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「来年もよろしく」お願い致します。

近頃は新年のあいさつもSNSなどが主流となってきており、年賀状を書く文化も少しずつ薄らいできていますが、決して社交辞令ばかりではない、心のこもった直筆でのやり取りも時には嬉しいものです。

出来ることなら元日に先方さんに葉書が届くよう、年末までに投函するのが理想ではありますが、私はある時期から、必ず年明けに年賀状を書くことに決めました。

 

ダブルワークを始めてからは年末年始も多忙になり、添えるメッセージも遠慮がちになってきましたが、昔は決まって裏が白紙になっている年賀はがきを買って、一人ひとりに宛てたメッセージを端から端まで文字で埋め尽くさんばかりに書いていました。

今でもnote記事のコメント欄で、つい文章が長くなってしまい、事あるたびに「comment_too_long」と釘を刺されます。特に私の場合、この記事を含めて今までの記事もすべて口語体で書いているため、尚更に歯止めが掛かりにくいという事情もあります。

しかし、この冗筆極まりない書き方は、時として重大な落とし穴に嵌まることになります。

相手の方に向けたメッセージを伝えることに夢中になるあまり、そのままの感情で「来年もよろしく」と書いてしまうのです。書いている時期は12月なので実際の感情としては正しいのですが、今書いている手紙が年明けに届くものだという根本的な事が完全に頭から抜け落ちてしまっているのです。

しかも私は、この失態を10歳の時、17歳の時、24歳の時の計3回やらかしました。さすがに失態から数年間は同じ轍を踏まないように気を付けるのですが、ちょうど忘れた頃に再び落とし穴が待っているようです。

それ以降、二度と同じ過ちを繰り返さないために、必ず年明けに年賀状を書くことに決めて、メッセージにも満を持して「今年もよろしく」と綴るようになりました。

 

もし皆さんの中で、おっちょこちょいのお友達さんから「来年もよろしく」と書いてある年賀状を受け取った方がいましたら、来年だけではなく今年も温かい目で見守って頂けると嬉しいです。「来年もよろしく」=「今年は別にどうでもいい」ではありませんので、どうかご理解頂けたらと思っております。

 

大変ご無沙汰してしまいましたが、これからゆっくり皆さんの記事を読ませてもらいに伺います。

皆様、来年も…いや、今年も宜しくお願い申し上げます。

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