【エボルヴ】千葉GPで使用した原初ドラゴンについて
こんにちは。皆さん千葉GPお疲れ様でした。
対戦して頂いた方も応援して頂いた方もありがとうございました。
僭越ながら千葉GPでベスト64になりましたので大会で使用した原初ドラゴンの簡単な解説をせっかくなので書きたいと思いました。
拙い文章で恐縮ですが、参考にして頂ければ幸いです。
デッキリスト
このデッキの原案は、ゆっけ@シャドバエボルヴ(@yukke_evolve)選手です。9月10日のCSで優勝している構築を元にデッキを作成しました。
ありがとうございます。
採用カードについて
1コスト
銀氷のドラゴニュート・フィルレイン(滄海の捕食者・沙花叉クロヱ)
3枚
最高に可愛いカード。
どのタイミングで出しても強いカードです。
減らす理由はありません。
後述の文香から出す最強のカードです。
ベルエンジェル
2枚
初手で引けていたらラッキーカード。
このデッキはPPが余ることが多々あるため空いたPPで出すだけでフォルテやオグリのお供になれる。
文香から出すことも可能なため相手の面はないが疾走できるカードもない時に文香から原初や水竜神の巫女と一緒に出すカードになります。
2コスト
アクアネレイド
2枚
2PP、5PP、8PPで活躍できるカード。
2PP時は素で出すことで0/1の守護と2/2のフォロワーになるため2PPでは破格の性能です。
5PP時は原初+アクアネレイドの動きから盤面に4点、顔に2点与えれるカードになります。
8PP時は7PPの時に文香から出した原初がいるためアクアネレイドを出すと盤面に4点、顔に2点+オルカ疾走で2点の合計4点与えることが可能です。
2PPのコストから考えると与えれる点が大きすぎます。
ただし原初と嚙合わせる必要があるため回しにくいなと感じたら抜いてもいいかと思います。
ドラゴサモナー
3枚 進化1枚
先3や後2で活躍するカード
優先サーチ対象はナックルドラゴンやドラゴンウォーリアです。
3PPの時は原初を優先して出す動きをしたいですが、原初や上記の2枚がない場合は優先して出します。
進化が1枚なのはこのカードの進化の2枚目を使用した試合は勝てないからです。環境のスピードが非常に速いので圧力がかからないサモナーは使う場面が限られます。
ただし無くして良いカードでもありません。
手札で重なった場合はオグリキャップで捨てるので気にしないでください。
ファイアーリザード
3枚
初手で持っていたらガッツポーズできるカード。
クールの後1〔ソング・フォー・ライフ〕北条加蓮を許さないカードです。
リーダーにも飛ぶためフィニッシュになりえることもあります。
託宣とファイアーリザードの両方を引いていた場合は残りの手札次第でどちらを使うか考えましょう。
託宣は必ず2PPで打たなければいけないカードではないです。
例えとして、手札がネレイド、ファイアーリザード、託宣、原初とあった場合、2PPでファイアーリザード、3PPで原初、4PPでネレイド+託宣の動きの方が強いです。2PPで託宣を打ったとしてもPPが余るだけのためどちらを優先するべきかは常に考えましょう。
銀氷の吐息(お掃除しちゃうぞ♡)
2枚
最高に可愛いカードその2フィルレインがいる状況下で最強のカード。
このカードのおかげで7PPの文香が安心して展開できます。
7PPで文香を出した後の返しでフィルレインはたいてい残りますが、実はフィルレインを取られる方が嫌です。
文香は4/4のバニラに対して、フィルレインはPPは使うものの相手の面処理+2点の空中打点を与えれるためクイックタイミングを挟むことなくダメージを出せます。
3枚あっても良いカードですが、このカード自体が相手の展開に圧をかけれるわけではないため2枚採用です。
竜の託宣
3枚
実は使いどころが難しいカード。
無いと弱くなるが後半引いても弱いです。
超越というデッキに対しては打ちたいため抜くに抜けない状況です。
来期ではPPブーストできるフォロワーが出るため抜けるカード筆頭です。
ファイアーリザードの項目で書きましたが使うタイミングは考えましょう。
必ずしも2PPで打つ必要はありません。
3PP
原初の竜使い
3枚
このデッキの核。
千葉GPの環境はフォロワーを使ってフォロワーをとる、盤面を作ってから一気にダメージをとるため原初の竜使いが非常に刺さります。
先3で出した原初をとる手段はそんなに無く、夢のささやき、センターオブストリート、白霜の風やエンスナ+魔弾のように2枚使用したとき等になります。
夢のささやきやセンターオブストリートは仕方がないですが、白霜の風をここで使用してくれるならばオグリキャップが走りやすくなるため儲けものと考えましょう。
