小さなミスは、笑って許して
たった今、ポータルサイトに載っていた、ある記事を拝見しました。
元記事のリンクです↓↓
なんかどこかで似たような経験がありますね…
横浜のバスの記事への反応を見ていると、運転手さんの確認不足を責める声や、寝ていた女性を咎める声もありますが、こんな些細な事をわざわざニュースにしなくてもいいような気がします。ちょっとクスッとする日常のひとコマ程度の事だと個人的には思うのです。
何より気になったのは、元の記事に「不祥事」のタグが貼られている事です。確かにその女性がバスの中に残されたのは事実ですが、その15分後に降車しており、この程度の出来事は不祥事でも事件でもないと思っています。
なんなら我が家の加湿器にりんご果汁100%ジュースを入れて、部屋中をベッタベタにした事の方がよっぽど不祥事です。アロマみたいに香りがふんわり広がるといいな、くらいの出来心だったのです。
なんなら私がやかんのお湯でウインナーをボイルして、後にそのお湯を急須に注いでお茶を飲んだ父親が「うぇっ!」と吐き出した事の方がよっぽど事件です。湯呑みの中になぜか不思議な油が浮いていたのですから。あの時は本当にごめんなさい。
バスの記事のコメントの話に戻ると、思いのほか同じ経験をされた方も多いようです。仕事で疲れてしまい、ついバスの中で寝てしまうこともありますよね。実際に経験をされている方は皆さん寛容な受け取り方をされていました。
私が日頃から人の間違いに寛容なのは、決して優しさから来るものではなく、自分が人の何倍もミスを犯すからです。
一昨日、会社の電話の子機をどこかに置き忘れ、思い当たる場所を探してもなかなか見つかりませんでした。そこで私は、自分の携帯から会社の番号に掛けて、着信音の鳴った場所を探せば見つかるに違いないと思いつき、その場にいる人達に了承を得て、会社の番号に電話を掛けました。
ところが、親機はもちろん、他の4つの子機も同時に鳴り出したため、探している子機が一体どこで鳴っているのか判らず、結局は何の意味もありませんでした。なぜ最初に気付かなかったんだろう。
よくある話で、ミスを咎められて余計に焦ってしまい、さらにミスを重ねてしまうというスパイラルに陥る現象があります。負の連鎖を一刻も早く止めるためにも、間違いを許容することはとても有用だと思っています。
ちなみに、その行方不明の子機は、書類のロッカーから無事に救出されました。その場にいた皆さん、大変お騒がせして申し訳ございませんでした。