ゼクスコトバンク:なこもに学ぶマリガン基準

こんな経験ありませんか?

「最低限ゲームができる手札だけど、こっちが後手で順当にゲームすると負けちゃうから強気にマリガンしてみた!
でも、元の手札より悪化して最低限のゲームもできずに負けちゃった。。。
マリガンしないほうがよかったのかなあ」


ありますよね。予選突破ラインぎりぎりでこれに出くわすとふて寝したくなります。

でもこれ、方針としてはマリガンして正解です。
そもそも大前提として、マリガンは勝てる手札を持つために行います。
上の例だと、マリガン前の手札ではゲームに勝てないと判断してマリガンしているので、判断が正しければこのままゲームを始めると必ず負けることになります。
「必ず負ける」から「勝てる可能性がある」に変更するわけですから、正しい判断ですよね。その結果手札が悪化したのは、勝てる可能性を引き当てられなかっただけであって、マリガン前の手札を保持する理由にはなりません。
マリガン基準に、マリガン前と比べてよくなったか悪くなったかは関係ないのです。

この話を、当時チーム戦に向けて調整していたところてん君に説明しても、一向に理解してくれませんでした。

ところてん「これマリガンする前のほうがマシやん」
くうき「マリガンしなかったら負けるんやから、どんな手札になってもマリガンしないとダメやろ」
ところてん「マリガンする前のほうがまだワンチャン勝てそうやろ」
くうき「それは前提の判断基準が間違ってるだけであって、悪化したからってマリガンが不正解とは言えない」
ところてん「うーん」

困りました、なんとかこの考えをチームメイトには伝えておきたい。

こういう時、僕は別の例から同じ事象を説明することで、理解してもらえるか試みることが多いです。しかもできるだけキャッチーな例であるほどいい。


これしかない・・・!

くうき「なこもの昔付き合っていた彼女は、いわゆるメンヘラちゃんでした。
それに耐えられなかったなこもは、彼女に別れを告げ、新しいパートナーを探しました。幸運にも、なこもは新たな彼女を見つけることができました。
しかし、その新しい彼女は元カノより重度の束縛メンヘラだったのです。
なこもは前の彼女と別れないほうがよかったのでしょうか?」

ところてん「そんなんどっちの女もゴミやっただけやん。二回目の束縛メンヘラがもっとやばい女ってだけで、元カノがええ女に変わるわけじゃないやろ、別れて正解や」

くうき「マリガンもそういうことやん」

ところてん「あっ、、、完全に理解できたわ。ありがとう」


なこものおかげで、彼は次のチーム戦で参加者唯一の無敗優勝を成し遂げます。


ここから生まれた言葉が、「なこもに学ぶマリガン基準」なのです。


おしまい。



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