3年前の自分へ
たまたまこの記事がnoteの下書きにあったのを発見した。書いたのは2020年だが何故か公開すらしていなかった。そしてたまたま過去からの未来への私のメッセージがあって、思わずその当時の自分へ向けて、さらに未来の自分に向けてnoteを綴りたくなった。
さて、2020年の私は2019年の私にnoteを綴り、さらに未来の私へとメッセージも送ってくれていたようだ。
2020年の私へ
まさにその通り、今フランスで私は私立の美大に通っているよ。あの近所の行ってみたいなあってずっと思ってた大学に。あの頃の私はフリーランスで仕事をしていくべきか、それともフランスの会社で仕事すべきかわからず悩んでいた。そんな中でも夢にもおも想像していなかったことばかりが起きたよ。まず、2020年のあの記事の後大好きでずっと夢だったブランディングの会社に入ることになる。しばらくは幸せだったけど、全然自分の仕事ができないことにも心が折れそうになる。その後ようやくフランスで仕事を探していく決心がついて、苦手だったフランス語も文法を一からやり直して今大学に通ってるよ。
大学での日々
クラスメイトは本当に可愛いし、尊敬できるしかっこいいし、すごく仲間に恵まれていると思う。そんな中でさらに5本指に数えられるくらい大切な親友もできた。まるで20代に戻った頃のようにどうしようもない話をいつまでもただただ徹夜で話し続けて、一緒に学校のプロジェクトで作業してはアホのように笑ってリヨンの深夜の帰り道路についたり、毎日毎日かけがえのない日々を過ごしている。きっと過去を振り返れば今日の日々はどうしようもなく愛おしく輝かしいものなんだと思う。今の私から言えることは課題の量が多くてすんごくしんどい。これもまた事実だ。
制作はといえば、昔はすぐにあれもだめこれもだめ、全てダメ出しから始まっていたのが些細なものの中にも良さを見出せるようになった。世界のすべてのものがどれもこれも興味深い対象になった。きっと過去の私であればこんな作品を作り始めたりはしなかっただろう。技術だけが全てと思い込んでいたから。
今は何を作るにも楽しい。それはきっと今まだ学校にいるからなんだと思う。制作することの楽しみを知る事ができた。あとはフランス語が大きく進歩しましたよ・・・。最近読んでいる本はこれで、フランス文学の良さも少しずつ味わえるようになってきているよ。日本語で本があんなに好きだった私はフランスに来てがっかりしていたけど、今は仏語でもようやくちょっとずつ楽しめるようになってきた。
大好きな製本のことも学べたし、たくさんいい出版社も知る事ができた。今日今までの写真を携帯で見返していたけど圧倒的に2022年から写真フォルダは美術館や展示、気になったもの、好きな本、兎に角興味の範囲が一気に広がったようで今までの自然の写真や子供の写真がメインだったフォルダとはガラリと雰囲気が変わった。兎に角、作ること、そして目を養えたように思う。
非常に雑だが、2023年の制作のまとめ。ポートフォリをはまた別途つくらなきゃならないし、過去をざっと振り返れるように作ったまとめ写真。だいぶ美大っぽい。これが今後どのように変わっていくのかは気になるところだけど、自主制作はやめずに今まで通り、いや今までは自主制作していたけどいつも何かに囚われていた。だからその枠から外れてなんでもやってほしい。
あの頃の私は兎に角ずっと正解を探していたと思う。正解のない作る喜びを知れた今私はずっと以前より楽しんでモノづくりをしている。仕事が始まった後でもこの部分は変わってほしくないな。
なんとなくの今後の展望
来年はやっと大学が終わる。大学院に進むかどうかはまだ迷っている。
