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謎の手紙:こんな高校本当にあるの?

これは、以前、知り合いから見せてもらったもの。

これは現実なのか?それとも夢なのか?

フィクションなのか?ノンフィクションなのか?

正直、分からない。

ただ、もし、こんなことが有るとするなら、これは大問題ではないだろうか?

ちなみに、黒塗りされていたところはXで表わしている。

                                                                            平成XX年XX月X日

XXX知事 

XX XXX 殿

XXX立XXXX高等学校で常態化している校長の問題行動等について

貴職におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。XXXの未来を担う子供たちのために、勇気をもってこのお手紙を差し上げたことをご理解ください。

表題の通り、XXX立XXXX高等学校長の問題行動が常態化しております。以下に問題行動・言動の一部を掲載いたします。匿名での通報のため、詳しい内容にあっては、第三者調査員を派遣頂き、当該高等学校の教職員へ聞き取り調査を行うことで判明するものと思います。尚、本相談は公益通報者保護法に基づき慎重かつ厳正に対応することを願います。 

本紙を当該者に見せる等、通報者が特定されうる事態が無きよう最大限のご配慮願います。

※XXX立XXXX高等学校(全日制課程)

…平成XX年度よりXXXXXXXXXXとして指定。XXXXXXXXXXとは、基礎の基礎から勉強の学びなおしのできる学校である。小学校から中学校まで可能性がありながら、頑張っても力を発揮しきれずにいる生徒のやる気や頑張りを評価する学校である。

①    学校教育法施行規則(学則)の運用規定違反

X立高等学校では学校設置にあたり、学校教育法施行規則に則り学則(教務内部規定、以下、教務内規)を管轄行政へ届出申請をし、その内容で認可を受けることにより学校運営が成り立っている。つまり、教務内規とは学校運営の根幹であり、内部規定とはいえ学校教育法施行規則に基づいた内容で運営しなければならないのが前提となっている。

しかし、管轄行政の認可を受けているはずの学則が校長、教務主任の独断で変更が行われている。

全国のほとんどの高等学校(全日制)では、生徒の規則正しい生活を育むことやきちんと授業に出て学習することなどを目的として、最低限度の欠席時数のルールを設けている。当該高等学校のみならず、全国の高等学校で“毎日学校に来てきちんと授業を受けましょう“という当たり前のルールがあるのである。それが、教務内規として明示してある。当該高等学校の場合も、欠課時数が規定時数を超えると単位が修得できない(いわゆる未履修)ことになっている。

当該高等学校はXXXXXXXXXXなので、座学だけではなく園芸や調理など様々な体験を行える「XXⅠ」や自分の進路を考える「XXXXXXXXX」という授業が設定されている。ここでの問題は、これらの授業に欠課規定時数が設けられていないことである。

これは特異なことで、当該高等学校を除く全てのX立XXXXXXXXXXでは全教科で欠課規定時数が設けられており(調査済み)、当然だが、超過すると単位の修得ができない。しかし当該高等学校では、欠課規定時数がないことで、授業に出席しなくてもよいと判断した生徒が授業中に中抜けをしたり、廊下で騒いで授業妨害を行う等、真面目に授業を受けている生徒に不利益や不公平が生じている。もちろん教員が指導をしているが、欠席が怖くない以上聞く耳をもたない。当然である。尚、XXⅠの授業では市民講師が専門的な内容を享受していることも多い。それゆえ、今後、校長に「補習しろ。」などと命令された場合、誰が何を補習するのか見当もつかない。

XXⅠやXXXXXXXXXに関する教務内規(欠課規定時数や評価方法)はXX高校XXXXXXXXXXのパイロット校であるXXX立XXXX高等学校に倣って規定することとなっていた。無論、XXXX高校では欠課規定時数超過による未履修は存在する。当然、校内の教育課程委員会ではパイロット校の教務内規に倣って規定を詰めていた。しかし、多くの教職員の知らない内に、校長と教務主任の間でやり取りをして、欠課規定時数を設けないことなど、勝手に重要な規定を変更され、4月の職員会議に突然打ち出された。それが現在の教務内規となってしまっている。(変更に係る詳細な内部資料あり。)

前述の内部資料を基に、企画調整会議や職員会議でこの件について説明を求めたが、「もうこの教務内規で始めているので変更はできない。」と一蹴された。繰り返すが、教務内規は学校の根幹である。校長の独断で勝手に教務内規を変更されていては教職員も把握できず、生徒・保護者に説明ができない。

