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田島将吾くん、歌詞を体現しすぎな件

※再編集・再掲


MINI2歳のお誕生日も迎え、もうそんなに月日が流れたかと少ししんみり。INIを好きになり楽曲に触れる毎日、カムバックの度に今回はどんな音が楽しめるんだろうと、日々にぱちりとくれる刺激。そんな中ずーっと感じ続けている事。

INI、パート割りがあまりに上手すぎる!


音と歌詞を合わせた時の、このパートはまさにこの子!何だったらこの子のために書いた?いやもはや、この子が書いたのでは!?と思うくらいのマッチ度合い。しかもそれが1曲だけじゃなく、これまで出た全曲で感じるいわば、(本人に感じる)概念の具現化!

そんな中で今回メンバーのひとり、田島将吾くんのラップパートがあまりに【田島将吾と言う男の子であり・アイドル】を現しているなあと思い、特に好きで語りたい楽曲をピックアップしました。考えることが好きなオタクが思う超個人感想なので気楽に読んで頂けたら幸いです。

※発売順



☆Cardio

「 I can't stop 24/7 心配しないで」

24/7には本来の年中無休の他にいつも、どんなときも、と言った意味がある事をCardioで知る。いつだって止まらない、と言うのが彼っぽい。そして「心配しないで」の「しないで」の部分の少しねばる色に「この人の事好きになったらヤバイのに好きになっちゃうよな」感がありますね。この後のたけち~の「これから全て俺に任せて」が柔らかく良い対比だなと思います。

☆How are you

「계속 달려와 바빠도 난 너만 봐」

本人作詞の楽曲をあげるのは違反な気もしますが、触れずには居られない楽曲です。(この後も本人作詞に触れますのでご了承ください)その中でも好きな部分がこちら、「走り続け忙しくても(とも)僕は君だけを見て」なんだかここに彼の表現者を選び続けた軌跡が色濃く出ている気がして好きです。永遠性がない仕事を永遠にする人間はそういないですが、それを願い思い続けるようなひたむきな眼差しは見つめていたいものです。

☆CALL119

「ジャマな仮面もう捨てるんだ Away」

一番好きな表題曲でもあるので全箇所好きなのですが、彼っぽいを特に思うとここかなと。この後の「ハハハー」も込みで田島節な感じ。CALLは語りたいことが沢山あるんですが良いですか?まず田島くん出だしは間違いない。そしてたくみんとの合わさるパートとなる「I'm alright I'm alright 威風堂々たる自信 Let me show you everything」この歌詞がこのふたりなのがアツい。「威風堂々たる自信」と言うのがまたこのグループ時期の彼等にも合う感じ。そしてこのふたりと言えば前半理人と大夢でやっていたサビ前パートを二番ではこのふたりなんですが、この構成が上手いよなあ。デビューから次のシングルと言う大事な所で、まず(当時)理人と大夢という瑞々しさがありながら確かな実力と可能性を秘めたワクワクする布陣をおき、田島くんとたくみんという成し遂げてくれる安心とグループの未来まで繋ぐ持つもの。そしてCALLと言えばライブで大化けしまた評価が変わった楽曲のひとつかなと思うのですが、このりひろむからのたじたくへ繋ぐ熱のバトン。太陽と月が同時に存在するからこそ世界は存在するとでも言うような、と書いていくと終わらないので、この辺で。

☆We are

「目を開ければ 思わずにWow」

なんか単純にこのフレーズが面白くて好き。思わずにワオて。この後の「導かれた方へ~」まで合わせてここのパートが田島くんなのがINIのミソだなと思います。

☆BOMBARDA

「全然いらない Deja vu 全てパッと変える The brand new styleに」

個人的にこの楽曲辺りから歌詞における田島度(?)がまたグッと上がったと思うのですがどうでしょうか?説明不要なくらいにものすごく田島将吾感のあるここのパート。歌い方も面白いですよね、呪文みたいな。日本語が分からなかったとしても音で好きになりそうな癖があるけどカッコいいこの在り方。「全てパッと変える」が特にぽいなあと思います。「the」の部分が「さ」に聞こえなくもなく、「全てパッと変えるさ」って感じなのもいい。新しいものを手にしていく恐れない心、忘れた様に全部忘れていくわけじゃない。

