グリーン22年産の先行募集雑感②(ゴージャスランチ、マゲバ)
次は、手術歴ありの社台F産の2頭。
ゴージャスランチの22
父:ブリックスアンドモルタル 母:ゴージャスランチ(7歳) 4/23生
グリーン募集の経緯(〇)
母は吉田家名義、1つ上の半兄は社台RH(本家)募集なので、グリーン募集の理由が気になるところですが、今年の初めにOCD手術を受けたということで、術後の経過待ちのために本家の募集に間に合わなかったと推測できます。
で、社台F産の、競争能力に余り関係ない経緯で本家募集に間に合わず、グリーンに回った馬は全体的に、馬質いい傾向で、走る印象があるんですよね。この経緯だけで魅力的に映ります。
父Giants Causeway系×母父マンハッタンカフェ(△)
父Giants Causeway系、母父マンハッタンカフェはそれぞれ勝ち上がり率3割に届くかどうかなんですが、掛け算すると40%半ばまで上昇するので、よい相性なんでしょうね。ただし、AEIは上昇していないので注意。
雑感
この募集経緯ならノールックで出資するのが訓練された模範的グリーン民の動きな気もします(その位の魅力があるポイントだとは思ってます。)。
ただ、馬格の割に歩様が非力に見えるのが、胴長気味に映る分、結構心配というのが正直な感想です。様子見できれば、特にトモの成長を待って歩様を確認したいところですが、どうも即満口見込みのようです。見送りかな…。
マゲバの22
父:キズナ 母:マゲバ(6歳) 1/23生
グリーン募集の経緯(?)
母は、2020年に社台Fがセールで落札して繁殖入りさせた後の初仔。1つ下の弟(父:ジャスタウェイ)は2023セレクト当歳で9000万円落札。
ということで、この馬もグリーンに来るのが不思議な馬でした。
かなり小さいのではとか色々な推測がありましたが、結局は開腹手術歴(膀胱縫合)があるからということだったようです。
他馬に蹴られたのではと推測されている方もいらっしゃいましたが…。
同じ術歴があってもちゃんと走っている馬もいるようなので、競争能力に致命的な影響はないと考えてよさそうで、そもそもグリーンに回った理由が窺われるようになったのはプラスに捉えてよいと思います。
父キズナ×母父ミスプロ系(〇)
父キズナ×母父ミスプロ系は勝ち上がり率が約6割弱。
野中厩舎(〇)
地味だけど、AEI/CPIや勝ち上がり率が高くて注目していた厩舎。特に、ダート中距離以上で抜群の成績を残しており、想定されるこの馬の適性とも合ってそうなのでよさそう。
出走回数が少なめな点と、早期始動が少なめな点は割引が必要だけど、全体としてはプラスに捉えていいかと。
馬体と歩様(?)
馬体は筋肉量が多く、いかにもキズナ牡馬という好印象で、歩様もしっかり踏み込めてるように見えます。
動画で気になるのはトモの緩さで、しかも1月生ということで不安がないわけじゃないが、歩行時の左右のブレは大きくなさそうで体幹もそれなりに強そうなので、大きなマイナスではないかなと。
雑感
歩様でトモの緩さが目につくキズナ牡馬といえば出資馬ライラボンドなのですが、ライラボンドの出資時動画と比較すると全然よく見えるような。
確率的に1つは勝てる可能性は高そうで、同馬の上位互換になってガンガン走ってもらえたらという希望はあります。なので、徐々に前向きに考え始めています。
続
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