新クソゼミ戦記 バーバリオン 〜バーバリオン開発資金源編〜
なんとか戦いを切り抜け、クソゼミナール歴史館にたどり着いた2人は古い資料を探していた。
ちなみに、バーバリアン渋谷の人工知能が納められている部分は端末となっており、バーバリオンから取り外して持ち運ぶことが出来るので、人間が入るような所でも近い距離でのコミュニケーションが可能だ。
「渋谷さん、この資料の開発資金協力の所に書いてある『田原俊彦』って誰なんですか?」
『ああ、それは昔の男性アイドルの名前だ。』
「男性アイドル?」
『いや、スマン、違うんだ。正式に言うとアイドル本人ではないんだ。その名前を騙って俺に大量のビッツを送って来た奴がいたんだよ。』
「??」
『それが俺にも良く分からないんだ。バーバリオンが出来るまでの過程はよく分からない事だらけなんだ。読者のみんなもよ、これは全く伏線とかでは無いからよ、期待とかすんなよな。』
「読者…?」
『あーうそうそうそうそうそ!ンポチソォ!』
「…?」
分からないままにしてある事柄が伏線になると言った要素も無いので期待するだけ無駄である。
そしてこれから解明することも無いだろう。
英雄・バーバリアン渋谷を取り巻く環境は説明が付かないものばかりなのであった。