一日一句【菜根譚】#66 『勿妄自菲薄,毋夸所有』新しい生活に向けてのアドバイス
勿妄自菲薄
勿 (wù) - 否定を表す副詞。
妄 (wàng) - むやみに、軽々しく。
自 (zì) - 自分。
菲薄 (fēibó) - 薄い、少ない。
毋夸所有
毋 (wú) - 否定を表す副詞。
夸 (kuā) - 自慢する、誇張する。
所 (suǒ) - 所有する、持っている。
有 (yǒu) - ある、存在する。
つまり、「勿妄自菲薄,毋夸所有」は、以下のように解釈できます。
自分を卑下してはいけません。しかし、自慢してはいけません。
これは、謙虚な態度を持つことの重要性を説いた言葉です。自分の能力や成果を過小評価したり、過大評価したりすることなく、ありのままの自分を受け入れることが大切です。
自己評価の重要性
皆さんは、自分の能力や成果をどのように評価していますか?
自分の能力を過小評価し、自信が持てない
自分の成果を過大評価し、傲慢な態度を取ってしまう
このような自己評価の歪みは、成長の妨げになります。
過小評価
自分の能力を過小評価してしまうと、新しいことに挑戦することを躊躇したり、せっかくのチャンスを逃してしまう可能性があります。
過大評価
自分の成果を過大評価してしまうと、他人からの批判を受け入れられなくなったり、慢心して成長が止まってしまう可能性があります。
謙虚な態度の重要性
「勿妄自菲薄,毋夸所有」は、自己評価を正しく行うために、謙虚な態度を持つことが重要であると教えてくれます。
謙虚な態度を持つとは、自分の能力や成果を客観的に評価し、常に学ぶ姿勢を持つことです。
自分の弱点を認識し、克服しようと努力する
他人の意見に耳を傾け、自分の考えを修正する
このような謙虚な姿勢を持つことで、私たちはより大きく成長することができます。
新入生へのアドバイス
学校生活は、自分自身を成長させる絶好の機会です。
学業や課外活動を通して、さまざまな経験を積んでください。
自分自身の能力や成果を客観的に評価し、常に学ぶ姿勢を持ちましょう。
周囲の人々と積極的に交流し、互いに学び合いましょう。
まとめ
「勿妄自菲薄,毋夸所有」は、自分自身を正しく評価し、謙虚な態度で成長することの重要性を教えてくれる言葉です。
学校生活を充実させ、将来の目標に向かって成長するために、ぜひこの言葉を心に留めておいてください。