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人を育てるのが上手な人と、そうでない人の違い

最近、こちらの本を読みました。

『仕事ができる人が見えないところで必ずしていること』

学びになる内容が多く、特に印象に残った部分は手帳にメモ。なかでも気になったのが、

「人を育てる上手な教え方は、すべてを教えないこと」

という内容でした。
すべてを教えない。ではどうするのがいいのでしょうか。

著者がいうには、

◎相手の力量で答えを出せそうなら、「〇〇さんなら答えを出せるよ!」と伝えてあげる

答えは言わず、ひたすら相手の頭の中を整理する役目をこなす

相手が困っているときはヒントを的確に、少しずつ出す

上記が、人を育てる上手な教え方なのだそうです。
ふむふむ、勉強になる。

ここで頭に浮かんだのが、前職での出来事でした。

前職で私の上司や先輩だった方のなかにも、「答えを言わない教育方針」を取る方が何人かいました。それは決して悪いことではなく、部下であり後輩である私に「自分で考える力」を養わせようとしてくれていたのだと思います。

ただ、正直にいうと私はその方針が苦手でした。当時の私は常にモヤモヤした思いを抱えていたんです。

この本を読んで、その理由がわかったような気がします。

前職の上司や先輩と、本の著者が示す方法の決定的な違い。それは、「本人が答えを導き出せるまで寄り添えるかどうか」ということです。

答えを言わないことで部下や後輩を育てたい思いは同じはず。実はその先の「時間をかけて一緒に考えてあげられるかどうか」が大切なのかもしれませんね。

〜〜〜*〜〜〜

著者が教える「人を育てるのが上手な教え方」には続きがあります。

「自分で問題を解決した」という自信を与えること

教えてあげたというスタンスではなく、あくまで、本人が答えを見つけるためのお手伝いをした、ただそれだけなのです。

なんだか・・かっこいいですよね。
私自身も、相手を尊重する姿勢を忘れず、最後まで寄り添う責任感を持つことを意識したいなと思います。

 Webライター あいり



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