デザイン解剖#51
今回はJINSのバナーを分析!
使用色
赤:背景
白:文字色
金:装飾(グラフィック)
黒:影のグラフィック(斜めストライプ)
水色:装飾(グラフィック)
比較的色が多く使われているが、そのうち2つが白黒の無彩色なので雑多な印象がない
文字・配置まわり
・NEW YEAR は太陽に合わせて僅かに上部に寄っている
・(20)-(21)と年を表記
大きく2021と書きがちだが、目にする時期は限られているので、共通認識として小さく表記するのは新しいなと感じる
・数量限定を四角形で囲うことで特別感がある
文字サイズは他の文字よりも僅かに小さく、「予約実施中」と横並びに配置することで土台感が出ている
・文字の四方を雲で囲うことで中央に目線が集まりやすくなっている
装飾まわり
・中央に太陽を模したイラストを配置
上下は中央ではなく、僅かに上部に寄っていることで日の出感がある
・上下左右の中央に水色の円を配置
色を明るくしすぎないことで周囲の赤と馴染んでおり、白文字が目立っている
・金色の部分には金箔のようなテクスチャを使用しており、平坦な印象がない
・正月=日の出と雲、で和風の雲を置きがちだが、あえて和風にせずにアメーバ状の形にすることで現代的な印象になっている
・影の部分を黒の斜めストライプにすることでモダンな雰囲気に
背景よりも濃い赤にすることもできたと思われるが、そうすると平面的な重たい印象になってしまう
まとめ
正月=和風!と頭が直結してしまいがちだが、受取手にどんな印象を持ってもらいたいのか?どんなブランドイメージを訴求したいのか?を踏まえて正しい表現を選ぶことが大切。
励みになりますのでよろしくどうぞ!