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2020/02/09 わたしのこと

5個のケーキをもらいました。
あなたの家族は、おじいさん、おばあさん、お父さん、お母さん、妹、あなたの6人家族です。
このケーキをどのように分けますか。



答えは出ましたか?
義務教育を受けてきた私たちは、「解きなさい」と言われなくても思わず解いてしまう、そんな思考回路ができています。
そこに問題があるから、ただそれだけで。

心理テストではありません。
これは算数の問題です。

ということは、わり算?
5÷6で、1人分が6分の5個?もしくは0.8333…
そんな反応が返ってくるかもしれません。

実際に子どもたちに解いてもらうと、こんな答え出てきます。

・お母さんはダイエット中だから食べない。
・おじいさんとおばあさんはたくさん食べないから、2人で1個食べる。
・もう1個買ってきて、みんな1個ずつ食べる。

これ、全て正解です。

いやいやそれ算数やないやん!!トンチか?
そんなツッコミが来そうですが…笑

私たちは「算数」と言われただけで、
勝手にいろんな条件を付け足したり、排除したりするんです。
同じ数ずつ分けなくちゃいけない。
ケーキの種類や家族の好みは無視する。などなど。

そこから疑ってみるのはどうでしょう。
いろんな選択肢を探ってみてから、
どっちに進んでいくのか決めてもいいよね。

こんな算数っぽくない問題こそ、算数の学習で扱うことに意味がある。
そんなことを大学院で研究していたのが私です。
修士課程を修了し、現在は教育に関わる仕事をしています。

研究から離れてだいぶ経っていますが、仕事を続けるなかで少しずつまた学びを深めたい気持ちが湧いてきました。


毎日投稿チャレンジ中ですが、明日からは日常の中で見つけた算数っぽい問題を投稿したり、算数に関する気づきを発信していこうと思います。
こんな算数もあるのねーふーん、くらいの関心をもってもらえたらハッピーです🙋‍♀️

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