☆DILEMMA

「どこまで逃げたつもりでも 無駄さ」

なんか田島くんって「~さ」が似合いませんか?ええ、それだけです。この楽曲における田島くんも当然に素晴らしいのですが、個人的に理人の「回り回って僕の城に戻ってく」からの「君は堕ちていく」の超低音からの高音の気持ちよさがたまりません。不安定になる一歩間違えれば不快にもなりそうな音作りのきもちわるさとINIの正統さのギャップがまた良いですし、個人的にコレオが好きな楽曲のひとつです。ヨンジュン先生の物語性。最近ヨンジュン先生ご無沙汰なのでぜひともまた組んでいただけたらうれしいなと思います。余談でした。

☆AMAZE ME

「こんなのが幸運かな」

INIの中でも歌詞人気が高いと思う楽曲。そしてなぜか活動期にお蔵入り状態であった大名曲ですね。アイドルオタクを筆頭に人類みんなAMAZE MEが好き。正直彼が目立つパートは特にないのですが、このフレーズ良いですよね。幸せって人によって全く違う中でふと浮かんでしまう顔がある、それは単純な恋だけではなくて人が人を思う時に優しく浮かぶような愛、こんなのが幸運かな。

☆Yummy!!

「Let’s eat together delicious meal 君が好きなのはどれ?俺?Which one? Oh」

問題楽曲ですね。心のタッカンマリ的に。シンプルに思わずにWowとなる歌詞なのですが、元々は全く別の歌詞でありラップでもなかったと言うのが配信後判明したのが事件。Ⓒ田島将吾の恐ろしさ。元々は「君が好きなのはどれ?」という歌詞とメロディ。詳しくはフロイニ#22、ドス鯉エンディングラスト1分あたりで語られているのでぜひお聴きください。即興でラップに出来る経験からなる確かな実力もですが、ここに「俺?」をいれてくるこのずるさ、ハマったら抜け出せないです。

☆Password

「限界超えて また新しくなる」

このPasswordという楽曲自体が田島くんというイメージがあると言うか、田島将吾の良い所がふんだんに感じられる代表曲だと個人的には勝手に思っております。冒頭のワードもささやくような声も抜群。そしてその後の「ついに見つけたMy secret number」と言う歌詞も好き。最近このPasswordという楽曲が発売当時よりアツいので良いですか?まずMVのどうにも怪しい田島さんが良い。全体的に不穏さがある絵がまた良いのと、ラストのビル崩壊現場に佇む彼の表情と脚5mさ。あとはINI楽曲の中でも音作りの気持ちよさがピカイチだと思うのですがいかがでしょうか。イヤホンや良いスピーカーで聞いた時の音の良さが痺れます。綺麗な湖と無機質ながら狂いのないビルディングを同時に味わったみたいな単純な気持ちよさでなく、ぞわりとするヨさがあります。で、「限界超えてまた新しくなる」シンプルながら、まさにじゃないでしょうか。細胞がどうあっても生まれ変わるのを加速していくような、その姿を見られる今、感謝。

☆STRIDE

「胸高鳴る方へ 歩くそれがMy way」

なんだか信条のような感じがするんですよね。いつでもワクワクすることを追い求めると言うのでしょうか、どうせだったら今はまだ見えない道でも飛び降りてみたらなんかあるかも知れない、どうあっても面白いかもと思えるひとが田島将吾くんじゃないかな~と勝手ながら。ここの歌詞もなのですが注目して欲しいのはここのコレオ、一列にメンバーが並んでいて彼以外は背中を見せていて、お互い肩に手を置きながら田島くんだけ後ろ歩きをしてるんですが、この絵がすごくハマるというか、絵としても存在としても成立させていていいなと思います。個人が思うに、田島くんは少年漫画のザ主人公と言うタイプではないですが、もうひとつの物語の主人公ではあることを確かにするような存在の素晴らしさを感じます。

