そもそも何でエアコンは汚れるの?のお話②
こんにちは。前回はエアコンが冷える仕組みをかんたんに説明しました。
そして今回は
エアコンは『①吸う!②冷やす!③吐く!』の3ステップを踏むからこそ汚れるのだ。というお話です。
①エアコンが吸うのは空気だけじゃない
当然の話ですが、エアコンは部屋中の空気を吸い込む際に、空気以外の余計なもの(ホコリやハウスダスト、リビングなら油汚れ等)も一緒に集めてしまいます。パネルを開けたらフィルターが見えると思いますが、あれは空気を吸い込んだ際に、そういった余計なものをエアコンの内部に入れないための工夫です。フィルターがなくてもエアコンは問題なく作動しますが、代わりにエアコンの内部はマッハで汚れてしまいます。
フィルターのおかげで、エアコン内部は汚れにくくなっているのですが、網目状の素材のため、どうしても細かい隙間から異物が内部に侵入してしまいます。その蓄積がエアコンを汚すのです。
②エアコン内部はキンキンに冷える
冷房や除湿を付けると、冷却フィンはどんどん冷たくなっていきます。手で触ると本当に冷たいです。そして指が切れます。
夏季の高温多湿時では、壁や室内はアツアツの状態なのに、冷却フィンはキンキン。その状況下だと必然的に結露が発生します。高温多湿であればあるほど、です。冷房を使うと、エアコンの外のホースから、水がポタポタでますよね?あれは、内部で結露した水を外に流しているからです。動いてるエアコンの内部は、湿気まみれのビチョビチョ状態なのです。
そして、結露が発生しまくっている内部に、どんどん外からハウスダストなどの異物がやってきます。そしたらどうなるか?
もうお分かりですね?
集めたハウスダストは内部で『カビ』に変わっていくのです。
ぶっちゃけエアコンクリーニング業界では
「一度でも冷房除湿を使えばカビになるよ」
って断言する人もいるくらいです。(検証はしてません)
③送風ファンが風を出すとき
送風ファンは、回転をすることによって風を生み出すのですが、異物を吸い込んでキンキンに冷えた空気を、エアコンの下部から排出します。すると、段々とそのファン自体にもカビが発生し、どんどん増えていきます。
そして、使用環境にもよりますが、大体2~3年程度の使用で増殖したカビは、風に乗って送風口やエアコン外部に飛んでいくようになるのです。
⇧風向き羽の内側に黒いのが見えたらかなり危険。カビを部屋にまき散らすマシーンになってます。
エアコンは、ただ汚れるだけだとそこまで害の無い機械です。(扇風機程度)
しかし、冷やす事により、カビが発生するのは避けられません。
そして、風と一緒に飛んできたカビは、私たちの健康に悪影響を及ぼしていくのです・・・
次回は、自動お掃除機能について詳しく書きたいと思います。
明日も皆さまの健康と幸せを願って。ありがとうございました。
最後まで読んでいただいてありがとうございました☆