合います。
また良くも悪くも革はそこまで分厚い革を使ってないので靴擦れしにくく馴染みやすいです。高級ブーツや本格的なブーツは確かに革も良いものが使ってあります。
その分馴染むのにかなり時間がかかります。人によっては1、2年履いてもまだ馴染まない!なんて場合もあります。
昔ならいざ知らず今の時代なかなか最初の1足をゆっくり馴染ませるのは大変でしょう。そしてそれがトラウマでブーツや革靴嫌いになるのは勿体ない。。
なのでまずはスニーカーぽく履けるこの2足のどちらかでブーツの良さを知って他にもブーツが気になったら他にもあるブーツを買い足していくのはおすすめです。
この2足なら多少傷をつけても、ケアを間違えても致命的な事になりにくいですからね。こういったスニーカーライクなブーツで革靴のケアなど付き合い方を覚えるのはおすすめ。
またスニーカーライクに履けるブーツは旅行でも活躍します。
旅行では割と長い距離を歩く事が多いですからね。
地方に行くと案外道の険しい場所を歩いたりもしますが足首まで包まれていると比較的安心感があります。
またブランドスーンのサイドゴアブーツは紐も無いのでサクッと脱ぎ履きしやすいのもメリット。
国内旅行では割と靴を脱ぎ履きする場所も多いです。
その点ではブランドストーンのサイドゴアブーツはおすすめ。
また靴擦れが起きにくいブーツではありますがそれでもどこか擦れたり、フィット感がイマイチと感じたらブーツ用のソックスを履いてフィット感を高めましょう。
結構ブーツに合わせるソックスって大事なんです。
理由2の解説
ダナーフィールドもブランドストーンも比較的雨に強い作りです。
どんな天候でも比較的安心して対応できる性能があるので安心感と気軽さがあります。
ダナーフィールドはゴアテックスが使ってあるので水の中に多少足を突っ込んでも問題ありません。
ただしよく勘違いされるのはゴアテックスを使ってあるから絶対に水に濡れないとか蒸れないとかそういう事ではありません。
ゴアテックスはあくまで長靴や合皮などに比べると蒸れにくく水に比較的強い素材であり、その性能が発揮できる環境下やケアがされてないと当然群れますし、縫い目や水が入りやすい場所があれば水も染み込んできます。
革の表面がちゃんと撥水されていない状態で使っているとゴアテックスの蒸気をそとに排出する機能が上手く働かず浸水しているのか汗で足が濡れているのがわからないなんて事も。実際単に足が蒸れて濡れているのに「ゴアテックスなのに足が濡れた!」なんて言ってる人は昔から居ます。
なのでダナーフィールドも水の浸水など過度な期待は駄目ですが、それでもちゃんとケアをしていれば蒸れにくく水の浸水も起きにくいのでダナーフィールドで革とゴアテックスのケアの仕方を学ぶのもアリだと思います。
ブランドストーンの靴もオイルレザーとインジェクション製法で作られているので割と雨に強いです。こちらもしっかりケアしてあげる事で雨の日でも安心して履けます。とくに最初の一足はやはりガンガン履いて傷も沢山つけて、ケアのやり方をあれこれ考えたりしながら履き込むのが楽しいです。
理由3の解説
学生さんなら特に話のとっかかりや話題に身に着けているアイテムが上がる事も少なくないかと思います。ダナーとブランドストーンなら無茶苦茶高いブランドでは無いけれどそれなりの歴史があり機能性も悪くなく、ファッション的にも話題にしやすいブランドだと思います。
以上の理由でダナー フィールドとブランドスーンのサイドゴアブーツをおすすめします。
ちなみにスニーカーと革靴ではサイズ感などまったく違うので最初の1足は値段度外視で街の店舗で可能な限り買いましょう。
それはサイズ的な事だけでなく、リアルショップでしか得られない体験があるから。特にオシャレな人はお気に入りのブランドやお店を何店舗か知っていてちゃんと利用してる人が多いと思います。
ちゃっとしたお店でちゃんとした接客を受けてお気に入りの1足を見つけるという体験は個人的にはオシャレな人になる第一歩だと思います。
勿論ネットショップも上手く活用するのも良いですよ。
オシャレな人は街のお店もネットも上手く使い分けている人が多いですね。