クールデッキでは後3では取る手段がほぼありません。
安心して出しましょう。
このカードは2枚目以降も引いてしまってもどんどん出して大丈夫です。
7PP以降は威圧もつくためこれを出すだけで相手は縦置きの面展開がしずらくなります。
水竜神の巫女
2枚
3PPと7PP以降使いたいカード。
このカードは扱いが非常に難しいです。
回復しないとバーンダメージで負けてしまうときや、原初を持っていないとき、文香から原初ではなく巫女を出してPPブーストをしたいときに出します。
基本的には使いません。
もしデッキ改造をする場合はこの枠は変えてもいいかもしれません。
ドラゴンウォーリア
3枚 進化2枚
後述のナックルドラゴンと合わせてこのデッキを強くしているカード。
千葉GP環境では盤面を並べる構築が多いため、盤面に3点を与えれる本カードは非常に強力です。
ナックルドラゴンの下位互換的な扱いを受けますが、原初デッキでは両採用することで相手の縦置きを許しません。
初手のマリガンではナックルドラゴンかドラゴンウォーリアのどちらかを引けるように目指します。
サモナーでも優先サーチ対象です。
このカードを2枚にすると途端に引けなくなるので絶対に3枚必須です。
ナックルドラゴン・ドラグニル
3枚 進化2枚
デメリット一切なしの最強3PP帯カード。
流石主人公の相棒。
このカードも語ることはあまりないです。
原初の次ターンに出したらフィーバーです。
3コストのカードはいざとなったら文香から出せることだけ覚えておきましょう。
4コスト
ダークドラグーン・フォルテ
3枚 進化2枚
美しい・・・
流行りのクールデッキでは守護カードが少なく、このカードの通りが非常にいいです。
超越に対しても強く、このカードを引けているかどうかで勝率が変わります。
ただし使わなくても負けるわけではないです。
このデッキには後述のオグリキャップがいるためどちらかが引けていればたいてい勝てます。
なお最強のムーブとしては6PPでフォルテをプレイし、相手が処理のために動いたあとに7PPで文香を安直させることです。
相手はひたすら処理に回ることとなり、その後のオグリキャップにたいしてなすすべがありません。
辻野あかり
2枚
最後まで入れるか入れないか迷ったカード。
このカードは効果が非常に強力ですが、原初とのかみ合いはそこまで良くなく入れるか迷いました。
入れ替え候補としてはブレイジングブレス等のクイックスペルを考えていました。
入れ替えなかった理由としてはPPを余らす行為が弱いのと、超越対面でフォルテの返しに打てたら強いという考えだったため、超越相手ならばそもそもあかりのほうが強く出れるという考えから結局2枚採用に至りました。
2PP託宣から次ターンに出るあかりは強力なため原初を無理に出すよりも良いパターンもあります。5PPで出して次ターンフォルテと一緒に動くといったことも大事です。
6PP
オグリキャップ
3枚 にんじん3枚
おそらくこのカードが千葉GPでのドラゴンの正解カード。
当初イスラフィールの枠でした。イスラフィールは文香から巫女を持ってきてPPブーストして次ターンに相手の盤面を一掃する動きが強力ですが、その行為自体は相手にダメージを与えられず、返しに破壊されて結局じり貧になります。
また、クールデッキの5PP〔オーバー・ザ・レインボー〕神谷奈緒で展開された際に返す方法が少なく非常に苦しい状況でした。
オグリキャップに変えることですべてを解決し、神谷の返しにも出せますしそれ以降でも出しても最大10点ダメージをたたき出せます。
またウマ娘のデッキが減ったことや侮蔑を警戒されていたためオグリキャップの存在自体を忘れられているため相手からしたら無警戒から盤面一掃や10点ダメージを食らうこととなるため、千葉GPでは猛威を振るいました。
7PP
鷺沢文香
3枚
原初デッキのキーカード。
基本的には7PP時に原初とフィルレインを持ってきます。
できればこれを出す前のターンで圧をかけて相手の面を1から2面くらいになるようにしましょう。
また、原初を置いた状況で出すことで盤面に6点、リーダーに3点を与えることも可能です。6PP時に余裕があったら2枚目でも原初を置いてみましょう。
ほかにも巫女やベルエンジェルを持ってくる仕事もしますが、原初フィルレインを出しておけば相手は困った顔をすると思います。
僕もやられたらどうしていいかわかりません。
簡単な説明
マリガン基準
ドラゴンウォーリアorナックルドラゴンがない マリガンしましょう。
