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ファン・サポーターの熱量 ~クラブを支える人たち~

気が向いたのでまた書きます。

※熱量についての続きです。もうだいぶ前の記事のように感じますが…。

これを書くことで自分の新たなる熱量アップにつながればベター、さらに読んでる皆さんの熱量が上がっていけば最高!という意図で書いています。

1)トップチームの熱量
2)ファン・サポーターの熱量 ~クラブを支える人たち~ ← 今回はこちら。


「バラバラじゃねぇか!」

FC今治戦で敗れ、スタンドから聞こえるその声に、うなずいてる自分がいました。クラブも選手もファン・サポーターも、弱い山雅を認めてしまっているかのような光景と雰囲気。

いつもは威勢がいい、山雅サポーターが発するブーイングさえ聞こえないスタジアム。

時折思い出したかのような「しっかりしろ!」「勝つ気あるの?」「1週間何してきたんだ!」という強い声が、救いにさえ思えてきました。

諦め、茫然、見限り


この状態が続けば、松本山雅というクラブが消滅しまうんじゃないか、という危機感を持っています。

消滅危機感を抱くの、実は2回目。

1回目は2008年シーズン。地域リーグ所属の時。長野県サッカー協会が、先にJFL昇格したチームを支援する、と明言した年、松本山雅は長野パルセイロの後塵を拝していました。とりぎんバードスタジアム(当時)で開催された全国地域リーグ決勝大会グループリーグ。最終日に敗退が決まった時には、さすがに覚悟しました。

その2008年よりも消滅危機感を抱いているのが今現在。

「ちょっと言い過ぎじゃね?」「山雅は無くならないよ。」
そういう声もあると思います。でも楽観視はできないと思います。

松本山雅の現状を冷静に俯瞰して見ればみるほど、以前に増して確率は高まっています。

・トップチームの成績降下
・億単位の単年赤字(×2)
・有望な育成選手が他クラブを選択
などなど

外部環境の変化もあります。
・トップスポンサー及びスポンサー企業との信頼関係再構築(新体制となったことによる)
・長野銀行の経営統合
・松本地域の商都としての変化(井上百貨店本店閉店、パルコ・イトーヨーカドー撤退、老舗店舗の高齢化)

スポーツビジネスに対する周囲の目も厳しくなるのも当然の流れかと。

危機感ばかり煽りたくないし、その煽り発信から何も生まれないと思っています。ただ、この状況は危険水域である、という健全な危機感は常に持ち、山雅を支える全ての皆さんにも意識してもらいたいですし、その上で皆さんと1つになって様々な課題をクリアしていきたいと思う次第です。いきない大きなうねりは起こせないから、小さなことからコツコツと。それが自分にできることではないかと。

ご存じのように、純喫茶山雅を起源に、松本山雅FCは、広く立派なコミュニティを形成してきました。今は少し弱ってきましたけど、これまで多くの熱量と感動と絆/仲間意識を生み出してきたのは事実で、このまま停滞・消滅はさせることは、関わってきた1人として、あってはならないことだと思っています。

これまでも、そしてこれからも、松本山雅を支え、輝かせてくれているのが、ファンサポーターの皆さんであることは間違いないのは紛れもない事実。

だからこそ、松本山雅を支える全ての皆さんが、個々の事情に固執することなく(自己中は保留して)、思いを1つにして団結していかなくてはならないと思う次第です。

ところで、当事者であるサポーターの皆さん自身は正直どう感じているでしょうか?(…こういうことを表立って書いてしまうと方々から怒りを買いそうですが…)

自分たち、バラバラになりかけてない?

声には出さないけど、何となく肌で感じているのではないでしょうか。

ゴール裏で応援の先導を担ってくれているULTRAS MATSUMOTO、GreenCrew、GRACE、そしてサポーター個々。これまで一体感が生まれていたゴール裏から、笑顔がパワーが熱量が消えかけ、軋轢や溝が生まれてきている…。

直近で最も顕著な例を挙げれば、応援フラッグの件。

社会人として働いている私は、何はともあれ、一番上位に来るのは「安心安全な」が最優先と思っています。それぞれの事情もあるでしょうけど、その事情ばかりをどこもかしこもが主張していては埒が明かないので、ぶっちゃけて対話し、よりよい方向に持っていくようにするしかないと思うんですよね。自己主張はあるものの、着地点を見つけていく。100か0ではなく、50も30も受け入れる柔軟性。

