人を育てるのが上手な人と、そうでない人の違い
最近、こちらの本を読みました。
学びになる内容が多く、特に印象に残った部分は手帳にメモ。なかでも気になったのが、
「人を育てる上手な教え方は、すべてを教えないこと」
という内容でした。
すべてを教えない。ではどうするのがいいのでしょうか。
著者がいうには、
上記が、人を育てる上手な教え方なのだそうです。
ふむふむ、勉強になる。
ここで頭に浮かんだのが、前職での出来事でした。
前職で私の上司や先輩だった方のなかにも、「答えを言わない教育方針」を取る方が何人かいました。それは決して悪いことではなく、部下であり後輩である私に「自分で考える力」を養わせようとしてくれていたのだと思います。
ただ、正直にいうと私はその方針が苦手でした。当時の私は常にモヤモヤした思いを抱えていたんです。
この本を読んで、その理由がわかったような気がします。
前職の上司や先輩と、本の著者が示す方法の決定的な違い。それは、「本人が答えを導き出せるまで寄り添えるかどうか」ということです。
答えを言わないことで部下や後輩を育てたい思いは同じはず。実はその先の「時間をかけて一緒に考えてあげられるかどうか」が大切なのかもしれませんね。
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著者が教える「人を育てるのが上手な教え方」には続きがあります。
教えてあげたというスタンスではなく、あくまで、本人が答えを見つけるためのお手伝いをした、ただそれだけなのです。
なんだか・・かっこいいですよね。
私自身も、相手を尊重する姿勢を忘れず、最後まで寄り添う責任感を持つことを意識したいなと思います。
Webライター あいり