再起3
はい!東京三日目です🗼。
今回の第一目的であり実は子供👶との面会や舞台観劇なんかはオプションである。それらはいわば刺身のツマ。
第一目的それは開運‼️
この5、6年を振り返れば
劇団の空中分解〜離婚〜コロナ失業〜逮捕、勾留〜再就職するもハラスメントで退職〜逃げ込んだ親族の家でも上手くいかずプチホームレス〜生家に避難するも再就職がなかなか決まらず両親とギクシャク〜ようやく決まった勤め先の離島で盆踊りしていたら警察にグヂャグチャに殴り倒され悪者扱いで追放、仕事と住まいを同時に失う〜泣く泣く再び生家に戻り今に至る…。
うむ、、良くない…。実に多難である。実に不遇で不運。
誰かなんとかしてくれ〜‼️
ってな訳で占いである🔮。
もともとスピリチュアル好きの私はゲン担ぎやら氏神神社巡りとかが大好き。流石に嘘っぽいので占いは昔から敬遠していたが今回は満を侍してチャレンジ‼️
せっかくなので腕の確かな占い師がいいと思い色々調べた結果、、、
渋谷の父 ハリー田西 先生
に決定。
そして、本日9/15日は私のbirthday🎂。
なんと40歳になりました。メモリアルバースディという奴です。
自分への誕プレはズバリ、
開運による再起の道筋
です。
私は40代の自分が歩む指針が欲しいのである。
思考に対して、判断,決断に対して、行動に対して、、、。
あらゆる指針を霊的な力を借りてこの手に取り戻す。
使えるものはなんでも使って我が道を正す。
それ以外何もいらない。
…
誕生日の朝に赤羽で目を覚ました私は綺麗に髭を剃り身支度を整えて電車に乗った🚃。
日曜の東京の朝はゆったりしている。朝日がキラキラとしていて気持ちがいい☀️。
40代のスタートとしては悪くない立ち上がりである。
さて、渋谷の父・ハリー田西というのは何者なのか?
実は全然知らない。ホームページ見る限りすごい経歴だがどこまで信じれるものか…、
なにぶん占いに関してのリテラシーはゼロである。
因みに「渋谷の父」の名称は商標登録してあるらしい。
到着した場所は渋谷の商業ビル。お世辞にも綺麗なビルではない。ってか汚い。
長い廊下に沢山の扉。その一室に小さな文字で「ハリー田西占い研究所」の文字。
私はドキドキしながら呼び鈴を押した。
出て来たのは丸い眼鏡をかけ黒いフードを被った不気味な老人、、、
ではなくスラックスにポロシャツのラフな格好の6〜70代の老人。ハリー田西先生その人である。
通された部屋は非常に狭く待合室といった趣。
壁にはホワイトボード。周りは様々な書類が積み上がっている。
別に期待していた訳ではないがデカい水晶があったりタロットカードが並んでたりって事は全然ない。拍子抜けだがそんなイメージは漫画の読みすぎだろうか?
パイプ椅子に座らされた私にハリー先生は話し始めます。
ハリー
「はい。占いの歴史ですが古くは紀元前5世紀頃に孔子という人がいましてね、、ご存知ですか?」
私
「はぁ…、一応。」
ハリー
「そうですか…。大変に厳しい時代ですから人々は未来のことを切実に知りたがった。天気やら災害やら外敵の事をね。これが占いの起こりです。」
私「あぁ…まぁ、そうでしょうね。」
ハリー
「しかし当たらなかった。基本的に占いは当たらないのです。」
私「ん…?」
ハリー
「時代は進みキリストが誕生します。それから三国志の時代が到来します。更に時代が進み…。」
ハリー先生はホワイトボードを使い占いの歴史を説明していきます。
私は徐々に不安になって来ました。というのも45分で1万円のコースを選んでいたので、この調子で歴史の話が進むと時間がそれだけで終わってしまいそうだからです。
ハリー
「はい。そんな訳で運という字はアレキサンダー大王やハンニバル将軍、三国志でもシンニョウが車で軍を乗せるものだったのです。それを運と呼びました。」
歴史の話が終わった時は一時間が経過していました。
その頃になると帰る時に延長料金とかってなったら困るなぁ…とかって頭をよぎってはいましたが、まぁその時はその時である。
ハリー
「…そんな訳で占いと一口に言っても経緯と歴史があるのですね。
それで篠田さん、貴方の運勢ですが、、、。」
私「はい!(やっと来た!)」
ハリー
「あなたを取り巻く星は…、
こんな感じだそうである。
細かい事や気になった事は多々あるのだが、なにせ長時間である。ここまでで二時間強は経っている。疲れた。まるで大学の講義のようだ。
覚えている限り要約すると私は
知能が高く社交性に溢れた星(誰でも8個あるらしい)である石門星が3つもある。
リーダーシップがあり行動的かつ魅力的。年長者にも人気がある。
その反面、知識や理論で武装しているので極めて頑固で偏見や思想が変わる事が不可能に近い。
母運はあるが父運、妻運、子供運がない。あと金運もない。
との事らしい。
ふむ…、ちょこちょこ当たっている気がするから不思議なものである。
この時までに私は自分の名前と生年月日を除く情報を一切ハリー氏に与えていない。ただただ返事していただけ。見事である。渋谷の父の名に恥じない物はあるにはある。
私
「それで先生、、、私は今後どうすればいいんでしょうか?」
ハリー
「うん。開運の秘訣は、
①夢を持つこと、憧れの対象を持つこと。頂点、NO1を目指して頑張ること
②人のためになってあげること
③人脈を増やす。ただし単に飲み友達や遊び友達はダメ
④毎日進歩しようとする心を忘れないこと、
以上です。頑張ってください。」
早い話が、
頑張れ👍
という事になるだろうか。会計は¥12000であった。
1.2万払って、、頑張れ…
だと…?
…
…
…
帰りの電車の中で私は今回のチャレンジを振り返っていた。
確かに興味深い時間ではあったし説明がつかない事は幾つもある。
私の推察だがハリー氏を見る限り占いというのは学問として体系化されている物で様々なノウハウや数字を使って解を求めるものと考えている様だ。
カウンセリング的なものが一切なく延々と続く(二時間強)講義の様であったことからもそれは裏付けられる。
当たっている部分もあれば釈然としない事もあった。
特に「子供が一人いるんでしょうが…、」と講義中に彼がサラッと発言した事は少なくない驚きがあった(名前と生年月日だけでそんな事が分かるのか?)。
しかしながら開運の方法が、頑張れ👍って…?
そう言われてもなぁ…🥲🥲
でも、これで良かったのかもしれない、、。
つまり
、具体的にコレをコレコレこうすれば開運して全てが上手くいきます!、
って言われていたとしたら私はそれを信じるだろうか?
きっと私は苦笑いになった事だろう。
当たり前と言えば当たり前だが一発で開運する方法なんてないのだ。その方法があります!とかって言ってる輩は詐欺師なんだろう。人生は何事も地道なもの。
そう考えると渋谷の父ハリー田西先生の開運の方法はガッカリするほど地味だが一つの真理であり信用にたるものだろう。
そう、、頑張るより他に道はないのだ。
ファイトだ私❗️let's 開運⛩️🌅‼️
頑張れ👍頑張れ👍👍
ではまた。
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