2016年12月の記事一覧
Chaos and Creation In the Backyard
paul maccartny/2005年作
ポール・マッカートニーのように時代のサウンドトラックを作ってきた人になると、周りの誤解や偏見も大きくなるんだろうな。
そんな世間の期待とか批判などとは距離を置いた個人の温もりに溢れた内省的なアルバムである。
空間を大切にした音のレイアウト。無駄なものが削ぎ落とされたシンプルな音作り。
目指す音楽が眼前で鳴ってる喜びを味わうことのできる数少ないアルバム
Discovered Covered
Daniel Johnston/2004年作
“THE LATE GREAT DANIEL JOHNSTON Discovered Covered”
自分で作った音楽を最も必要としてるのは自分自身。この人の生き方を見ていると、真っ直ぐすぎて本当に人生をサウンドトラック化してる人なんだと思う。
タイトルとともに、アートワークが自分の墓前で花を持って立っているという皮肉めいた内容。2枚組で彼のベス
SEA CHANGE
BECK 2002年作
アルバムの一曲目Golden Age。イントロのギターかシンセかで作られた生温かい柔らかで存在感あるグロッケンのような音色が印象的。あの音を聴くと、当時のどうすることもできない問題にぶつかっていた自分を思い出す。寒い2月の夕方、新都心のTSUTAYAで借りて、外の階段を降りながらウォークマンで聴いた。ちょうど冷たく沈む夕陽とこの音色が重なって、心に染みた。
SEA