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デザイン解剖#13

今回はヤングマガジン/ラフォーレ原宿のコラボバナーを解剖!

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タイトル/リード文

・ヤングマガジンのタイトルフォントはそのままに、黒帯文字抜きにしている
・チャンネルR/Bでズラし→重ねられていることでデジタル感と流行感を醸し出している
・英文は縦組みになっており、情報を伝えるというよりも雰囲気づくりの方に重きを置いていることが分かる
・英文はA・V・Y・Iのみ斜体になっている(そういったフォントがあるのか、作字なのか気になるところ)
・斜体の効果としては、スタイリッシュに見せること、洗練された雰囲気に見せることが挙げられるが、
 今回の場合はかなりウエイトの高いフォントを使っていることでストリート寄りの印象が強く出ている。
40TH ANNIVERSARYは、黒帯白文字ではなく文字部分を抜いていることで黒帯の圧迫感が出ていない。

日付周り

・フォントはおそらくDIN Extra Boldを使っている。ウェイトを重くし、他のフォントとの統一感がある
・曜日(SAT. SUN.)を縦組みにしていることで間延び感が出ていない
ヤングマガジンの次に日付のフォントサイズが大きく、伝えたい情報の優先度がわかりやすい
・日付の左右グリッドに収まるように説明文を配置しており、情報のグループ感が増している
・日付の右グリッドとIN LAFORET HARAJUKUの右端を揃えることで配置の統一感を感じさせている

写真周り

・文字と同じくチャンネルR/Bにした写真をモノクロ画像に重ねている
・重なっている写真はドットのパターンがオーバーレイされており、漫画のトーンの印象を伝える

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学んだこと

・伝えたい情報/感じてもらえればOKな情報の取捨選択をしっかりと!
後者は情報<装飾になっても良し。
・全体の雰囲気を「マンガ」にしたい場合、吹き出しやコマ割りを使うことが思い浮かぶが、ドットのトーン感や黒帯、フォントウェイトを高くするということでも十分演出することができる!
大きなジャンルの引き出しの中に、細かな手法の引き出しを増やして行こう。

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AYA@デザイン
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