新人看護師時代
私の母も看護師をしています。何と母は64歳で現在も夜勤もしているバリバリの看護師です。
母は看護師になって2年目で主任を勤めたり、母の結婚式には当時勤めていた病院の院長が祝辞を述べたり…と、今でも地元に戻ると結構な確率で『〇〇さん家のAIRIちゃん??』と声をかけられる程地元の医療業界ではちょっとした有名人です。
そんな母を持つ私ですが、私自身は国試にも1回失敗し、ようやく看護師になったものの仕事が出来ず病んでしまったり…と全く良い所がありませんでした。
いつも輝いている母と比べ、何と自分はダメな人間なのか…毎日のように劣等感に苛まれました。
私が働き始めた時はちょうど7:1看護が導入された年でもあり、どこの病院でも看護師を大量に採用していました。
私もその波に乗り、某大手の病院…しかもICUに所属しました。
そこで待ち受けていたのは、お局ナースによるイジメとも思えるような指導でした。
『今日バルーン交換あるけど、誰もやる気ないのかな〜??あー勿体なーい!!』
と、わざと聞こえるように言われたり、
『こんなの勉強した内に入らないけど??』
と、勉強してきた物を投げ捨てられたり…人格の全否定なんて日常茶飯事。
今でも忘れられないのは、日勤は17時までで16時半から夜勤の人に申し送りがあるんですよね。その申し送りがしたくて、夜勤の先輩看護師に声を掛けたら
『今何してるか分かる??私忙しいんだよね』
と言い放たれ、申し送りをせずに帰る訳にもいかず、たった1つの申し送りをする為だけに夜の23時まで待たされた事がありました。
医療現場って本当に特殊な所だと思います。
白衣の天使??そんな優しい世界ではありませんでした。
苦しい新人時代だったと思います。
今の私が当時の新人時代の私を指導していたら、きっと全然違ったんだろうなって考えたりもします。
きっと今もどこかで泣いている新人看護師さんがいると思います。
そんな新人看護師さんが1人でも多く、笑顔で働けるように…そんな思いで始めたブログです。
明日は私が今笑顔で仕事が出来るようになったキッカケのお話が出来ればと思います。
昨日の自己紹介の記事に♡頂けて本当に嬉しかったです!!
これからも是非お時間が許す限り見て欲しいです。