【UEFA EURO 2020 #8】盾と矛
全てはmin.2でのルーク・ショーのゴールから始まった。
そこからイタリア、イングランド双方の戦い方がハッキリと二分された。
「盾」のイングランドに、「矛」のイタリア。
その構図が見て取れて、単純ながら面白い今回の『EURO 2020』のファイナルであったと私は思います。
ルーク・ショーのゴールから、イタリアがゴールを奪うべく、イングランド陣内でパスを回すものの、自陣に籠ったイングランドの守備陣が済んでのところで跳ね返す。
そんな中で生まれたmin.67、セットプレーからのボヌッチのゴール。
イタリアの執念が活きた。
思えば今大会ではイングランドはウクライナ戦で4得点以外は1ゴール~2ゴールを奪い、手堅く得点を奪って逃げきる試合を演じた一方で、イタリアは攻撃サッカーにシフトチェンジしたからか、トルコ戦、スイス戦での3ゴールをメインにし、これまでの「カテナチオ」「ウノ・ゼロ」というイメージをいい意味で裏切ってくれた。
逆にイングランドのほうが、かつてのイタリアの戦術に近いものであったと思いました。
最後のPK戦はもはや運。その運も引き寄せたのは必然なのか?
そう単純に思ってしまった、今回の『EURO 2020』のファイナルでした。
最少得点でも面白かったです。
簡単ですが、今大会のファイナルの簡単なレビューということで。
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大会は終わりました。
新型コロナ禍に中での開催。無事に開催できたのは幸い。
エリクセンも無事回復できて何より。
そして。
サカ。君には未来がある。
最後までお付き合い下さり、ありがとうございます。
¡Hasta la proxima!