大晦日 #一筆大会 傑作選
今年の締めに相応しい、数々の名曲が生まれた #一筆大会 。弾き語り〜カラオケ、打ち込みボーカロイド、コラボなど多彩な表現が見られ、一筆弾き語りの新たな可能性を探る機会にもなりました。
参加いただいた皆さん、お聞きいただいた皆さん、本当にありがとうございました!
今回は、第1回〜第3回まで参加いただいた皆さんのそれぞれの傑作一筆を紹介したく、noteにまとめてみました。僕の勝手な好みで選曲させていただきますので、ご了承を。
花介 さん
水溜りひとっ跳びしてボーナス日
https://note.mu/hanasuke2520/n/ne374568e2c29
やはり、一筆弾き語りといえば、この人、花介さん!以前から共に一筆を楽しみ深めてきた花介さんの参加はとても心強かったです。
軽快なギター弾き語りで歌われるこの曲。ボーナス日に嬉しくも控えめに喜んでぴょんとひとっとびしたくなる曲です。僕らのための、みんなのうた。
まいこプラズマ さん
VOCALOID降りつんで野によみがえる雪達磨
https://note.mu/mycoplasma/n/na3a73468babb
今大会、最もたくさんの一筆を投稿していただきました。まいこプラズマさんは本人による歌はもちろん、ボーカロイドの声を生かした一筆をも発明されました。
とくに、この曲。第2回に本人の声とギター打ち込みで歌われていましたが、第3回にはボーカロイドバージョンに生まれ変わっていました。イラストにも通じる、あっけらかんとした佇まいと哀愁。まいこさん独自の世界観だと思います。
竹遊亭田楽 さん
子どもらの口からも湯気おでん鍋
https://note.mu/tazakiken/n/n6cc9096bdf0b
田楽さんは、アイリッシュブズーキや沖縄の三線といろんな楽器を駆使して一筆大会に参加いただきました。
とくにこの曲は、三線の単音と歌とで見事に子どもたちのはふはふしてる様子を楽しく描写しています。
ちびまゆ さん
初雪をみあげてゆめはゆめのまま
https://note.mu/chibimayu/n/nd31a6d3de49f
ちびまゆさんらしい可愛らしくも力強い歌ですね〜。土曜絵画での一筆大会コラボ作品や、ちょこっとのおとラジオでの紹介など、宣伝にもたくさん協力いただきました。
この曲は初雪と初恋を掛け合わせたようなピュアなメロディが際立っています。
Hell ふみお さん
セーターをあらっているか泡の中
https://note.mu/bous_an/n/nfdb0e6826c20
さすがのHellさん節。こんな一筆聴いたことない!セーターとノイズ…でも、前衛的でありつつポップな感じがあるのがHellさんらしくて最高です。
望美 さん
マフラーに顔をうずめて眠る子よ
https://note.mu/mnhds/n/ndcf789fbdd30
美しい声ですねぇ…うっとり聴いてしまう歌です。花介さんのギターもそっと歌を支えるように響く。こんな子守唄であやされたい(妄想)。ふざけた意味でなく、本当にそう思うのは歌や声に母性を感じるからかもしれないです。
イーグルフェロモン さん
ひなたぼこ
https://note.mu/tamatebako/n/n16e232ad8cc3
イーグルさん、やはりイーグルさんです。一筆弾き語りをボサノバのグルーヴに落とし込んだような曲。この曲もとっても好きなんですよ。何でもない日曜日に何気なく流していたい。いつまでも。
やましお さん
胸ちゅうにぽっと火ともす雪見酒
https://note.mu/yamasalt/n/ne9b31e32c545
やましおさんはヘンテコな曲(いい意味で)を作る名人と勝手に思っていましたが、この曲のような正統派な弾き語りにも独特の匂いが感じられます。それがカッコいい。
chickii
くじら跳ねて太平洋のしずかさよ
https://note.mu/chickii/n/n8db8d8c24c22
chickiiの渾身の一筆。第1回から第3回まで精力的に一筆弾き語りならぬ一筆カラオケを投稿してくれました。とくに第3回のこの曲は、一筆カラオケ研究の一つの到達点であり、リスペクトに値する一曲です。
歌とサウンドコラージュや連なるシンセが織り成すアンビエントが海の奥深くで溶け合うようなサウンド。しかもエンヤのような声なんです。
曲によって声質も変える…ものまね部部長chickiiの真骨頂です。
一筆大会用伴奏20曲の制作もお疲れ!
kei
夜明け空咳がこんなに響くとは
https://note.mu/airport_kei2016/n/nc2e3b90fe209
僕のも聴いてもらえれば幸いです。
今回の一筆大会の中で望美さんやまいこプラズマさん、ちびまゆさんとのコラボも生まれました。
最後に…共に大会を計画し、冬の20句を絶妙なバランス感覚で選句していただいたkusabueさん、日曜作曲にて協力していただいた りとるらいとさんにも心からお礼申し上げます。
ということで、傑作一筆、紹介させていただきました。
ではでは、良いお年を!