☆Shooting Star

「挙行すら予測不可刺激的 飛び様眩しすぎ Like twinkle twinkle」

理人が大好きな楽曲(笑)ですね。個人的にはINI全楽曲の中でもTop5にはいる楽曲とコレオです。最初に聞いた時の衝撃度は歴代の中でも大きかったですね、トンチキさを感じながらバカほど恰好いい。コレオもほんとうにどこで音取りしてんねんという感じですが、サビの銃を作るフリも大人数だから組める構成も面白い。愛しています。そして田島くんのパートは勿論これです、ここから『田島将吾=星』伝説が始まったような気もします。田島くんってどんなひと?と聞かれたらこのフレーズを見せたいくらいにはここに詰まっていると思います。予測不可で刺激的、そして「飛び様眩しすぎ」事実過ぎる。Google検索で田島将吾のサジェストに「飛び様眩しすぎ」って出て欲しい。彼がワクワクするように、こちらはワクワクする。いつまでも進化を止めずにドキドキさせてくれる星に敬礼。

☆SPECTRA

「俺ら最強 これが才能」

もう余計な事は言わなくていいと誰もが思うでしょう。このフレーズを田島くんが歌うと言うことになった今がただ、嬉しい。それだけです。俺ら最強、これが才能。

☆Dramatic

「乱気流うまく乗って飛んで行こうぜ ターゲットは遠慮なく狙ってこうぜ」

ここのパートの田島くんカッコよすぎん?という事がまずひとつ。ターゲット遠慮なく狙ってんだよなあ。(ぜひPVをご覧ください)そして「過去の俺~」を頭の方で歌ってこの歌詞があると言うのがまた好き。このパートの好戦的と言うんでしょうか、やってやろうぜ、やってやるぜ、と思わずスリリングな無限の楽しさに笑いが出てしまう世界へ飛び込む感じ、良い。コレオも複雑じゃないのに格好いい、真似しやすくキャッチーで楽しい。身体で表現する面白さをとても感じられて、踊っていたら自然と気分が高まるだろうなと思います。乱気流島くんの前のパートの動きとか面白いですよね、あそこでああいった動きをいれるセンス。素敵です。

☆BAD BOYZ

「誰かに引かれてた糸 断ち切って俺の手でControl」

INI第一章の集大成とも言えるこの楽曲。恐らく人気投票したらTop3にははいるんじゃないでしょうか、歌詞も音も激アツ、コレオも激アツ。そしてINI歌詞を体現しすぎ問題の中でもこの楽曲の適材適所っぷりは光っているかと思います。好きなパートがありすぎる。特に迅ちゃんの使われ方が好みです、このマンネが居るグループって良いなあ。で、田島くんのパートは悩みましたがこちらに。この歌詞を田島くんが担当することになったことで、またこの楽曲そしてINIに深みが増すと言うか説得力が上がる。この後に大夢の名パフォーマンスパートが来るのも良いですね。色んな大人が居て、いろんなこどもがいる世界を10年見続けた彼が選び取っていくもの、きたものはなんだろうか。ふと考えます。そして外せないもうひとつ、「自分だけの生き方で このBeat上に火をつけ」ここ、最初は田島くんで次はたけち~なのですがこのふたりがここってのがまたとても良いんですよねえ。彼らの性格が似てるとかはないんですが、どこか頂点で出会った時に擦り合う様なぢりぢりとした火花の煌めきがあると言うのでしょうか。後半のダンスブレイクでシンメになる箇所があるのですが、ここのシンメの格別さ。もっとシンメさせた方がいい。シルエットは似ていながら互いの影にはなれなさそうで、興味深いです。そしてダンスブレイク終わりにたくろむちゃんがフロントシンメで駆けてくるのが好き。俺らのぷりきゅあ、光の塊。

☆Do What You Like

「白いMindmap まだ未完成」


完成することがきっとないんだろうな、と言うのが彼な気がしています。
他の人から完成してるよ、もういいんじゃない、大丈夫だよと例え言われても歩みを止めないと思うし、きっといつまでも「まだ」と言う心があるからこそ変化を恐れずにチャレンジしてみたりするんじゃないかって。でもちゃんとそれまでの自分がどうあったかって事を記録も記憶もしている彼は、なかったことにはしないんですよね。通り過ぎたことで、道になっている自覚があるから急ブレーキを踏むことも、アクセル全開にも出来る。この歌詞の後に大夢の「完璧な必要はない」が続きますが、目指さないけど目指している所が素敵だなと思います。


☆Runaway


BTC武道館で聞いて印象が変わった曲のひとつ。自分にとって毎日聞くと言うよりは、そうだ、この曲が私にはあるんだと言う、鍵がついたオルゴールの中に確かにあるもの。静かで果てない怖さと守られるような果てないあたたかさ、輪廻転生、見えるものと見えないけど感じるもの。

BTCで聴いた時は夜の海に星と月灯りが輝いてただなんだか涙が出る、という感じだったんですが、RTPで改めて聴いた時は不思議と昼の気持ちいい日があたるような良い安心感と言うのか、なんか今年もこうして歌ってくれるのが、太陽が当たり前にあるわけじゃないんだよなとでも言うような。このあとにSTRIDEが続いたから、その印象もあるのかな?

