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たらこパスタソースに思いがけずエゴサーチを阻まれるの巻

人知れず、歌の詞を書くことをライフワークのひとつとしていますが、地元紙などで『十月七日の通り雨』のことを取り上げて頂き、故郷の家族や友人に喜んでもらえたことがとても嬉しく、関係者の皆様には改めて感謝申し上げます。

当時はエゴサーチも兼ねて、雑誌やWeb掲載などの情報収集のために何かと検索をしていました。しかしその中で「作詞 こーた」と検索すると、どういう訳か「キユーピー あえるパスタソース たらこ」の「たらこーたらこーたっぷりーたらこー♪」のCMソングのフレーズがたくさん出てくるのです。

なぜ、たらこ…?と思いきや、「たらこーたらこー」の真ん中に「こーた」が含まれているんですね。なるほど、これは盲点でした。

あの有名なCM曲の情報を知りたいけれど、曲名も歌手名も分からない、唯一の手掛かりと言えばあの耳から離れないフレーズしかない…そういった方たちがとても多く、Yahoo!知恵袋などで質問された文章の中の「たらこーたらこー」がもれなく検索結果に引っ掛かっていたのですね。

楽曲の着うたフルのダウンロード103万件、CD出荷枚数30万枚、オリコン初登場2位、2006年流行語大賞トップ10、第48回日本レコード大賞特別賞といった、この曲の輝かしい経歴と、肝心の曲タイトルやグループ名の知名度がアンバランスだったためか、同時期に同じような質問が乱立してしまったのかも知れません。

その曲名は『たらこ・たらこ・たらこ』、歌手は『キグルミ』という女の子2人組で、この「キグルミ」というユニット名は、たらこありきではなく、今後もテーマによって自在に衣装を変えられるように命名されたそうです。

さてさて、私自身も深く考えずに「こーた」というペンネームを使い始めた訳ですが、ありふれた名前では個性に欠けると思い、今も時々投稿している作詞同人誌では2014年1月より「暮林(くればやし)こーた」のペンネームで参加させてもらっております。普段からお世話になっているお仲間さんより一字頂戴したものです。本当は『十月七日の通り雨』の時も「暮林こーた」に変えたい旨を話してみましたが、コンペの話はあくまでも「こーた」に対して依頼があったのだから、名前は変えない方が良いとのことでした。

時は流れ昨年の秋、ペンネームの一字を頂いたお仲間さんからメールが来て、2019年度のプロ野球ドラフト会議にて、紅林弘太郎(くればやし こうたろう)選手がオリックスバファローズに2位指名されたと知り「本当に面白いことばかり起こるね」と言われました。まさかこのような展開は思ってもみませんでしたが、これからも変わらず詞作に励み、また、未来ある紅林選手の今後のご活躍を祈念しております。

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