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【UEFA EURO 2020 #5】北マケドニア日誌③

¡Hola,Buenas tardes!
こんにちは。えあっちです。

『UEFA EURO 2020』。いよいよグループステージが佳境に。
各グループから決勝トーナメント進出国が続々と決まっております。

そんな中。

この大会で私が盛んに推していた北マケドニアが、この大会"最後の試合"を迎えることになりました。

ここまで北マケドニアはオーストリアとウクライナ相手に2連敗を喫し、既に今大会はグループステージ敗退が決まってました。

とはいえ。

2試合観てますと、敗れはしたもののの、格上の相手にドン引きすることもなく、前を向いてがむしゃらに戦っていた印象。決定機も何度も作ってましたし、実際にゴールも決めてましたし。

そして迎えた第3戦。

相手はこのグループの"ラスボス"ともいえるオランダ。

北マケドニアはこの第3戦でどんな夢を見せてくれたのか…

■オランダに感謝

結論から先に言いますと、北マケドニアはオランダ相手に0-3というスコアで敗れることになりました…残念。

とはいえ。

まずはオランダの粋な計らいに感動でした。

既にこのグループのトップ通過を決めていたオランダ。決勝トーナメントを見据えて主力温存・控え組にチャンスを与えるものだと思ってました。

ところが蓋を開けてみると…。

MFフレンキー・デ・ヨング、FWメンフィス・デパイ、DFマタイス・デ・リフトにMFジョルジニオ・ワイナルドゥムなどといった、欧州のビッグクラブで活躍するネームバリューのある選手をスタートからキッチリ使うベストな布陣を用意してきました。

これだけでまずサプライズ。手を抜かないこの姿勢。嬉しかったです。
(単に試合勘を鈍らせないためなのかもしれません)

そして。

試合開始前のコイントスの際には、パンデフのこれまでの北マケドニア代表での活躍を讃えるために「PANDEV 122」とマーキングされたオランダ代表のユニフォームをパンデフに渡すという小粋な演出。
(『122』はパンデフの北マケドニア代表での試合出場回数)

これでまず泣けてしまった…(涙)

スポーツは対戦相手を常にリスペクトする姿勢があってしかるべきです。この試合でオランダ代表が見せた姿勢は至極当然であるかと思いますが、拍手を送りたいです。

■やはりパンデフ

この試合ではパンデフに目が行ってしまいます。

そして。

実際にこのオランダ戦でもパンデフは見せ場を演出してくれました。

min.9で見せたトリチェコフスキへのスルーパス。そしてmin.22でのトライコフスキへのヒールパス。いや~この2つですよ。

トリチェコフスキのシュートは一度はネットを揺らすものの、オフサイドの判定。ヒールパスを受けてシュートしたトライコフスキのシュートはポストに弾かれる…。

この2つが決まっていたら、北マケドニアのサッカー史に必ず刻まれていたはず。惜しかった~
(min.71でのバルディからのスルーパス→チュルリノフ、ゴールネット揺らしたもののオフサイド…これもあったなぁ)

そして遂にこの時が…。

min.68。

北マケドニアはコスタディノフを途中交代として投入。

代わるのは…パンデフ。

チームメイトが作る花道でパンデフを送る。

北マケドニアサポーターだけでなく、オランダのサポーターたちも拍手していたかな?

そして。

インテル時代で共に活躍したスナイデルも拍手。

涙なしでは…。

パンデフの"ラストダンス"はこうして終わった…。

スポーツの世界は当然勝者と敗者に分かれるものであり、強豪とされるチームがいかにして勝つか?というのに注目が行きがちになります。

が。

ビッグネーム以外にも光るものがあってこその国際大会。多種多様の発見があるのが面白いところなのでは?と常に感じてます。

その一瞬の煌めきを北マケドニアに見た私でした。

北マケドニアの選手、スタッフの皆さん。いいものを見せてくれて感謝感謝。

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こうして北マケドニアは大会から去ることになりましたが、大会はまだまだ進みます。イングランドとスペイン。苦戦してますね。"死のグループ"もまだ決していないですね。

要チェック。

最後までお付き合い下さり、ありがとうございます。

¡Hasta la proxima!

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