Celonis Snapでプロセスマイニングをはじめよう「第4回 コンフォーマンス」
こんにちは。Airitechプロセスマイニンググループの塚原です。
本記事では、第4回目として以前取り込んだデータを用いて「コンフォーマンスの使い方」をご紹介いたします。
第1回目は、無償のプロセスマイニング環境である「Celonis Snap」環境の準備方法を、
第2回目は、Celonis Snapの環境でEvent Collectionを使ってデータを取り込む方法を、
第3回目は、ワークスペースを作成しプロセス可視化の方法をご紹介いたしました。
まだご覧になっていない方は、こちらからご覧ください。
■ 第1回目
■ 第2回目
■ 第3回目
コンフォーマンスとは
コンフォーマンスとはあるべき理想のターゲットプロセスを定義して理想のプロセスの割合を確認したり、非理想のプロセスと比較してギャップを確認することができるCelonisの強力なアプリケーションです。
プロセスモデルを作成
(1) これまでの分析シートの構築と同じ手順でコンフォーマンスシートを作成します。
(2) コンフォーマンスで比較するためのターゲットプロセスモデルを作成します。ターゲットプロセスはバリアントエクスプローラーから選択、ファイルをインポート、新しく1から作成ができます。
今回はバリアントエクスプローラーから選択したいと思います。
(3) バリアントエクスプローラーからターゲットプロセスを選択します。ターゲットプロセスは複数選択することも可能です。今回は最も頻繫なバリアントから上位10バリアントを選択しようと思います。
(4) ターゲットプロセスを選択したら分析を開始します。
プロセスモデルの適合ケースと不適合ケースを比較する
分析を開始すると概要ページが表示されます。さまざまなコンポーネントが表示されます。ここでは代表的なものをご紹介いたします。
(1) 日付指定
→比較したい期間をフィルターすることができます。
(2) 適合率
→プロセスモデルと同じフローで処理されているケースの割合が表示されます。
(3) 適合ケースと不適合ケースの数
→プロセスモデルに適合しているケース数とそれ以外のケース数の数が表示されます。
(4) イレギュラープロセスの数
→プロセスモデルにないプロセスの数が表示されます。具体的なイレギュラープロセスはページ下に一覧で表示されます。
(5) 適合率の推移
→適合率の推移が視覚的にわかるようになっています。
また、概要ページの下部ではプロセスモデルの適合ケースと不適合ケースを比べることができます。
(6) 適合ケースと不適合ケースのKPIを比較
(7) 適合ケースには存在していないイレギュラープロセスの一覧が発生頻度順に表示
これで「コンフォーマンス」の設定が完了しました。
コンフォーマンスは理想と現実のギャップを視覚的に認識できるアプリケーションでバリアントエクスプローラーやケースエクスプローラーと共に使うことで根本原因の分析が可能です!!
ここまで読んでいただきありがとうございました!!
次回は、Celonisの分析機能を使った「レポート作成」についてご紹介いたします。
Celonis
Airitechでは、Celonisの導入・活用支援を行っています。
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