クリエイターは、ダジャレがお好き?
デザイン業界(とくに広告)に入ったとき、ものすごく感じたんですよ。
ダジャレ、多くない? 多すぎない?
表現案に必ずひとつは入ってるダジャレ。
クリエイティブディレクターが、まるで歌謡曲のように口ずさむダジャレ。
「業界はベタな人たちの巣窟か」と真剣に思ったんですけれども。
この歳になると、いつのまにか考え始めてるのが、ダジャレ。
なんじゃこの自然な流れー!!?
と震えました。
アイデアの入口というか、クリエイティブ市 アイデア町 1丁目がダジャレだったんですね。
なんでかなと思ったら、
受け手が深く考えなくても伝わる。
ワンチャン「くすっ」てなったら勝ち。
有名人を知らなくてもわかる。
誰が言っても、オモロイもんだったらオモロイ。
有名人が言ったら、もっとオモロイ。
わあ、便利。
そりゃ使いますよね。
コケたら「オヤジギャグ」。
こけなかったら「一等賞」。
誰も傷つけないし、誰も悲しまない。
だからネタ被りがあったりもするんですが。
とにかく便利。
考えやすい。
わかりやすい。
なるほどねー。
と思ったのでした。
気がついたら自分もダジャレから考え始めてる。
これが、加齢か。
そうなのか。
温泉銭湯で、お風呂から上がって、ちょっとビールなどいただきまして。
考え事をしながら、ふとダジャレにつなげようとしている自分に気づいて、ビール以上の苦さを感じたのでした。
あ、アイデア出しは、ちょっと呑んでみると、いい感じらしいですよ?
知らんけど。
ビールはおいしかったです。