また、今現在、校長は普通教科や専門教科においても欠時の概念を無くそうとしている(まだ行われていないが、その可能性が高い行為)。端的に言うと、「著しく年欠(年間欠時)超過している者でも全て補習をして進級させろ。」というものである。もちろん、病気入院などの事情で学校に来たくても来られなかった生徒に対して補習をすることは特例として認めても構わない。しかし、校長が「補習しろ。」と言っているのは、学校に来ていても授業に出席しない性行不良の生徒や著しい長欠の生徒である。校長は“中途退学率”という数字にしか興味がないのである。生徒・教職員のことなど二の次なのである。

ある教員に対し校長は、今年度末の成績会議で、どんなに評定で「1」がついた生徒も、全員進級させると明言した。(この件についても教務内規を完全無視)。教務内規に則って指導している教科担任の指導、評価、判断を完全に無視するという意味にとらえられる。これも校長権限だと言い張り、横暴に出るならば、教科担当が日々授業、考査、評価を行っている意味はどこにあるのでしょうか。どんな成績をとろうと、授業に出ようが出まいが進級、卒業出来るなら、誰が学校に通ってくるのでしょうか。最終的に全員無条件で進級させるならば、校長が全て授業を行えば良いのではないか。平素の生徒の状態など勘案してもらえないのだから。

当然だが、真面目でやる気がある生徒に対しては、多少成績が振るわずとも、根気強く補習を行っている。本来のXXXXXXXXXX向きの生徒を救う為の教科の取り組みである。

校長の独裁的な判断がもたらす最悪の結果が、当該高等学校の定時制課程で起こった。定時制課程においても校長は同一人物である。定時制課程でも無論、教務内規が存在する。ここでも校長は中途退学率の数字だけを追い求め、絶対にやってはいけないことをしてしまったのである。それは、欠席時数が超過している者(進級要件に満たない者)を校長の裁量で進級させてしまったのである。その後のことは想像に容易いが、今年度から授業に出席する生徒がいなくなった。学校に行かなくても進級・卒業できることが分かってしまったのである。このままいくと今年度末も同様に教務内規を完全に無視し、校長の独断で進級・卒業させると思われる。そうしなければ辻褄が合わない。ならば、もう学校に登校する生徒は居なくなってしまうのではないか。このような生徒を育成することがXXX(XX)の意向なのか。このままでは全日制課程も同様に学校に来なくても進級・卒業ができる高校になってしまう。もはや、こんな場所を学校とは呼べない。登校して授業を受けるという最低限のルールすら排除してしまうのだから。

②    管理職としての資質の欠如

【対教師暴力に対する対応等】

 対教師暴力は、教職員に対し絶大な恐怖と身体的苦痛、心理的ストレスを与える重大案件である。対教師暴力案件ではもう二度と教壇に立てなくなる教師も少なくない。当該高等学校の校長はこのような重大な問題事案が発生しても教員側への人権配慮やフォローは一切ない。「一刻も早く生徒を特別指導に入れろ。生徒はとにかく辞めさせるな。」の一点張り、中退防止率という数字だけを求めた校長のこの発言は最前線で働く教職員の人権を無視したものである。性行不良の生徒を頑として辞めさせないばっかりに、大人しい生徒は怖がり、進路を変え、残る生徒の質は下がる一方である。それでも担任の努力で、性行不良の生徒をその子に合った道で進路変更させてきた。しかし、校長は「辞めさせる高校だと思われる。こんなんでは来年も定員割れを起こす。」などと本来のXXXXXXXXXXの意味を完全に見失った発言を繰り返ししている。人数は少なくなっても、ここで学ぶべき生徒が学べればそれで良いのではないでしょうか。

昨年度末の職員会議にて校長は、「XXXXに入り、頑張ってやり直したい生徒を応援する。頑張っている生徒を邪魔する奴は許さない。そういう生徒は切ること(進路変更を促すこと)もやむを得ない。」と発言。この発言に教職員たちも賛同し、この育成目標に向かって指導していた。しかし、現状は全く異なり、当該高等学校で本来、守らなければいけない生徒が、これらの性行不良の生徒が学校に残り続けていることで学校が嫌になってきている。この学校は合わないと言い、辞めている者もいる。これはどう見ても本末転倒である。こんな性行不良の生徒が残り続ける高校を選ぶ保護者・生徒がいるだろうか。XXXが作り上げたいXXXXXXXXXXはこれで正解なのか問いたい。表面的に見れば当然、中途退学率は減少するだろう。しかし、内面は負の連鎖に陥っていることを分かって頂きたい。また、我々教職員の人権は誰が守ってくれるのでしょうか。教師に人権はないのだろうか。

