見出し画像

参議院議員選挙展望①

今回は3人区


①福岡選挙区 
 
先日、北九州市議選挙があったので、それを参考に参議院福岡選挙区について予想してみる。

自民、立民、維新、共産が減り、国民、無所属が増えた。ただ増減の幅は小さい。公明は変わらなかった。


国民は前回の選挙は無所属で1人当選したが、その後、公認した。今回の選挙で2人となったため、増加は1人である。減少した政党も1人減っただけだった。

市議選を単純に参議院議員選挙に当てはめることは出来ないが、福岡県の2割程が北九州市に居住していることを考えると、この選挙結果は多少は参考になるだろう。

                     

2019年の福岡選挙区

3人の現職は、今夏の参議院議員選挙にも出馬。北九州市議選挙は、投票率が40%(小数点以下切り捨て)、前回の参議院福岡選挙区は48%(小数点以下切り捨て)だったので、今回も投票率が40%台なら似た結果になるかもしれない。

メディアは北九州市議選挙で国民がトップ当選したことを報じているが、国民は一つの選挙区で候補者を1人に絞った。自民、公明、立民は複数人出馬したので、この3党が候補者を1人しか立てなければ、得票数から考えると、国民は4位にしかならなかった。


②3人区

参議院議員選挙の3人区は4カ所。全ての選挙区で与党が2人当選している。2人区や4人区では与党と野党の当選者は、毎回同数なので、1人区と3人区の増減が選挙結果を左右する。4つの3人区の現職議員は全て再出馬するため、現職が落選しないと、新人は当選できない。


③兵庫選挙区

国民は兵庫選挙区では前回も前々回も候補者を擁立しなかった。


2019年の兵庫選挙区の結果

兵庫は知事も維新系で維新が強い。国民と維新は政策距離が近く、国民が候補者を立てても当選は難しい。

2023年の兵庫県議会選挙。参議院の選挙区は都道府県単位なので、都道府県議会選挙の結果と似た傾向になりやすい。

国民民主党の議席は0人


④千葉選挙区


2019年の選挙結果。公明、国民は候補者を立てなかった。

3人の現職が、今回も再出馬


2023年の千葉県議会選挙

千葉は太平洋に面した複数区で最も自民党が強い場所である。公明党は候補者を立てずに自民党を支援する。立民は野田代表の地元なので力を入れている。この選挙区で新人が当選するのは容易ではない。
 

⑤北海道選挙区



公明党は候補者を立てず、自民党を支援

トップ当選の高橋氏は元北海道知事で知名度が高い。 


2023年の北海道議会選挙

北海道議会では国民の議席は0である。野党が増えるには国民が当選する必要があるが、道議0人で果たして当選できるだろうか。立民が2人候補者を立てる可能性は、まだ残っているが、北海道がいくらリベラルな風土といっても、立民2人当選は容易ではない。

⑥2025年参議院選挙

3人区は今のところ、投票率が大幅に上昇しないと、2019年と同じ結果になる可能性が高い。

お読みいただき、ありがとうございました。


いいなと思ったら応援しよう!