なぜ、私は戦争を学んでいたのか。考えてみた。
小学生の時から、図書館に行っては
戦争の本ばかり読んでいた。
当時は、はだしのゲンやさとうきび畑、火垂るの墓などを繰り返し見ていたのを思い出す。
考えたら、幼稚園の頃にはかわいそうなぞう。の絵本もよく読んでいたな。
大人になった今でも、沖縄戦や沖縄の歴史について学んでは、考えている。
ある時から、なんで私はこんなに残酷なものを長い間学んでるんだろう?何の為に?って考えるようになった。
両親はいなくて、祖父母はアルコール中毒、生活保護、厳しい環境で必死に生きていた中だった。
私が戦争を学びはじめた原点って
戦争ものを見て、自分の環境はまだマシだ。と思いたかったのかな?
考えても答えはでないまま、なんだか自分の人間性を疑うようになってしまった。
しかし、私は平和の礎に訪れるたびに、毎度考える事がある。
この残酷な時代を経験した、同じくらいの年齢の子たちが
もし、現代にワープしてきて生きていくとしたら。
どれだけ、力強く生きていくんだろう。どれだけの幸せを見つけ出し、噛みしめられるのだろう。どれだけの美意識をもつのだろう。
そして、インスピレーションを受ける。
平和の礎からは、訴えるように力強く
「若者よ。ちばりんどー。」と聞こえてくる。
ちばりんどー。(沖縄の方言でがんばれ!)
あの残酷な沖縄戦はあってはならなかった。
でも、多分無駄にもしてはいけない。
沖縄戦は現代の私たちに、さまざまな学びや気づきを与える。
きっと祖先も、私たちの平和を応援してくれている。
この時代に生まれて良かった〜。と思うだけの人はたくさんいるだろう。
しかし、私はこの平和を守っていくために、戦争を学び、考えつづけ、教訓を得なければならない。と考えている。
そして二度と同じ悲劇を起こさない。と平和の礎に向かって誓う。
p.s.
たぶん私は、沖縄戦を必死に生きぬこうと戦った人達から、勇気をもらってたんだと思う。
私も、貧困や苦しさは
自分で選んできた道ではなく
環境としてすでに置かれていたから。
ウートートー🙏🏽
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