「罰ゲーム」が世界から消えて無くなりますように
今回は、長年ずっと思っていたことを書きたいと思います。時にスポーツやゲームなどの勝負がついた後に行われる「罰ゲーム」とは、一体何の為にあるのだろうか?という疑問です。
これは、人に優劣をつけるべきではないとか、争い合うことが無意味だという話ではなくて、例えば真剣勝負のスポーツにしても、他愛のないミニゲームの類いにしても、戦った結果として勝者と敗者が決まった後に、たとえ余興とはいえども、勝負に負けた側に更に追い討ちをかけるような屈辱を強いるのは、どう考えても悪趣味な気がしてならないのです。
もちろん自分自身がその罰を受ける可能性もありますが、仮に他の誰かが罰を受けるのだとしても、その人がきっと感じるであろう心の痛みや屈辱を想像すること自体、正直に言って苦痛以外の何物でもありません。
ましてや初めから罰ゲームを行うことだけを目的とした勝負に至っては、勝者にとって何の見返りもなく、ただただ敗者に辱しめを負わせるだけの、極めてナンセンスな愚行だと思ってしまいます。
もしも学校帰りの小学生のグループが、じゃんけんで負けた子に全員分のランドセルを持たせているような光景を目にした時、皆さんはどのような印象を持たれるでしょうか。少なくとも、その勝者でも敗者でもない他人の私から見て、どうしても微笑ましい光景には見えないのです。
人の命を奪ってはいけない、人の財産を奪ってはいけない、それと同じくらい大事なこと、
人の尊厳を奪ってはいけない。
たかだか罰ゲームくらいで大袈裟だと思われるかも知れませんが、真剣勝負の時も、仲間内の遊びであったとしても、ともに勝者を称え敗者を労う優しい世界であって欲しいと願い、生意気ながら綺麗事を言わせて頂きました。
かなり強めの語気になっていることは自覚しておりますが、不快に思われた方には本当に申し訳ございません。一人でも多くの方に共感して頂けたら嬉しいです。お読み下さり、ありがとうございました。
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