各応援団体に事務局が不在になっているのも、相互コミュニケーションの阻害要因かもしれないですね(実際にはいるんでしょうか?)。個々につながりがあっても、団体同士になると話し合いの土台に立てていない。山雅を応援する志は同じで、同じ方向に向かっていく強い思いは伝わってきますが、実行となると至れない感じ。

これがクリアされて1枚岩になれるだけで、山雅サポーター全体の意識は劇的に変わってくるはず。

自分が松本山雅のゴール裏応援を初めてみたのは2005年か2006年。試合の内容や結果は覚えていないのですが、ゴール裏で「松本」の名前を叫ぶサポーターの姿を見て胸が熱くなったこと今でも鮮明に覚えています。また、J3に降格して久々となったアウェイの信州ダービー。試合前の決起集会には、コールリーダー周辺に、別の応援団体の若者も集結し、松本山雅の選手を後押ししようとする熱量が渦を巻いていて、こんなオッサンにも新たに山雅を一緒に応援していきたいという気持ちを一新させてくれました。

ということで、発散傾向になってきましたが、強引にクローズさせます。

松本山雅に関わる全ての皆さんがどうまとまっていくのか、まとまっていく中心・きっかけはどこなのか。新体制発足しましたし、時間もないですから、運営母体の株式会社松本山雅の小澤修一社長を中心に考えていくべきと思っています。ここがぶれたり、信用できない!とか言っていると、まとまる先・目標がなくなるので、そういう人たちでまとまることができる矛先を作っていけば良いと思います。

まとまる中心が見えてくれば、あとは個々がより良い方向に動いていくだけです。簡単に書いていますが、まとまるのってそう簡単じゃないです。しかし、個々に目を向けると、松本山雅には信念と情熱を持った強い個が多くいるので、大丈夫です。

例えば、(順番は思いついた順です、優劣はありません)

ユース選手から社員に。ボアンポアン賢さん

ナベハルさんの頑張り(サポーターからはナベちゃんと呼ばれてますね。もう生まれそう…)

苦言を呈してくれる元選手(高崎、隼磨)愛がなければ苦言は呈せない
 https://x.com/hayuma_tanaka
 https://x.com/hiro19860317

信州大学村上先生

ここ数年、自分が忘れかけた熱さを、医学視点も交えて語ってくれています。すげーパワーだけど何者?w

ホーム・アウェイ区別なく選手を鼓舞するリズム隊、若手サポーター

ホーム南ゴール裏東寄りの小旗キッズ隊

などなど

ちょっと考えただけでもこれだけの優秀な人材がいるじゃないですか。

私自身、実は、こうした1人1人の行動やコメントに頑張りをもらえています。ですので、こうした強い個を応援・サポートしていくことで山雅コミュニティの拡大に貢献していければと思います。もう古参サポーターの域に入っているので、「老害となるべからず」に注意し、過去へのこだわりを封印しながら、歩んでいきたいと思います。

将来を担う若手を支援していくのが、役割なのだと感じています。

「老害となるべからず」老害サポ禁句リスト
・若い人たちにもJ1を経験させてあげたい → 押しつけ不要。若手と共にこれから一緒に新たな道を切り開けばよいだけ。過去は過去。
・あの頃は良かった → 10年以上前なんて山雅の記憶なし。No武勇伝。
・ゴール裏が寂しくなった → 自分たちに責任あり。なら気力体力ある若手と一緒に盛り上げていくだけ。

若きサポーターたちと、これからの山雅の歴史を一緒に作っていく気概をもって歩んでいきたいですね。若い人たちは時には荒々しく、道徳感とか進む方向とか「あれ?」って思うこともあるので、その時は老害サポとして、苦言も辞さず正しい道を指し示していければ。

最後に
正直、サポーターの不祥事の結果、制限だらけ禁止だらけとなったサンプロアルウィンにはしたくないです。田舎の地方クラブならではの、厳しさの中にもどこかほんわか温かさの残る雰囲気は漂わせていきたいなあ、と。

それでは、また気が向いたら。
One Sou1

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