変わらず毎日聴くと言うよりは、ふとした時に聴くと「そうだよな、いいんだよな」と。自分を許せるような楽曲です。

☆New Day

「普通のルーティーンじゃ 満足できないな」

単純に好き。満足できなさそう。「な」が「の」っぽく聞こえる事によって、満足できないの、とも捉えられる感じが面白い。転職活動と言うか、自分のしていきたいことは何だろうと特に考えていた時期にこの部分を聞いてマジでそうなんだよな、と思った思い出。

☆FANFARE

「You know,誰が何言っても My ego,変わる事ないよ」

説明不要なくらいに「これです、田島将吾くんは」と言いたくなる第二章の幕開け曲のこのフレーズ。特に「My ego,変わることないよ」が好きですね。だって、そうじゃん。と言いたくなるような説得力。進化と変化ってちょっと似ているなと思うのですが、変わっていくけど変わっていかないものというのは全てにおいて大事だなと思っていて、自分が田島くんの事をなんというかあまり心配に思ったりしないのは〈My ego〉を感じ続けているからなのかも知れません。彼が大事にしたいと思う事を、大事にしていきたいと思う次第です。

☆DROP

「邪魔な荷物は忘れて Leave it now 体一つで乗り込む Like a star」

DROPは正直もう良い所だらけなのですが、この部分で『田島将吾=星』が確定しました。体一つで乗り込むってのが良いんだよなあ、シュースタ、ドラマティックときていつでも飛べるというのか、覚悟をいつでも持っているひとじゃないですか、田島くんって。きっと、全てではないという事を知っていても進んでみる事が出来るだろうからいつまでも魅力的なんですね。星ってその距離を言われてもパッとどのくらいだなと分からないくらい遠いけれど、見上げればいつでも側に合ってどこか安心できるような、守られているような。確かにステージの上で輝くのに、同じ東京の街を歩く彼も居る。田島くんが星じゃなくてアイドルで良かったです。もし星になったら、その時は宇宙で出会えたらいいな。

☆HANA_花

「Only for you (君だけ)」

「君はずっと美しい ありのまま居て欲しい」の部分も好きなんですが、こっちの部分で。INI表題には珍しいと言うか初挑戦のようなこの楽曲でしたが、何だかこうナンバーワンよりオンリーワンに輝く曲。日本語の方の「君だけ」と同じ意味だとは思うけれど、韓国語verの方が"らしい"かなと。「君は~」の部分、韓国語だと「네 모습 그대로 있어 줄래 아름다운 널 바라볼래」で、いつもかわらないそのままの姿でいてね、そんな美しい君を僕はずっと見つめてるから(※超意訳)という感じでこれもまた良いんですよな。田島くんって見つめてるが似合う男。

☆TAG

「必要ない計画的な思考 惹かれるまま Let's get it done」

この"TAG"という楽曲自体がTHE田島くんって感じなので悩ましいんですが、ここのパート好きなんですよね。で、この後のダンス込みで。今最新の田島くんってよりは私がずっと描いてた田島くんのイメージ歌詞で、"惹かれるまま"ってのがぽい。いやでも「High grade from head to toe 保障付きこの TAGには My logo唯一無二」も相当良い。"唯一無二"もアイドル人間としてめちゃくちゃ似合うからな。ン~、でも惹かれるまま、なんかそれがやっぱり良いな。恋って頑張ってするもんじゃなくて自然に落ちるものっていうじゃないですか。気が付いたら頭に浮かぶ、声、瞳。焦れていく姿。浮かびます。

