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【読書記録】にじいろのさかな

子どもが借りてきた本。


「にじうお」と呼ばれる

にじいろのさかなは、

キラキラする銀色のうろこを持っている。

それを羨ましく眺める周りのさかな達。

それを誇らしく思っている、にじいろのさかな。

ある日、

小さな魚が、

その銀色のうろこをくれないかと言ってきた。

にじいろのさかなは、

とんでもない!

とその魚を怒鳴りつける。

どんどん孤立していく、にじいろのさかな。

悩むにじいろのさかなは、タコに相談。

「その銀色のうろこを、みんなに分け与えなさい。」

そんなことできるわけない!

と、にじいろのさかな。

ある日、

にじいろのさかなは、

小さな魚に、小さな銀色のうろこを1つあげた。

よろこんで、泳ぎ回る小さな魚の姿に、

幸せを感じる、にじいろのさかな。

ほかのさかなにも、

次々と、うろこを与えつづけて、

とうとう銀色のうろこが1つになってしまった。

しかし、にじいろのさかなは、

仲間に囲まれ、しあわせに暮らした。

というお話。

わたしたちは、

「にじいろのさかな」なのかもしれない。

「銀色のうろこ」を持っているのかもしれない。

そして、

それをもらって喜んでくれる人が

いるのかもしれない。

気づいていないのは、

自分だけ、なのかもしれない。

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