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【エアコンクリーニング】エコ洗浄っていったい何なの?にお答えします。【知らないと危険】②


こんばんは。ノート第12回です。前回からエアコンクリーニングの【エコ洗浄】について書いています。

⇩前回の記事はコチラ

【エコ洗浄】って、中性洗剤でクリーニングする事じゃないの?


『違います。』


まず知っておいて欲しいのが、【エコ洗浄】というものに明確な定義はありません。

一つだけ言える事は、

【環境や人体に負担の大きな洗剤を使用してなさそう】

という事だけです。

では、環境や人体に負担の大きな洗剤とはどんなものでしょう?


以下にエアコンクリーニングで使用される代表的な洗剤をご紹介します。

こちらの洗剤の特徴的な成分は、

①界面活性剤

②水酸化ナトリウム

③水酸化カリウム

なんとなーく聞いた事がある言葉ですね。解説していきましょう。

界面活性剤は、世のほとんどの洗剤に使用されている成分です。正直これがないと体も顔も髪もキレイに洗う事ができません。界面活性剤が汚れを落とす事に対して非常に重要な役割を担っているからです。界面活性剤の無い洗剤は、ドラえもんのいないのび太です。ジャイアンのいないスネ夫です。

ただ、界面活性剤は数千種類もあり、安全性の高いものから危険なものまで様々。基本的に市販の洗剤では安全性の高いものが使用されています。


水酸化ナトリウムは通称【苛性ソーダ】といい、強アルカリ性の代表的な成分です。エアコンのカビや油汚れなどに非常に効果的なので、エアコンクリーニング洗剤の成分として代表格です。どれくらい強力かというと

人も殺せます。

濃度が高いものは劇毒物指定されており、専門的な知識が無い人が扱うのは非常に危険です。しかし、一部を除いたほとんどのエアコンクリーニング洗剤には、しっかりと水酸化ナトリウムが含まれているのです。


水酸化カリウムは【苛性カリ】とも呼ばれ、一言でいうと水酸化ナトリウムより更に強力。ジャイアンが2人いるドラえもんを想像してみて欲しい

そんな感じである。(どんなだよ)


さて、このような成分が入った洗剤をエアコンクリーニングに使用したらどの様なリスクがあるでしょう?

①当然ながらエアコン素材が傷み金属が腐り、ガス抜けリスクやエアコンの寿命にも影響する。(完璧な中和が必須)

②エアコン製造段階で施工されている熱交換器などのコーティングが破壊され無力化する。

③洗浄中に周囲にいるだけで危険。散布された洗剤が部屋に舞って万一赤ちゃんの口に入ったら…

最早、恐怖しかないですね。(洗剤が悪いわけでは決してありません。あくまで運用する人間側の問題です。)


特に②は、

強力な洗剤で新品コーティングを破壊→そのまま放置すると腐るから高額なコーティングをオススメ

という最凶コンボを使ってくる業者もいるので、本当に注意してください。


次回、最終回!【エコ洗浄】とはいったい何なのか?

最後まで読んでいただいてありがとうございました☆