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魔女のサバトとエスバットとは?
魔女見習いのミーミラです。風の魔女のアトリエで筆者が学んだことをアウトプットしています。今日のテーマは【サバト】
「魔女のサバト」と聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか?
暗い森の中で魔女たちが集まり、焚き火を囲んで怪しい呪文を唱えている…そんな少し不気味で神秘的な光景を想像する方も多いかもしれません。あるいは、ホラー映画や小説の中で描かれる「悪魔崇拝の儀式」のようなイメージが頭をよぎるかもしれませんね。
確かに、歴史の中で「サバト」という言葉は、魔女狩りや中世ヨーロッパの迷信によって、悪魔との契約や恐ろしい儀式と結びつけられてきました。しかし、現代の魔女やウィッカの世界におけるサバトは、そうした暗いイメージとはまったく異なります。実際には、自然との調和を祝う美しい祭典であり、私たちの暮らしにスピリチュアルな豊かさをもたらしてくれるもののように感じました。
そして、サバトだけでなく「エスバット」という月を祝う儀式も、魔女たちの重要な実践のひとつ。これらの儀式は、自然や宇宙のエネルギーとつながり、自分自身を見つめ直すための時間でもあります。
では、そんな魔女のサバトやエスバットとは一体何なのか?その扉を一緒に開いてみましょう!
この記事では以下についてまとめています。
サバト(Sabbat)とは?
1. サバトの基本的な意味
サバトは、魔女やウィッカ(Wicca)の伝統において、自然のサイクルや季節の移り変わりを祝う祭典のことを指します。特に、太陽の動き(春分、夏至、秋分、冬至など)や農作のサイクルに基づいて行われるのが特徴です。ウィッカの信仰体系では、サバトは「一年の輪(Wheel of the Year)」と呼ばれる8つの祝祭日として体系化されています。Wheel of the Yearについては後日詳細を投稿しますので、今回はざっと概要をチェックしてみてくださいね。
2. サバトの種類(一年の輪)
サバトは以下の8つの祝祭日で構成されています。それぞれが四季の移り変わりを象徴し、自然のエネルギーに感謝し、調和するための儀式が行われます。
●ユール冬至(12月20日前後)
冬のピーク、再生と希望。
●インボルク 2月1日~2日
冬の終わりと春の訪れを祝う。再生の兆し。
●オスタラ 春分(3月20日前後)
春の到来とバランス、新しい始まり。
●ベルテーン 5月1日
繁栄、豊穣、生命のエネルギーを祝う。
●リーザ 夏至(6月20日前後)
太陽の力のピーク、繁栄と感謝。
●ルーナサ 8月1日
収穫の始まり、感謝と準備。
●メイボン 秋分(9月20日前後)
収穫のピーク、バランスと感謝。
●サムハイン 10月31日~11月1日
死者とのつながり、新しいサイクルの始まり。
3. サバトの目的
自然との調和:季節のエネルギーを感じ取り、それに感謝する。
魔術の実践:それぞれのサバトに適した魔術や儀式を行う。
コミュニティの結束:魔女仲間とともに祝うことで、絆を深める。
エスバット(Esbat)とは?
1. エスバットの基本的な意味
エスバットは、サバトとは異なり、月のサイクルを祝う儀式のことを指します。特に満月や新月のタイミングで行われることが多く、月のエネルギーを活用して魔術やスピリチュアルな実践を行います。
2. エスバットの特徴
月のサイクルに基づく:エスバットは、月の満ち欠け(特に満月や新月)を中心に行われます。
個人的な実践が中心:サバトがコミュニティで祝うことが多いのに対し、エスバットは個人や小規模なグループで行われることが多いようです。
魔術の実践:エスバットでは、月のエネルギーを活用した魔術(例:願望成就、浄化、直感力の向上など)が行われることが多いようです。
3. エスバットの目的
月のエネルギーを活用:満月はエネルギーが最高潮に達する時期、新月は新しい始まりの象徴として活用されます。
個人的な成長:エスバットでは、自分自身の内面を見つめたり、スピリチュアルな目標を設定する機会があります。
魔女初心者におすすめの実践方法
1. サバトを祝う方法
簡単な祭壇を作る:季節に合ったアイテム(ハーブ、花、果物など)を飾る。
感謝の祈りを捧げる:自然や宇宙のエネルギーに感謝する時間を持つ。
シンプルな儀式を行う:キャンドルを灯し、季節のテーマに沿ったアファメーションを唱える。
2. エスバットを実践する方法
満月の夜にジャーナリング:満月のエネルギーを感じながら、自分の感情や目標を書き出す。
月光浴をする:満月の光を浴びて、エネルギーの浄化を行う。
月のエネルギーを活用した魔術:満月には願望成就、新月には新しい目標設定の魔術を試してみる。
参考文献
Buckland, Raymond. Buckland's Complete Book of Witchcraft. Llewellyn Publications, 1986.
Cunningham, Scott. Wicca: A Guide for the Solitary Practitioner. Llewellyn Publications, 1988.
筆者の実体験
筆者は1年目は見よう見まねで祭壇を作り、サバトにチャレンジしました。2年目は、その意味や由来をしっかり調べ、さまざまなウィッチクラフトにもチャレンジしてより実体験を積んでいきたいと思います。今回は早速ユールのサバトも行いましたので追々投稿します!エスバットに関しては満月新月で取り組める時にやっています。主に手持ちのクリスタルや占術道具の浄化などです。この辺りも追々どんなことをしているか書いていきますね。お楽しみに♥
まとめ
サバトとエスバットは、魔女やウィッカの伝統において非常に重要な行事です。サバトは自然の季節の変化を祝う祭典であり、エスバットは月のエネルギーを活用する儀式です。どちらも自然とのつながりを深める素晴らしい機会ですので、ぜひ取り入れてみてください。
まずはシンプルな祭壇作りやジャーナリングから始めて、徐々に自分なりのスタイルを見つけていくのはいかがでしょうか?
もしこの記事が役に立ったと感じたら、コメントやフォローで応援していただけると嬉しいです!また、次回はWheel of the yearについての記事ですので、お楽しみに!
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