因みに最初の一足は特に試着だけリアル店舗でしてネットで安く買うという事はやめましょう。そういう行為を最初にやっちゃうとやっぱりダサいから。
ファッションやおしゃれさって結局内面が外見に滲みでてくる事なので最初にそういうセコイやり方が当たり前になってしますとやはりダサい人になりやすい。
お店の人とのコミュニーケーションも下手でいいので気になる事は質問したり、試着させて貰い自分に合った最初の一足を購入しましょう。そういう事を積み重ねているとネットショッピングだけでは得られない色々な情報や立ち振舞、コミュニケーション方法など得る事が沢山あります。
昔と比べて親切で優しいショップが沢山増えましたしね(笑)
インソールは結構激しく動いたり歩いたりする方は中で足が動きにくいように、
例えばニューバランスのインソールなら足が当たる面が滑りにくくなっているRCP280を選ぶと良いでしょう。
逆に脱ぎ履きする時に必要以上に引っかかりを感じる、爪に違和感を感じる場合は滑り止めのきつくないRCP150で十分です。
足裏のサポートがいらないけどクッション性と足が滑りにくくしたい方はRCPP130をどうぞ。結構インソールも特性を理解して自分に合った物を選ぶと使い心地もかなり変わってきますよ。
ブランドストーンのブーツにも拘りがなければニューバランス入れちゃって良いと思います。豚皮が足が当たる面に貼ってあるRCP900 / LAM35716も癖が無くてブーツにもおすすめ。
自分は使った事はないですがブランドストーン純正のインソールも悪くなさそうです。ブランドーストーンのオリジナルを履くならインソールは替えた方が快適だとは思います。あくまで普通のブーツに比べたらスニーカーみたいに履けるだけでクッション性は多くのブランドスニーカーの方がありますからね。
自分はクラシックスを履いていてクラシックスは上記でも書いたように少しクッション性のあるインソールが入ってますが、場合によってはもう少し性能の良いインソールに変えても良いかなとも思っています。
また冬などもっと暖かく履きたい方にはサーマルモデル用のインソールも出てるみたいなのでサイズに合ったものを選んで入れてみるのも良いかと思います。
靴下もブーツを履く上で結構重要。
靴下で履き心地はかなり変わります。
靴擦れやフィット感などに違和感がある人は靴下も拘って色々と試してみましょう!個人的なお気に入りはHealthknitの3本ラインのクラシックタイプです。
ハーフパンツを履いた時に3本ラインがいい感じに見えたりしても可愛くてお洒落ですよ。履き心地も悪くないです。
お金に余裕があれば少しずつブーツ、革靴のケア用品も買い足して行きましょう!
革靴、ブーツを育てて自分のお気に入りの一足にするの楽しいですよ。
ちゃんとケアしていれば割と長持ちしますし。
まずは馬毛ブラシを買って、帰ったら毎回ブラシをちゃちゃっと数十秒でいいので玄関先でかける。これだけ。靴クリームとかオイルアップとかプレメンテとか気になったらそこから色々覚えていきましょう。
おまけ
普段革靴を履かないとレザーだと思っている靴でも結構合成皮革(合皮)の靴って多いです。
本格的な靴を履いた事の無い方、触れる機会が無かった方は革靴って群れるとか臭くなるというイメージを未だに持ってる人がいますが、それは大抵合皮の靴だったり靴の外側(アッパー)は革でも中は合皮だったり化学繊維が使われている場合が多いです。見た目革靴でも実際はスニーカーのような靴もありますね。
そういうのは革靴より群れやすかったり臭いが蓄積しやすかったりしますのでお気をつけて。
またファストファッションなどで使われている安く薄い革の靴程、最初の履き心地が良いと感じてしまったりする場合もあります。
逆に高級な革靴は革が厚くて馴染むまで履き心地が悪かったり、靴擦れしたり。
本来は良い革靴を時間をかけて足に馴染ませていくと自分にピッタリと合った1足へと育っていくのですが革靴に馴染みや知識が無いと中々理解するのに時間がかかったり、誤解したりも多いです。
おまけ2
ブーツにハマってきたら東京やその他都市部にあるブーツや革靴の専門ブランドのお店に顔を出すのは是非やってみて下さい。
地方の人は旅行がてら行ってみるのも良いでしょう。
最近はyoutubeなどでお店の雰囲気もわかりやすいですしね。
