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【感覚コーディネーター③】視覚2:よく見るとは、どういう風に見れば良いの?

「よく見て」というときの見方

前回は、じっと見る(ハードフォーカス)とカラダが固まるということを書きました。「ボールをよく見て」と言われてボールをじっと見てしまうと、カラダが固まって動けなくなっているのです。それでまた「ボールをよく見て」と言われて、さらに動けなくなる。

では、どういう風に見れば良いのでしょうか。

言葉にすると
・対象が眼に入ってくる/飛び込んでくる
・対象をぼんやり見る
・対象だけでなく周りも見る
・後頭部、目の後ろの方から見る
ようなイメージです。
こういう状態をソフトフォーカスと言います。

ソフトフォーカス

ソフトフォーカスのときは、
・対象が見えていながらも周辺も見えている
・重心が真ん中もしくはやや後ろにいく
・カラダがつながっている
・頭とカラダが連動している
・動きやすい
などの特徴があります。
いわゆるゾーンはこのソフトフォーカスからさらに集中力が高まった状態と言えるでしょう。

言葉にすると小難しくなりますが、前を見ながらも周囲も気にしている車を運転するときのような見方です。

ソフトフォーカスについての説明動画はこちらをご覧ください。


ソフトフォーカスの練習方法

ソフトフォーカスの練習としては
(1)後頭下筋群/後頭部を弛緩/活性化する
(2)後頭部を弛緩/活性化する
(3)視野を広げる
などがあります。
それぞれ例を挙げていきます。

(1)後頭下筋群/後頭部を弛緩/活性化する
 ①後頭下筋群周辺(盆の窪)に指を当てる
 ②目を閉じた状態で、目を上、斜め上(左右)、横、斜め下(左右)、下と
  何度か動かします。
 指の奥で筋肉の動きを感じられなかったら
 ・指を当てる位置を変える
 ・目を開けて大きく動かす
 ・少し深く当てる
 などするとわかると思います。

後頭下筋群

(2)後頭部を弛緩/活性化する
 ①後頭部に手のひらを当てる
 ②手のひらが当たっているところを感じながら、
  見えてくるものをぼやッと見る。

(3)視野を広げる
 a)目を左右、上下、斜め、前後にゆっくりと動かす
  →段々見える範囲を広げる
  指を動かしながらそれを追うのも良いでしょう。
 b)視線を左右、上下、斜め、前後にゆっくり動かして、
  視線に先導されるように首を動かす。

1つでも2つでも試してみてください。

(1)後頭下筋群/後頭部を弛緩/活性化する:20分15秒
(2)後頭部を弛緩/活性化する:13分3秒
(3)視野を広げる:6分46秒
の動画は有料となります。
ペアワークでやっていますが、セルフでも可能です。

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