☆10 THINGS

「Baby 君に出逢えて 明日が好きになった」

まあ、本人のパートじゃないんですけども。イレギュラーランクインさせてください。(すみません)やっぱりこの楽曲のキーフレーズはここじゃないかと思っていて。田島くんがここの部分を書いたという事で、ここのこの歌詞がINI楽曲の歌詞の中でもかなりグッときたんですよね。「出会えて」が「出逢えて」なのがまず良い。そして「明日が好きになった」このこれ………凄くないです?「明日」ってワードが出るのが天才だなと。ここに詰まっているじゃないですか、この楽曲の思いが。モノクロの日々が7 Colors Rainbowの君そのものみたいだ、が。ちょっと泣けるまである。さまざまに
愛の形はあるけれど、ただピュアに人を思い生きる美しさと言うのか、なんかこの歌詞を書ける田島くんという青年の純真さ。刺さります。

☆'LEGIT'

「さぁ、始めようここに We the LEGIT, check, no cap」

どこにしようか、英語の長RAPの部分も凄く良いから難しいなと思ったけれど、この歌詞が田島くん担当になったのが私はINIチームとしての彼っぽくてとても良いなと思っていて。うん、なんかそんなシンプルな理由。"始めよう"って言える人間ってそんなに多くないかなと。その言葉に説得力と色を持たせられる人って言うのかな、嘘なしのホンモノである煌めき、みたいな。世界に捧げることのできる確かさ。好きです。

☆Dirty Shoes Swag

「I got no reasons ay 感じるままに Right 天変地異 起きても変わらない My vibe」

アルバム全部取り上げたい中、作詞参加曲を。田島くんから歌が始まるのも良いし、京セラ生でも良かったし、この歌詞をもう世界に見てほしい。"天変地異起きても"ってのが良い。この楽曲自体の歌詞がとても好きなんですが、たじろむそれぞれどこを担当したかが分からない中、ここは彼っぽいと思ったんですがどうだろう?違ったとしても凄くハマるフレーズだと思います。ちょっとFANFAREの「My ego 変わることないよ」と似ているんだけど、何だかもっと自由になったと言うか、固執しているわけじゃないというか。新しいものを取り入れていく柔軟さや知ることも大事だけど、自分が愛用してきたものや考えも捨て去っちゃうんじゃなくて、これも、いや、これがいいと言うような。今ふと浮かんだのはトイ・ストーリーで、あの作品も主人公のアンディが歳を重ねるごとに(作品が進む事に)変わっていくけれど、かわらないものを持ち続けているじゃないですか。本人が雑誌で「"自分の軸を持とう"と言うメッセージ性を込めている」と話していた通り、ひとつそうした物を持って、でもまだまだどのようにもなっていく、INIチームや私達のまだ見えない先にも繋がりつづけるような楽曲だし、彼に似合う曲だなと思います。

☆Ferris Wheel 「閉め切ったWindow 開けて眺めるんだぼーっと」

ここ妙に好きなんですよね。本人のそうしている姿が考える前に浮かぶと言うか、この楽曲は作詞に藤牧さんと理人が参加していますが、恐らくここは牧さんのはず。「気が変わるまで 目を閉じよう」は田島くんからきていると話していたことがありましたが、ここもそうなんじゃないかなってくらいに個人的にはハマってます。田島くんって牧さんの物語の中の登場人物にしやすいのかな、とか、それともどこかひとつの理想像として田島くんの姿があるのかな、とか考えてみたり。尊敬する、と話していたこともあるのであながち間違いでもないような気がしながら、たじ牧に注目していきたいです。なぜならシンパシーケミなので。(※今は亡きGyaoの初期番組より)

◎HERO

「世界の真ん中はここにあって」

田島くんではなく、まさやくんのパートなのですが、INIの全楽曲全パートの中でも個人的に大好きであり、INIを感じられるパートを本当の最後に紹介させてください。

HEROという楽曲はご存じの方も多いですが、WANIMAさんが提供してくださったINIにとって初のバンドサウンドであり、彼らが日本で生まれたボーイズグループだなというのを感じる曲でもあり、ドラマ主題歌にもなったりと、INI歴史の中でもまたひとつのターニングポイントのような楽曲や背景だったと思います。

「同じ時間を過ごす中で11人ともそれぞれ誰かのかけがえのないHEROになっていくんだなと感じました。」(WANIMA KENTAさん)

