【エアコン裏話】自動お掃除機能付きって結局どうなの?にお答えします。
こんにちは。今日も見に来てくれてありがとうございます。今日で第4回目のブログです。前回までは、主にエアコンが汚れる仕組みについてお話しました。
エアコンとは、冷房や除湿を使い続ければカビが発生し、数年でそのカビを撒き散らすようになる恐ろしい電化製品だということはご理解いただけたと思います。
エアコンメーカー各社も、その事実をどうにかしようとして、毎年のように新商品を製造しています。その1つが
『自動お掃除機能付きエアコン』
素晴らしい発明です!エアコン自身がフィルターや内部を自動で掃除してくれるという、忙しい現代社会においては、全米の奥様が泣いたレベルの大発明です!
お掃除機能付きエアコンの歴史
ナショナルCS-507XB2(初期のお掃除機能付きエアコン)出典:パナソニック
説明書には、
「エアフィルターや室内ユニットの内部を自動でお掃除。キレイな空気であなたの暮らしを包みます。」
のキャッチコピー。
自動お掃除機能付きエアコンが発売してからというもの、電気屋の店員さんたちは、
「自動でお掃除してくれるからお手入れ不要ですよ!」「10年掃除いらずですよ!」
などのセールストークを乱用し、お客様もこぞって買いまくった歴史があります。
現在では、熱交換器を凍らせてホコリを洗い流す機能や、逆に熱交換器を高熱にしてカビを滅菌する機能、送風ファンのホコリを自動的に掻き取る機能までついているエアコンもあります。
ちなみに、自動お掃除エアコンには、主に2つの機能があります。
①フィルター自動お掃除機能
②本体内部お掃除機能
詳しくは下に書いていきます。
自動お掃除付きエアコンの特徴とメリット
①は文字通り、エアフィルターのホコリをロボットが自動的に掃除してくれる機能。取ったホコリは、勝手に屋外に排出する自動排出式(パナソニック、一部シャープなど)と、ダストボックス式(ダイキン、日立など)の2パターンがあります。エアコンの中にロボット掃除機が入ってると思えばイメージしやすいかと思います。
②は、定期的に内部を送風や暖房運転にすることで、内部のカビの繁殖を抑制する機能です。
そして、お掃除機能付きエアコンのメリットは大きく3つ。
①高いところに上るのが苦手なご高齢者には、フィルター自動お掃除機能は非常に便利
②内部お掃除機能により、カビの繁殖を抑え長く清潔な環境を保てる
③お掃除機能はハイグレード機種に多いので、なんといっても電気代が安い
などが挙げられます。
「それならやっぱりお掃除機能付きがいいじゃん!!よっしゃお掃除エアコン買い行くぞー!!」
というダンナ、早まる事なかれ。
現実は⇩の写真をご覧ください。
⇧実際のお掃除機能付きエアコンの吹き出し口の画像(上が使用2年、下が使用3年時点)
新しい技術というものに完璧なものはありません。
そう、結局カビは飛んでくるのです。
なぜこれだけの技術がありながら、変わらずエアコンは汚れてしまうのでしょうか?
それは、次回に詳しく書きたいと思います。
明日も皆さまの健康と幸せを願って。ありがとうございました。
最後まで読んでいただいてありがとうございました☆