【現場の教員に対するパワハラ発言】

 とにかく中途退学率の数字だけにこだわる校長は、学校のルールを完全に無視した発言をしている。

・「年欠がオーバーしたならオーバーした分だけ何時間(20時間でも30時間でも)でも補習しろ!」

・「年欠がオーバーしたくらいで、担任の分際で何勝手に進路変更させているんだ!」

・「年欠?そんなの○○(←教員の名前)に補習させればいいだろ。」

・「すべての決定権は校長である俺にある。勝手なことをするな。」等パワハラまがいの発言が多々ある。今まで校長の横暴に声をあげていた教員は飛ばされたため、校長に逆らう者は誰も居なくなった。

この他にも、校長室等で副校長や学年主任に対して怒鳴り声をあげるなど、権力を振りかざし、威圧的で周りの教員が何も言えない状況を作り上げている。確かに、学校のあらゆる裁量は校長に委ねられている。しかし、これではまるで独裁である。第一線で働く教員がどのように感じて行動しているのかは全くの無視。教職員を管理する立場である管理職としてあるまじき言動や行動をとっている。

校則に則った頭髪指導について、X議よりクレームが入った際には、その生徒だけ特別扱いし指導を免れた。校則に則り、正しい指導を行った教員が当該生徒に謝らなければいけない事態も招いた。こんな不条理なことがあるだろうか。教育現場に政治が介入するなど言語道断である。X議が知り合いの生徒は指導を免れ、そうでない生徒は指導を受ける。このような不公平さをどのように解消すれば良いのだろうか。

<要望>

年度途中ではあるが、生徒はもちろんのこと現場の教職員の為に、まともな感覚をもった校長を異動させてきてほしい。我慢の限界である。校長の独裁的な学校運営の影響で現場の士気は著しく低下している。この校長のもとで働きたいとは思っている教員などいない。このような異常な実態のある学校なので、実力のある教員は次々と異動希望を出し、その穴を新規採用の教員で埋める現状がある。校長を変えない限り当該高等学校が良くなることはないだろう。

この件に関して、早急にそして内密に第三者が調査を行って頂きたい。現場の教員の大多数が校長に不満を抱え、従事しているのが現状である。当該高等学校の教職員に聞き取り調査を行えばすぐにあらゆる事実が判明するでしょう。XXX及びXXが育成したい子どもは教員の指導を無視し、他の生徒の学習権や教員の人権を奪う生徒なのか。それとも、本当に勉強をやり直したくてXXXXXXXXXXを選んでくれた生徒なのか。どちらなのでしょうか。「指導しろ。」と言われてしまえばそれまでかもしれない。しかし、家庭での協力が仰げないことが多い昨今、教員の指導には限界がある。守りたい生徒をどのように守れば良いのでしょう。この相談がX立XXXX高校を変える第一歩になってもらいたい。

この相談を軽視され、調査に乗り出して頂けないのであれば、報道機関に相談し、X立高校の現状を伝え、XXの民意を問いたいと思う。真面目な子を守りたいだけなのです。正直者が馬鹿をみる教育で良いのでしょうか。確かに、中途退学率減少への取り組みは大切である。しかし、数字が減少すれば政策は成功なのでしょうか。中身はどうでも良いのでしょうか。

末筆ですが、この手紙をお送りしたことが良かったのか分かりません。通報者が特定されるのではないかと畏怖しております。しかし、XXX知事だからこそ、勇気をもってこのお手紙をお送りしました。教育の最前線で働く一教師の声にも耳を傾けて頂けることを期待しております。

(原文ママ、但し、黒塗りのところはXで表わしている。)

そもそも、不思議なのは、ここは本当に高校?

だって、この内容によると、ふざけて授業規律を守れない生徒がいるわけで、それだけでも、退学になってもおかしくはないはず。

でも、実際は、中途退学率を、悪い意味で減らそうとしている。

どうも、その点が非常に懐疑的だと思う。

それにしても、どこの都道府県での話だろうか?

年代も平成に起きたことしか分からないし。

平成の初期のバブルの頃なのか、はたまた、平成の終わりの事なのか?

それすらも分からないので、時代背景が分からないから、何とも言えないけどね。

校長の権限って、こんなにあるんだろうか?

どうも、それは疑問にしかないな。

しかし、どこの高校の話なんだろうな・・・。

そもそも、普通科高校・・・には見えないし。

ただ、一つ言いたいのは、どういう体制であれ、生徒のためになっているかどうかが全てで、それでなければ、結局、その高校は愛想を尽かされるだけだろう。

まあ、生徒の方は生徒の方で、あまり勉学に力が入っていないようにも見えるがな。

よろしければサポートをよろしくおねがいします。