こちらの言葉やライブ、メイキング、ラジオでかけてくださった様々な言葉が印象的で、まさに彼らは11人それぞれでそれぞれの個性と魅力を持ち、歩みを続けているのだなと。

そして名歌詞の中でもこの「世界の真ん中はここにあって」と言う歌詞を、木村柾哉くんという人間が歌うのがINIがINIである理由、惹きつけやまないその輝きたちのように感じます。この歌詞で素敵だなと思うのが、「世界の真ん中は」の「は」。「世界の真ん中が」ではないんですね。「真ん中はここにある」と「真ん中がここにある」は日本語表現ならではの繊細な難しさがありますが、「世界の真ん中はここにあって」という表現を選んでくださった事に、彼らが持つ果てしない無限の可能性と大地に足をつけ背を伸ばす気概、目の前は空。

まさやくんと言う男の子は、もし他の子が白米だとしたらそれを生み出せる大地や水、そんな感じがしています。果てしない何か、底の見えない、底なんてそもそも存在していないような、ずっといった先が暗闇なのか強すぎる光で暗くみえるのか分からないような、全知全能の神感すらあり、ステージに立つ彼は文字通りにその溢れる生命力、湧き上がる魂を削るように輝かせ、心を支配するほど奪える力。もうここまで書くと何者なんだって感じですが、彼の素敵な所はそうした天才的ともいうのか、生まれ持った才能も気質、変えようのないものを持ちながらも懸命に努力を重ねられること。けして全知全能ではない、人間であること。泥臭くあることを恥じないで、泥にまみれたとしても這い上がり、そして自分に溺れず世界を見る力もあること。

で、そんな彼が歌い上げる「世界の真ん中はここにあって」ってもはやINIだけでなく、こうして好きな自分たちの希望や勇気でもある気がしちゃうんですよね。まさやくんの事をこれでもかと書いちゃいましたが、理人がハモなんですこの楽曲!またこの人選が天才か?と言う。信じる人と信じていける人。「世界の真ん中は」はふたりなんですが、「ここにあって」はまさやくんのみ。世界の真ん中はここにあって。もし彼らから離れてしまう時がきたとしても、こうして歌っていたことはいつまでも忘れないでしょう。

◎MORE
「誰より光ってみせるから」


最新曲より今年の追記でひとつ。
この部分は複数のメンバーが歌っていて、それぞれの良さが本当にグッとくるんですが特にまさやくんのこのフレーズがとても好きで。

私はまさやくんの事を「地球」と呼んでいるんですけれど・・・(笑)
上記にも書いた通り、大地や水のような存在だと思っているし、正直彼がリーダーとして居ないチームだったら今のチームの形とは変わっていたんじゃないかな、と思うくらい特に影響力のあるメンバーだと思います。

で、なぜ特にまさやくんの部分が好きなのかと言うと、ここの彼のフレーズが叫びに聴こえるんですよね、物理的に叫んでいるわけでは無くて、番組の時のような姿をフラッシュバックさせるんです。2022年のカドカワで「何度かオーディションに挑戦して、良い所で白紙になってしまったことも経験した」「いつの間にか"しょうがないよな"と思うようになった」感情を大きく表すタイプだったけど、冷静に物事を見るようになった、いつの日からか自制するようになって、そのお陰で全てを客観視できるようになった、と話していて当時読んだ時にだいぶ衝撃的だったんですが、そうした気持ちを持ちながら番組に挑戦して、前へ前へとハングリーさを持ってはげんでいたあの感じと被ると言うのでしょうか。

今のまさやくんはINIという居場所に対して、2022年当時よりもどこか気を抜ける、安心できるずっと掲げている家族、お家のような所もあるんだろうけれど、ぬるま湯につかる様な人ではなく、良い緊張感を常に持っていて、この「誰より光ってみせるから」を聴いた時に、そうか、このひとは未だにずっと挑戦し続けていて、自分にも世界にも誓い続けているんだな、と。不思議と泣きそうになってしまい、戦場へ赴くその背中の広さと、傷ついた武器と鎧に気付いてしまった感じ。で、番組中はそれがどこか孤軍奮闘のような感じだったところに、今はいつでも手を差し伸べたり、肩を組み立ち上がる仲間がいて、だから立てるんだ、と。とにかく好きです、ここの彼が。これからも彼が、11人が光立つ姿を見届けられますように。



2024.5.10


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