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【夢×夜:30】オイテケボリータの軟禁
こんな夢を見た。
また店舗から飛び出して、どこかのスーパーの催事ブースで出張📱屋さんネタである。
今回は「とにかく出張先が近年稀に見る大反響っぷりなので、応援に行って欲しい」と言われて合流してみれば、先程の情報は嘘かと思う程に落ち着いている。
無駄足という本音を飲み込んで、夕方になったので撤収作業を手伝う。
ブースに置くには邪魔な設営機材の余りをバックヤードから運んでみれば。
全員撤退済。
置いていかれた。
いやそんな事ある?と設営機材を抱えてウロウロ。立体駐車場にもいないし、見慣れた社用車もない。
スタッフの誰かしらに電話しようとすれば、スマホがバグっていて電話が出来ない。嘘だろ。
おいマジかよ……
そりゃあこのスーパーマーケットから店には徒歩で帰ろうと思えば帰れる距離だが、設営機材抱えての移動はキツい。
あとそろそろスーパーマーケットの客の視線が痛い。
※
一時間後、ようやく迎えが来た。何やってるんですかと言われるが、それはこっちの台詞である。
「コウノさんが戻って来ないので、その後処理に皆追われてるんですよ💢」
何のこっちゃ。と思いながら店に戻ると、他のスタッフからも同じように言われた挙げ句
「処理が終わるまでコウノさんはここで待機して下さい💢」
と、ビジネスホテルの一室のような所に押し込められた。
皆の形相から察するに、私が何かやらかしたのだろう事は分かるが、それにしてもその内容を共有するとか色々あるだろうに、何でホテル待機なのかさっぱり分からん。
やる事もないのでシンプルすぎるベッドに転がってバグったスマホをいじる。何だこれ、アドレス帳はダブりまくってるし、写真やアプリが一部消えてる。
「ルームサービスです」
と、頼んでもない物が届いた。のはいいとして、何故か運んで来たホテルマンが部屋を後にしない。
「いやー、何でか僕はここで待機するよう指示されてまして」
どうもすみません、と頭を下げてくる。やや肥満気味の男性。似たようなお笑い芸人がいたなあ、と目の前のホテルマンにコッソリあだ名を付ける。
運ばれて来た料理は川魚のフライ。南蛮漬けのようなサッパリとした味付けだが、何だか変な臭いがする。
「すみません、僕とにかく足が臭いんです」
と白状される。いや聞いてねえよ。とも言えずに「あーでも飯食ってるからか今んとこ大丈夫っすね」と濁しておく。
食後のデザートが何故かミントガム。そこまで味の強い物もなかったはずだが何でだろうな?と疑問を持ちつつもせっかくなので頂戴する。
モグモグ……
ゴミ箱に直接吐き出そうとして下を向いた途端に、ホテルマンの足の臭いが奇襲を掛けて来た。ガムをペッと吐き出して何事もないように振る舞おうとした私だったが、
「😨」
どうにも耐えきれず、そのままゴミ箱にゲロを吐いた。