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YAMAHA RSS20 コスパ最強の新型レヴスター

どうも。ロックが好きなボカロPの本田あいるです。今回は7月に新たに購入したYAMAHA RSS20のレビューを書いていきたいと思います。

RSS20を使用して制作した新曲の「あの日音楽を諦めた僕へ」を聴いていただけると嬉しいです。

YAMAHA REVSTER

REVSTERは2016年にギター製作50周年を向かえたYAMAHAが発表したオリジナルモデルです。ストラト系のリーズナブルなPACIFICAに対して、レスポール系の2ハムタイプで20万クラスの国産モデルもラインナップされるなど上手く差別化されていました。当時の僕もかなり気になって毎日チェックしていたのを覚えています。その威信をかけて開発されたギターが2022年にエグいくらいのモデルチェンジを経てリニューアルされました。

僕の購入したミドルクラスのRSS20の特徴は

  • チェンバー加工されたボディ

  • カーボン材で補強されたネック

  • ステンレスフレット

  • 5WAYセレクター

  • フォーカススイッチ

この5つの特徴を持っていて実売価格98000円はヤバすぎです。僕のレスポールをステンレスフレットに改造するのに見積したら80000円でしたからね。すぐにレスポールを売却して買っちゃいましたよ。

ここからはRSS20を購入して良かった点を上げていきたいと思います。

ステンレスフレット



このモデルの最大の売りがステンレスフレットの搭載です。フレットは通常ニッケルという弦より軟らかい金属で作られているので何年も弾いているとフレットは削れてしまいます。深く削れてしまうとビビりが出てしまうのでリペアショップに「すり合わせ」というフレットの高さを合わせる修理をしてもらうのですが、削って高さを揃えるのでいつかはフレット交換が必要になります。費用としてはすり合わせは約1~2万、フレット交換は3~5万くらいかかると思います。そこで弦より硬い金属であるステンレスにすることでフレットの摩耗を少なくしてリペア代を節約することができるんです。ただ硬い金属で加工に手間がかかるのでリペアに頼むと高額な費用がかかります。RSS20はインドネシア製ですがフレットの加工も綺麗でとても弾きやすく好印象でした。補足ですがステンレスは硬い素材のため音も硬くなる傾向にあります。僕は違和感がありませんでしたが気になる人もいるかもしれません。

メッチャ軽い


レスポール系のギターは全体的に重い傾向にありますがREVSTERはボディをくり抜いて空洞を作っているのでかなり軽いです。僕の使用しているテレキャスより軽かったので最初に持った時にビックリしました。チェンバー加工による恩恵としてギターの生鳴りも向上しているのもポイント高いです。

ピックアップが優秀

YAMAHAが独自開発したアルニコVマグネットを使用したVH5というハムバッカーです。国産モデルにも同じピックアップが搭載されています。このピックアップは良いですよ。上品な音がするので歪ませても綺麗に響いてくれます。クリーン、クランチ、ディストーションどれをとっても良い音を出してくれます。このピックアップでダメなら弾き方が悪いんじゃないかなって思うくらいです。

幅広い音作りができる

2ハムには珍しく5WAYセレクターが搭載されています。通常のリア、ミックス、フロントに加えてストラトみたいなハーフトーンを出すことも出来ます。コイルタップしていないため音量が下がらないのも扱いやすいと思います。

トーンノブを引っ張るとフォーカススイッチがONになり音量と中域がグッと持ち上がってくれるので気持ちよくギターソロが弾けるようになります。この2つを組み合わせることで10種類のサウンドバリエーションを持つことができます。

とにかく弾きやすい

ボディのダブルカッタウェイと独自のヒールレス処理によってレスポールの最大の弱点であるハイポジションの弾き難さを見事に解消しています。手が小さい僕でも22Fまで楽に指が届いてくれます。さらにネックもサラサラしたサテン仕上げになっているので長時間弾いていても汗で手が引っかかることもなく全くストレスを感じませんでした。

悪かった点

購入して2ヵ月になりますが本当に悪い部分が見つからないですね。しいて言えば下位モデルのRSE20についているDRYスイッチ(ローカット)の方が使いやすそうだなってくらいです。

まとめ

RSS20はYAMAHAの本気が伝わる良いギターでした。10万くらいで2ハムタイプを探している人にかなりオススメです。僕はお金を貯めていつかは国産モデルのRSP20を手に入れたいなと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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