こんにちは。Airitechプロセスマイニンググループのミャです。
本記事では、第2回目としてCelonis Snapの環境でEvent Collectionを使ってデータを取り込む方法をご紹介いたします。
第1回目は、プロセスマイニンググループ から無償のプロセスマイニング環境である「Celonis Snap」環境の準備方法をご紹介いたしました。まだご覧になっていない方は、こちらからご覧ください。
1. Celonis Event Collectionとは
Celonis Event Collectionは、プロセスマイニングの最初のステップになります。データの取込やデータモデル定義を行う機能になります。
データの取込はCSVやEXCELなどファイルから取り込みが可能です。
また、業務システムであるSAP、servicenow、Salesforce、Oracelなど様々な基盤となるソースシステムに接続できます。Celonisは、様々な方法で業務システムからタイムスタンプ付きのイベントログを収集して取り込みができます。
ここでは、CSVデータを用いてデータを取り込む方法をご紹介いたします。
2. CSVデータの用意
まずはじめに分析用のCSVデータを準備します。
ケースID・アクティビティ・タイムスタンプの3つのデータを決め、CSV形式で保存します。
上記に加えて、チケット分類名など属性データとして一緒に取り込んでいくことでより深堀りした分析が可能となります。
今回の記事で取り込むデータの一覧です。
サンプルデータは、ここからダウンロードしてください。
3. データの取り込み
実際にCelonis Snapにデータを取り込んでいきます。
(1) データプールを作成します。
(2) 作成したデータプールに、分析で使用するCSVデータを取り込みます。
今度アップロードする属性情報です。チケット履歴CSVは、「2.CSVデータの用意」にて確認してください。
(3) データの桁数設定を行います。
4. データモデルの作成
データ取り込みが完了したら、データモデルの作成を続けて実施します。
(1) データモデルの作成
(2) 上記で取り込んだCSVデータを選択します。
(3) アクティビティテーブルの設定後、どの項目がケースID、アクティビティ、タイムスタンプとなるか設定します。
(4) ケーステーブルを設定します。
(5) ケーステーブル(チケット情報)を起点として、アクティビティテーブル(チケット履歴データ)を紐づけます。
(6) 前項と同様に、チケット情報_csvを起点として、その他マスタテーブルを紐づけます。親子の関係は前項と逆に設定します。
(7) データモデルが以下の通り作成されているか確認します。
5. データモデルロード
データモデルが完成したら、データを読み込みます。
これで、プロセスマイニングを始めるためのデータの準備ができました。次回の記事では、取り込んだ情報を用いた「プロセスの可視化」についてご紹介いたします。
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