留学後

私は留学を最後まで終えられずに、コロナのせいで強制帰還しました。私は、初めは親に強制されて留学が決まったけど、本当に行きたくなく、家庭環境も当時悪かったため、親と何度も喧嘩しました。そんな時経験者の兄に急に駅に連れていかれ、今の日本の状況を駅に乗って帰っているサラリーマンを見ながら話をされました。その時今まで見えてなかった日本の酷い状況を実感し、また母に何度も説得され、留学をしたいと少しだけですが思うようになり、留学しました。そんな留学に対して良い感情を持ってなかった私ですが、留学先でその気持ちが一転しました。私がいった地域はとても小さかったのですが、その分みんなとの距離が近くて、ホストファミリーや学校の先生、友達はとても優しく何度も助けられ、次第にここにいたいという想いに変わっていきました。そんな中、1月にコロナのニュースを聞き、2月下旬に日本の学校は3月は休校になると聞いた直後、私の学校も休校になりました。しかし、留学先の国はとても発達していたため、オンライン授業がありました。ですが、一週間後の夜日本の留学団体からのメールで緊急帰国をしなければならないと知らされ、その次の日に旅立たなければいけませんでした。そして、私は悲しむまもなく、次の日に急いで荷物をまとめ、友達が私のためにパーティーをしてくれて、それを最後まで楽しみましたが、やはり、全員に別れを言える時間があるはずもなく、その日の夜その家をホストファザーの車で空港近くのホストブラザーの家に向かうため離れました。次の日、ホストファザーは私を朝4時から空港に連れて行ってくれ、しっかり別れたあと、私は合計17時間にもわたるフライトをしました。私はまだ悔しい思いがあります。本当にまだ残っていたかった。最後までやり切りたかった。みんなと会って別れの挨拶をしたかった。いくつものやりきれない気持ちを抱えていますが、そのように変えてくれた留学先の人たちに、そしてそんな経験をさせてくれた親と兄に感謝し、いつになるかわかりませんが将来その恩を返せるような人間になり、立派になってホストスクールの友達やホストファミリーに会いにいきたいです。

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