ドラゴンウォーリアorナックルドラゴンがあるが2PP、3PPに動けるカードがない マリガンしましょう。
ドラゴンウォーリアorナックルドラゴンはないがサモナーはある 他カード次第でキープです。
託宣はキープ対象ではありません。あったら良いなカードです。
超越対面は託宣やあかり、フォルテがキープ基準です。基準ががらりと変わりますので気を付けてください。
先手後手について
圧倒的先手です。
後手が欲しいのはハンデスしてくるナイトメア対面くらいです。
千葉GPではクールは後手をとりたがり、かつ侮蔑と勘違いされるということしかおきなかったためナイトメア以外先手を取れました。またクールに先手を取られたのも1回だけでした。
デッキの回し方
このデッキの回し方は難しくありません。
大層なことは言えませんが1~4はだいたい決まっています。
マナカーブ通り動いていき、相手の盤面を破壊します。
5PPと6PPだけは少し難しく、原初+ネレイドの動きだったり、あかりを置くだけで終わったり、オグリを走らせたりといった感じでやれることが多いです。
7PP以降はルートがほぼ決まっており、文香を出して詰めてゲームエンドです。
この7PPまで持っていくためにどうしたらいいかを考えましょう。
有利不利について
このデッキは初見での対応が難しいがために活躍できたデッキのため、内容を知ってしまい対策されるとおそらくそこまで強くありません。
千葉GPの時の有利不利はキュート以外全対面有利と考えていました。
キュートは時間の関係やクールが思ったよりも辛いため母数は少ないだろうと踏んで使用しました。
最後に
ここまでお読みいただきありがとうございました。
この原初ドラゴンというデッキは千葉GPでの環境に合わせたデッキリストになりますので、ぜひ調整してご使用ください。
もし質問等がありましたらXの方へリプライやDMを頂ければお答えいたします。
本文はここまでですが、追記で千葉GPでの日記でも書こうかと思います。
ありがとうございました。
【日記】千葉GPに至るまで
このデッキが完成したのは千葉GPの約2週間前でした。
もともとはクールデッキの派生のようなデッキでGPに挑むつもりでした。
が、その前のCSでボコボコにされ、ゆっけ選手のドラゴンを見てなぜかドラゴンを握りたいという思いが強くなり急に方向転換をしました。
実はGPは今回も含め6回出ているのですが、前回の千葉GP以外はすべてドラゴンで出ています。
大阪GPでも一週間前に方向転換をしてドラゴンを使用してひどい戦績でした。
リモートメンバーからもまた今回もドラゴンになったんかみたいな反応でした。
エアーさんドラゴン(略してエアドラ)使わないの?って言われたらこちらも使うしかありません。
いいぜ見せてやるよ!!!と心の中で叫びながらゆっけ選手のデッキを回し始めました。
が、クールにひたすらボコボコにされ「これ勝てねえよ。。。」となっていた際に「イスラやめてオグリで走る!!!進化は無駄なの全部省いてとにかく面取る!」という方針に変えてから異常に勝つようになりました。
先行の時に相手の後手1北条を2PPでファイアーリザードで取るという行為をし続けた結果、リモートメンバーが北条を出せなくなる病気にかかったので非常に申し訳なくなりました。ちゃんと病気は直してからGP出たのでよかったです。
環境にいないドラゴンじゃ練習にならないのに付き合ってくれた皆さんには感謝しかありません。
GP一週間前はアプリ更新もあり、練習せずアプリをやっていた記憶があります。おかしいな。。。
木曜日に2戦だけやっていけるっしょ!!!なんて息巻いてました。
【日記】千葉GP Day1
ポストでも書きましたが、初戦、2戦目負けてます。
リモートメンバーの、そんなデッキで来るからだよwww大阪再来だなwwwって心の声が勝手に聞こえてきました。(たぶん思ってないと思いたい)
実は過去初戦で勝ったことがありません。
Day2へは今回含め3回行きましたがすべて初戦を負けてます。
初戦負けた時はへらへらしてました。
いつものことだしいけるいける!なんて自分に言い聞かせてました。
2戦目を負けた時は、「もう帰りたい。辞めたい。探さないでください」って連呼してました。次負けたらご飯食べいこーぜなんて約束取り付けてました。約束守れなくてごめんなさい。
3戦目を勝つことができた時は0-3しなくてよかった。なんとか生きた。でもここまでかなと思いながら「帰りたい」とひらすら連呼するマシーンでした。
4戦目以降も勝ち続け、なぜか5連勝していました。
最終戦のお相手はJCS出ている方で「ああ、ここで終わりか。。。頑張ったな」なんて思いながら対戦していました。