ブーツや革靴好きがやっているお店の雰囲気や接客はやはり良いですね。
大人の階段を一つ上がれます。
まあたまに自分と合わない。。なんて雰囲気もあるとは思いますがそれもまた一つの人生経験です(笑)
おまけ3
ブランドストーン関連でショップやファションア関連の記事で、
「サイドゴアブーツの元祖」を謳ってる記事があるけれどあれもどこから出てきたのだろうか?ファッション関連は昔から売るためにかなり話を盛る事が多くて、ブランドストーンがサイドゴアブーツの元祖なんて話は聞いたことがなかった。流行りだす前後から聞くようになった。今でもファッションyoutuberやファッション関連のメディアがそういう情報を発信しているが間違いだろう。
サイドゴアブーツ=チェルシーブーツでそのブーツの発祥はイギリス王室関連なのでしっかりとした情報が残っている。
チェルシーブーツの歴史に関しては下記のサイトが分かりやすくまとまっていると思う。
またブランドストーン社も創業が1870年ではあるが別に創業時からサイドゴアブーツを売りにしていたようではないようだ。
ブランドストーン社のWEBサイトの歴史に乗っているモデルが広告で掲げているブーツもストレートチップの紐靴である。
ブランドストーンがオーストラリア国内で業績を伸ばしたのは軍需でブーツを手掛けたからともある。そしてブランドストーンを象徴する「ORIGINALS」シリーズを作り出したのが1960年代とある。
多分ブランドストーンを売り出したいメーカーやメディア、またその後その流行りに乗りたいインフルエンサーが作り出した情報なのだろう。
ここからは個人的な見解だけれどもブランドストーンがオーストラリアで皆が履いてる程のブーツか?と言われると個人的な印象ではNO。
多分お洒落目的で履いてる人は少ないんじゃないかな?と思う。
多分ホームセンターで買える上部で実用的な部類の靴に入るだろう。
ノリはドイツ本国でのビルケンシュトックのサンダルに近い気がする。
まあオーストラリアに行った事はないので又聞きとかその他割と現地に近い人やファッション好きからの情報を多角的に分析したものなのでこの話もあくまで一つの情報として取り入れて欲しい。また日本でもそうだけれどオーストラリアも広い国で都市部と地方ではファッションも結構違ってくる。
それを踏まえてもオーストラリアでの足元は結局スニーカーが多そうだ。
それか皆が割と言う素足(笑)
ブーツだと手軽に買えるのとやはりUK文化と密接なのでDR. MARTENSも人気があるみたい。またもう少し年齢層が高い人はオーストラリアのブーツと言えばR.M. WILLIAMSだろう。知名度的、人気や格的にはブランドストーンより全然R.M. WILLIAMSだと思う。
とは言え気軽に履き潰せて履き心地の良いブランドストーンの愛好家は勿論それなりには居るだろう。
ファッションで本国ではダサいとか実用的なアイテムが外国でファッションアイテムになるという事は良くある。
オーストラリアの靴で言えば他にもUGGのムートンブーツもある。
あれも基本的にはお家の中で履く温かい実用的なブーツなのであれを外で履いている日本人を見てオーストラリア人は笑っているとかいないとか(苦笑)
外で裸足の奴らがファッションを語るな!(辛口)とも思わなくもないがお互いそういったボタンの掛け違いや感覚の違いは割とよく起こることでもある。
長々と書いたけれどじゃあファッション的に使えないかと言うとそうでもなくて、ワークブーツならではの気取らいない無骨さや気軽さがある。
ほぼほぼスニーカーのように履けるのでブーツ選びの最初の一足にはとても良いと思う。記事本編でも書いたけれど日本国内での旅靴としても有能だと思う。勿論本格的なブーツが好きな人には何かと物足りない部分もあるとは思うけれど日本の環境でも使い勝手は抜群なので生活に上手く取り入れられればファッション的にも実用的にも楽しく生活を送る為の一品になると思う。
追伸:オーストラリアの独特な裸足文化を考えると、ブランドストーンが日本国内でワークブーツをお洒落なブーツみたいに売り込んだように足袋をオーストラリア国内で売り込んだらワンチャン爆発的に売れないだろうか?(笑)