結局戦争は起きたら...
前回まで、いろいろと述べたが...。
正直のところ、どういう風にやっていくべきか?というのは頭が痛い問題。
例えば、声をあげて、戦争を終わらせようとした結果、別の火種ができるのではないか?という危惧もある。正直のところ、反戦運動家の中には、信用できない者もいることは知っている。特にウクライナを持ち上げるような連中とかね。ウクライナとロシアの歴史をそれこそ、無視して。
いずれにせよ、日本で、騒動が起きることが一番まずいと考えているし、この手の戦争では、人々は分断されかねない。
特にロシアの文化や戦争を支持していない他国のロシア人やロシア関係の仕事をしている人にまで手を出すようだと、果たしてどうしたらいいか?という疑問まで持つ。
後、ウクライナのためというよりも、国内の内部の争いのためにやってるのではないか?と思われるものなど疑念が湧いたりする。
そして、「共感」を煽ることで、自分の意見を正当化しようとしている連中に疑問を持っている。
ただ、一つ、どういうデマがあったにせよ、一言、言えるのは、
春秋に義戦無し。彼(かれ)、此(これ)より善きは、則(すなわ)ち之有り
これは、孟子の人心に出てくる言葉らしいが、どの春秋・・・戦でも結局は正義の戦いではなく、単に「あっちはこっちより義があるだけ」というそれだけのものでしかないという意味。
これらを我々は考える必要があると主張する。
いくらデマやそれに伴うプロパガンダを流そうが、結局は、そんなものだと。
アメリカがイラクに侵攻した時もそうだったが、「正義の戦い」なんていうものは、はっきりいって「ない」。
この点を考えなければ、いずれ、どちらかの勢力に与せざるを得なくなるだろう。積極的か消極的かは別として。
冷笑系がどうのこうのとか言ってる場合ではなくね。
むしろ、戦争に正義があると思っている方がまずいし、ニュースでさえ、プロパガンダになりうると言ってもいい状況で、単にデマ潰しに勤しんだところで、決して、事態は好転しない。
それと、デマ潰しの最大限の問題点は、一方的にデマ認定する際に、その土地の歴史や情勢をしろうとしなければ、結局、真実がデマと認定される。その結果、デマだと認定された側の勢力が「過激化」していくことに繋がるし、デマだと認定した方を「詐欺師」だと認定する危険性すらありうる。
その場合、果たして、ニュースやそういった自称平和活動家に対して、疑問をもつものが現れるだろうし、そして、そういったのが結局は、陰謀論に加担していくことになる。
それが決していい結果になるとは思えないし、戦争を止めることには決してつながらないのではないか?という疑念すらわく。
単に、一方的な侵略をやったから、ロシアが悪いという発想だけで動いた場合、そのうち、戦争に加担していない、特に国外にいるロシア人や、ロシアと関連のある仕事を生業にしている人、ロシア人以外も考えられるが、そういった人に危害が及ぶのではないか?という懸念があったし、実際、そういう危害を加えられたという事件もあった。
もちろん、人道的な視点からやっている活動家もいるだろうが、それとは別の「嫌がらせ」をするような連中が混ざっていると私は考えている。あの手の反戦の連中にはね。そういう連中とは、距離を置いて活動をせねばならないのでは?
戦争では、冷めた目で見なければ、結局、意図せず「消極的」にどちらかの勢力に加担せざるを得なくなるだろう。
問題は、戦争になれば、当然、犠牲者が出るし、戦争のせいで、路頭に迷うかもしれない。
その具体例を強調して戦争反対 を唱えるべきだろう。
右派、左派、関わらず。
さもなければ、結局、どちらかの勢力に意図せず消極的に加担することになる。ウクライナのネトウヨとして動くことになるか、ロシアのネトウヨとして動くことになるか、その二択しかなくなるだろう。
後、ロシアとウクライナの戦争のせいで、今後、入手できない鉱物などの輸入品があると思う。
別のルートでも入手できるようにリスクヘッジをしているだろうが、もし、それができなかった場合、当然、そういったものが足りなくなる。
まだ、不足を実感する前に、代替品でもなんでも使ってでも、使っていく必要があると思う。後、なるべく、節約するということね。
怖いのは、不足を実感する時に、あの時「ロシアの方についていれば」というアジテーションが絶対起こる。それに、乗っからないようにするには、具体的な物質の不足を補う必要があると思う。
それをすることで、結果的に、やけを起こした勢力で二分されることは無くなるのではないかと思いたいが、こればかりは今後、どうなるのか全く予想はつかない。
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