入りたい会社はいくつかある。その中でも出版社はどうしても進んでみたい道ではあるが、給料面から考えてブランディングに戻った方が良いのではないかと踏んでいる。その上でモーションアニメは外せないから絶対に在学中習得してほしい。でも本当の本当は印刷物に携われたら最高。この5年以内に自分の印刷アトリエを持ち、小さな出版社をやれたら最高なんだけどそれまでに逆算して何が必要かは考えないといけない。フランスでビジネスを行うとか本当に骨が折れそう(遠い目)3年前の私は兎に角いい仕事しないとで精一杯だった。いい仕事って何の質問から抜け出せなくなっていたけどそもそも作る喜びというものがあってこの仕事をしているのだからそこにフォーカスして行けた今現在があってよかったと思う。本が大好き、本がやばいくらい。そんな仕事に5年以内にシフトしたい。
今年の目標10つ
もう少し具体的な目標を書こうと思う。
せっかくだから一年後の私、どうかこのリストを見返してほしい。一体何が達成できて何ができなかったのかとっても気になる。
・本を最低1冊は作って販売してみる。
いつか自分の小さな出版社が持てるのか、最初は小さい規模でいいから本を作って売れる場所を探す。Zineから始めれば良いと思う。まずはやってみることじゃないとわからないこともわからない。それかOuvrir L'Oeilの店長シセに少し出版社のこととかを聞いてみたいと思う。まずは情報を集める。
・カリグラフィーのStageを受けたい
あのBescherelleで、いつもの先生のもとStageを受けたい。今度はラスティカに挑戦してみたい。
・日々の制作を続けたい
これが中々できない。忙しくてもできることを考えないといけない。気になっている偶然性というお題で続けたい。
・歯科矯正を始める基歯医者へいく
ようやく重い腰を上げて歯科矯正に向き合ってください。抜歯死ぬほど怖いけど頑張ってください。。。じゃないと未来の私に怒られます。。
・Motion Animeを学ぶ
簡単な物体を動かすだけでも良いので、しっかりできるようになってから就活に挑んでほしい。確実に就活の手助けになる。
・書体づくりを楽しみたい
先生から教えてもらったのはまずはトレースしてみる。そこから学ぶことはたくさんあるからその上でまたリヴァイヴァル書体に1つでもいいから挑戦したい。
・仏語で本を5冊読み終えたい
どんな薄い本でもいいし、分厚い本でも良い。5冊は読んでほしい。
・いい会社に就職していたい
既にリストアアップしてあるあのどこかの会社に入っていてほしい。無理なら無事にAlternance見つかってますように。
・ちゃんと新たにフランスでバンドを組みたい
ギターの先生のもと改めてテオリーなどを学ぶことに。セッションが軽くできるレベルにまで持っていけたら見知らぬ人たちとも音楽で遊べていたらいいな。
・今までやった事ないことに挑戦してみたい
やったことないこときっと人生に山ほどあるよ。。!デザインもいいし本もいいけど全くやったことない分野、例えばスポーツとかはまだ一切未開拓なのでやってみてほしい。なんでもいい。柔軟に挑戦できる姿勢を忘れないでほしい。
こなせなくてもいい。
兎に角さわりだけでもいいから挑戦したりする事ができればいいと思う。
未来の私へ
ここまで書いてきた通り、全くもって過去の自分からは想像できないことばかりが起きた。健康面は大きく害することはなかったものの少しずつ不調が増えてきていたりする。いつ病気になっているかも知れないし、世界だって驚くほど大きく変わった。こんなに未確定で不安定な現実の中できっと未来への手紙を書くのはもしかすると馬鹿らしいかも知れない。いつ死んでしまっているかもわからないのに。(元旦から早々と縁起の悪い記事だ)だからこそ、今一瞬を兎に角後悔しないで生きてほしい。せっかく作ることの楽しみを知れたのだから未来の私も、あー作るの楽しい!って過ごしていてほしい。あとは家とかやっと購入できるくらいのスーパーな給料がフランスの会社から支払われていると良い。望みすぎだろうか?健康ならいいや。
また1年後にnoteを私に向けて書いてください。家族を大事にしてね。
ー終わりー