三菱UFJ銀行とKDDI
三菱UFJ側が22%、KDDI側が78%出資していたauじぶん銀行がKDDIの100%出資に変わる。
➀auじぶん銀行
auじぶん銀行は、口座数が少なかった時代には三菱UFJの支援で業績を支えてきた。だが、口座数も600万台となり、独り立ちできる状態となった上、三菱UFJと顧客が重なる面もあることから、提携解消に動いたということらしい。
➁auカブコム証券
三菱UFJ系だったカブドットコム証券はKDDIの傘下となりauカブコム証券となっていたが、三井住友と提携関係にあるSBIやみずほと提携を進める楽天を意識した三菱UFJがauユーザー以外にも顧客を広げることを意図して、KDDIから分離することにしたと見られる。
三菱UFJが51%出資していたauカブコム証券は、100%子会社の三菱UFJeスマート証券に変更される。
➂ドコモ銀行
ドコモがネット銀行を設立する話が出ているわけだが、これまでは提携相手がなかった。三菱UFJがKDDIと提携を解消したので、ドコモが三菱UFJとネット銀行を設立することも可能になったのだが、三菱UFJ側に、そのつもりがあるのかどうか今のところ不明である。
ドコモはマネックス証券を傘下に収めたので、マネックスと協力関係にあったソニー銀行を買収する方が可能性はあるだろう。
➃auとソフトバンク
4つの携帯キャリアのうち、auだけがネット証券を持たないことになるが、KDDIはネット証券を諦めたように見える。
ソフトバンクのPayPay証券も経営が軌道に乗っているとは言えず、やはり携帯キャリアがネット証券を経営してもダメらしい。LINE証券も野村に引き取ってもらうことになったわけで、携帯キャリア傘下のネット証券は、曲がり角に来ているということができる。
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