見出し画像

PLO Geniusの使用感をレビューしてみる

こんにちは。airriderjpという名前でポーカーをプレイしています。

今回はPLO Geniusを使ってみたので、2024年8月現在の使用感だったり現状できることを書いてみようと思います。参考になれば幸いです。

ちなみにPLO Geniusからは一銭ももらってるわけではなく、プロモーションもありません。PLO Geniusさん、よろしくお願いします。

できること

現状できることは以下の通りだと思います。

  • プリフロップのソリューションを見る

  • プリフロップのソリューションをもとにトレーニングする

  • ポストフロップのレンジをボードごとに見る

  • ポストフロップのソリューションをもとにトレーニングする

といったように、基本的に欲しい機能は整っています。

それでは、それぞれの機能について使い勝手を見ていきます。


プリフロップのソリューションを見る

以下のような画面が開き、オープンするハンド、フォールドするハンドが一覧になって見ることができます。

プリフロップ

見た感じ、スートの役割が同じもの例えばAsAhJsThと、AcAdJcTdは同一の役割をしているため排除されています。

そして肝心のフィルター機能ですが、例えばAが入るコンボが見たい場合というのは「A」と入れればフィルターできます。

そのほかにもダブルポケットだけフィルターしたいときは「RROO」といったように、PLO Mastermindを使ったことがあればある程度慣れたフィルターが利用できます。

ここから少し特殊で、ダブルスートのフィルター方法というのは「xxyy」という形でフィルターをします。
なのでたとえばAAのダブルスートハンドをフィルターしたい場合というのは「AxAyxy」というようにフィルターをします。

次にシングルスートですが、「AxAyx」のようにフィルターをするとシングルスートが出てくるのかと思いきや検索ヒット結果ナシ。
スートの指定にはxyzの3文字あるため、シングルスートを指定するときというのは「AxAyxz」のように指定する必要があります。
思ったようにフィルターできないもどかしさがあります。

あまり直感的ではないし文字数も多いのでここは改善してほしいところ、ちなみにPLO Mastermindでは$dsでダブルスート、$ssでシングルスートがフィルターできます。

シングルスートのフィルター例

カンマで区切ればOR検索になって、条件を追加することもできます。
「AxAyxz,KxKyxz」

ORでのフィルター例

フィルター機能に関してもう1つ、Enterキーを押したらフィルターされる仕様ではなく、入力している途中にフィルターが変わる仕様のため、少し重たいです。

見たいポジションの変更は簡単にすることができます。
画面上部のポジションが書いてある「Fold」もしくは「R3.5」を押すことで次のプレイヤーのアクションを見ることができます。
ここは直感的でGood!

そして様々なスタック、状況に応じたレンジを見ることができます。種類が豊富なのはかなり嬉しい要素ですね。
HU、6maxキャッシュ、トナメ、なんとICM考慮のプリフロやGGPokerのクソ高レーキ君にも対応しています。
なんなら5cPLOにも対応している太っ腹っぷり。
プリフロの勉強に関しては文句ないでしょう。

キャッシュのソリューション例
MTTソリューションの例

ただ、肝心のレンジのコピーができず、MonkerSolverなどでソルバーにかけるようのレンジとしては使用できません。
今は価格もそこそこ安いのでこういった痒いところに手が届いていないのが玉にキズ。
ただ、トレーニングツールとしては十分効果を発揮してくれると思います。


プリフロップのソリューションをもとにトレーニングする

さて、このプリフロップたちはトレーニング機能でトレーニングすることができます。

スタックを選択する画面で画面右下のTrainボタンを押すとポジションの選択ができるので、ポジションを選択してトレーニングが開始できます。
いかにもテーブルのところをポチポチしたらポジション選択できそうなUIをしているのに押しても反応がなかったので、こっちでやるんかいとツッコミを入れたくなりました。

トレーニングはEVが際どいHardモードが選択できたり、ハンドをフィルターした状態で開始することもできます。
また、One Stepは自分のアクション1回のみ、Preflopを選択することでレイズした後に3betを返されたシチュエーションなどのプレイをすることもできます。これは結構すごい。

トレーニングの例

開始するとトレーニングの画面に切り替わります。

トレーニング画面

ポストフロップのレンジをボードごとに見る

こちらはプリフロップ同様にいろいろ指定した後、SRP、3bp、4bpとみることができます。
SRPのボード対応が多いのは非常に素晴らしい。

ポストフロップ

ただ、ここも難点があって、ターン以降のプレイについては見れない点です。ターン以降を見ようとすると、課金ページに遷移しますが、現在PLO Geniusでは無料か有料の2択しかないので、今後アカウントの課金方法によってターン以降が見れる、なんていうことが起こるかもしれません。ここは開発を辛抱強く待ちましょう。

また、3bpに関しては見れるフロップがそもそも少なく、4bpに関しては見ることができません。こちらも辛抱強く待つしかありませんね。

ポストフロップのソリューションをもとにトレーニングする

こちらは先ほど紹介したようにターン以降がないため、フロップでのプレイをトレーニングできます。機能的にはプリフロップと一緒で、自分のアクション1回に絞るか、ベットを選択した後にレイズが返ってきた場合といったOne StepとFlopを選択することができます。

ポストフロップ

まとめ

結論、ちょこっとポストフロップが勉強できるプリフロップトレーニングツールといったところでしょうか。

フィルター機能だったり、レンジのコピー機能だったりまだまだ改善してくれることを期待していますが、現状ポストフロップが学びたい!という方にはあまりオススメはできません。

逆に、プリフロップを勉強したいんだ!という方にはオススメできると思います。課金をするとなると、年間契約で月59ドル、単月だと99ドルは安い金額ではないと思います。

有名どころのPLO Mastermindは年間契約で月当たり159ドル、Vision Trainerは年間契約で約150ドルなので比較すると安いですが、機能的には満足度は低い気はします。

個人的に今のところコスパ最強なのは、PLO MastermindのPLO Trainerの無料版です。GGPokerの100bbソリューションがなんと無料で見ることができ、トレーニング機能まで提供してくれています。

これ、無料なんだぜ…?

様々なツールが登場しているポーカー界隈ですが、今の自分に合ったレベルのツールを選ぶ必要がありそうですね。

感覚をつかむだけ、詳細を知りたい、ポストフロップの理由まで探りたいといったように用途によって使うツールは選ぶ必要がありそうですね。


いいなと思ったら応援しよう!