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エティハド航空A380再導入とANAのA380運用から見る大型機の可能性

エティハド航空は、
2025年2月からシンガポール路線にエアバスA380を再導入することを発表しました。

ANAにもフライングホヌの愛称で知られるA380がありますよね♡


フライングホヌ♡

おーーーきな2階建ての飛行機!
一度は乗ってみたい♡♡♡

さて、

夢のある大きな飛行機ですが、

エティハド航空のA380再導入の決定は、
旅行需要の急増に対応するための
戦略的な動きと見られます。

一方でA380の運用には
いくつかのデメリットも存在します。
デメリットもあるのに
なぜ再導入するのでしょうか。

エティハド航空A380再導入の背景


エティハド航空はコロナ禍において、
A380の運用を停止し、
一部は退役させる計画も立てていました。

しかし、
旅行需要が予想以上に回復したことで、
同社はこれらの計画を見直し、
特定の需要路線に再びA380を導入することが決定し4機が運航に復帰しています。

すごくないですか!✨
退役予定だったのに
復帰させたなんて!!

同じくA380を保有しているANAについても
みていきましょう↓↓

ANAのA380運用について


ANAは現在、
エアバスA380を3機保有しており、
主に東京-ホノルル路線で運航しています。

この機体は「フライングホヌ」と呼ばれ、
ハワイ路線専用の特別デザインが施されています。

この路線は、観光需要が非常に高く、
特に家族連れやハネムーンなどの利用が多いため、
A380のような大型機材が理にかなっている
と言えます。

A380は、乗客数を増やしつつ、
プレミアムキャビンやファミリー向けサービスを提供する能力を持っており、

ANAのハワイ路線での需要に
うまく対応しています。

しかし、

ANAもエティハド航空と同様に、
A380の運用には慎重な判断を要しており、
他の路線での導入は現在のところ
行われていません。

考えられるA380のデメリット

1.運航コストの高さ


A380は非常に大きな機体であるため、
燃料費や保守管理費が高額!💲

他の中型機と比較すると、
特に燃費効率が劣るため、
運航コストが重くのしかかります。

ANAがA380をハワイ路線に限定している理由の一つは、
需要が非常に安定している路線でないと、
コストを吸収するのが難しいからです。

また、エティハド航空がシンガポール路線にA380を再導入する背景には、
同様に需要が高まる特定路線でのみ、
このコストを回収できる見込みがあるからです。

ボーイング787やエアバスA350のような
燃費効率の良い機材が一般的
になっている現在では、

A380の運用はコスト面で
大きな課題となるでしょう。


2.運航できる路線が限られる


A380は
滑走路の長さやターミナルのインフラが整った空港でしか運航できません。

これにより、就航できる路線が限られ、
運航の自由度が制約されます。

ANAのホノルル路線も、
成田や羽田のようにA380に対応した空港でなければ運航できません。

多様な路線でのフレキシブルな対応が
難しいため、
特定の都市間でしか使用できないことが
デメリットといえます。

3.需要変動によるリスク 


A380のような大型機材は、
常に満席に近い状態で運航することで
効率を保ちますが、

需要が低下した際には多くの空席が発生し、
採算性が悪化します。

特にシーズンごとの需要変動が大きい路線では、このリスクがさらに高まります。


4.環境への影響


燃費効率の低いA380は、
CO2排出量が多いため、
環境負荷が大きいとされています。

現在、
航空業界では環境規制が強化されており、
CO2削減への取り組みが求められています。

A380の再導入は、
このトレンドに逆行する可能性があり、批判を受けることも予想されます。

日本国内でのA380の未来


エティハド航空の再導入を受け、
日本国内でも大型機の運用が今後どのように進むのか注目されています。

特にANAは、
今後もA380をハワイ路線で活用し続けるか、
あるいは新たな路線に導入するかに関心が集まります。

しかし、

現在の航空業界のトレンドは、
より燃費効率の良い中型機(ボーイング787やエアバスA350など)へのシフトが進んでいるため、
A380の運用は引き続き
限定的なものになる可能性が高いです。

日本のエアラインも、
長距離路線や需要の集中する季節において、
機材の選定や運航計画の見直しが
今後の重要な課題かと思います。

今後の国内エアラインの動きに期待ですね♡

JALも2階建ての飛行機での運航してほしいなぁ~。

最後までご覧いただき
ありがとうございました😊

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