が、勝つことができ「おっしゃーーー 0-2からの6連勝じゃい!!!」なんて知り合いと話してました。
夜はリモートメンバーと飲みとカラオケなんてして非常に楽しい夜でした。
なおファイアーリザード恐怖症のリモートメンバーもday2行きました。
【日記】千葉GP Day2
二日目はもうここで終わってもいいかななんて思いながらリリエルもらってうきうきしていました。
崖っぷちからずっと戦っていたのでおそらく僕のデッキを知っている人はいないためひたすら初見殺しができていました。
この日は初戦も勝ち、2連勝をしました。
続いて3戦目で事件が起きました。
相手がついさっきまで話していた地元のショップ仲間です。
「俺のデッキこんなんでこんなカード入ってるんよwww」なんて話していたらまさかの対戦相手です。
平静を保ってましたが『やっべ・・・相手ナイトメアだしバレてるしどうしたらいいんだ・・・ここまで快調でベスト64見えてるのに・・・』なんて思ってました。
しょうがない戦うしかねえんだなんて思いながらプレイマットを引こうとしたその瞬間
「プレイマット轢かなくていいですよ」なんて急に声がかかりました。
配信卓への案内です。
目の前の相手が知り合いという時点で頭がバグっているのに、しかも配信卓へ呼ばれるなんて意味がわかりませんでした。
正直配信卓はトナメ上がるまで出たくありませんでした。デッキがばれるのをすごい嫌がっていました。
幸いなことにサブ配信とのことで、無様な様を晒すことはないなって少し安堵していました。
ただ相手がこちらのデッキをわかっており、かつハンデスナイトメアです。
こちらも手の内は多少わかっているつもりですがバレている以上有利ではありません。
対戦内容については動画をご覧いただければと思います。
day2配信の3時間40分あたりの配信です。
なんとか勝つことができ、身内踏みつけたけど「通算9連勝じゃい!!!」なんて叫んでました。
バチがあたったのか次の対戦で負けました。
対戦内容にプレイミスがあったのかはおそらくないと思いますが、一歩届かずでした。
続いて次の対戦は勝ち、7戦目は不利対面のキュートでした。
相手の場にあかりがあり、すぐに突破ができない状況のため縦置きフォルテ進化なんてクールな動きをしてドヤって心の中で思っていたら、5PPの日野茜でしばかれました。
泣いてました。たぶんあの日僕は日野茜恐怖症になりました。day1の2戦目も日野茜3連発で負けたので2度と見たくありません。
そのまま相手に面を作られ返せず負けました。
なんとここで11-4 ベスト64に入るためには最終戦を絶対に勝たなければいけなくなりました。
0-2スタートのためオポが非常に低く、オポワンチャンなんて言葉はありません。
最終戦はクールでした。
ここまでクール対面に一回も負けてなかったため、よっしゃ!もろたで!なんて思ってました。2PPファイアーリザード、3PP原初出した記憶があります。これは絶対勝ったやろ!なんて思っていたら
相手の3PPの返しでセンターオブストリートを打たれました。
再び頭がおかしくなりました。
すぐに頭を戻して唯採用のクール軸なんだなと切り替えましたが明らか同様してます。
幸い相手の手札が軽コストカードしかなかったため手札をどんどん使って展開したため、こちらの手札が0にはなりましたがオグリで一掃してトップ勝負に持ち込みました。
手札0枚の状況で引いたカードは推しの沙花叉クロヱ。
可愛い好きって思いましたがここではそこまで強くありません。
ですが相手の面を処理してもう1ターンもらうことができました。
そして次引いたカードが鷺沢文香でした。
うん好き。
原初と沙花叉を展開して相手がなすすべなく投了をもらいました。
最終戦は最も熱い戦いでした。
無事に?12-4の戦績を残すことができ千葉GPは54位という結果で終わりました。
過去最高の戦績でしたのであまりにもうれしく騒いでいたのできっと仲間内からはうざいなって思われてるかもしれませんがどうか許してください。
本選が終わった後はデッキ撮影コーナーでデッキを撮影していたら、このデッキいいねえなんて周りの方に言われて舞い上がってました。
あの時の皆様ありがとうございます。
今回千葉GPで勝てたのは環境読みが合っていたとかも大きいですが、練習に付き合ってくれた方のおかげです。
今後も迷惑をかけますがどうかよろしくお願いします。
大阪GPにも参戦します。
きっとドラゴンを使わせてもらうと思いますので次も良いデッキ組めたらいいななんて思ってます。
ドラゴンの構築相談はいつでも乗りますので声かけてくれたらうれしいです。
ここまでありがとうございました。