ネットでの予約情報が宿泊施設にたどり着くまで
みなさんこんにちは!aiPass(アイパス)を運営するCUICIN株式会社のセールス・CSの櫻井です。最近は自作の激辛スープを家族に振る舞ってますが、辛すぎると酷評が続きしょんぼり気味です。。
はじめに
友人にアイパスの話をすると「再度スマホでチェックインする必要あるの?予約時に入力した情報そのまま引っ張ってくれば良いのでは?」とよく聞かれますが、システムの構造上、なかなか難しいのです・・・・。
今回は旅行者の予約情報が宿泊施設の管理システムにたどり着くまでをご紹介していきます。様々なシステムがあるのですが、今回は「OTA」「サイトコントローラー」「PMS」に絞って、代表的な3社(※櫻井調べ)もご紹介していきたいと思います。
予約情報の受け渡しフロー
旅行者の予約情報が宿泊施設の管理システムにたどり着くまでのシステム構造を図で表すと下記になります。OTA→サイトコントローラー→PMSと3つのシステムを経由し情報が流れていきます。各システムについて、順にご紹介していきます。
OTA(Online Travel Agent)
まずホテルに泊まりたいなと思った際にすることといえば、予約ですよね!近年ではオンライン上で部屋や、夕食・朝食プランをなどの詳細を見て予約を完結する方法が一般的になっているかと思います。
代表的な国内OTA3つをピックアップしました。GoToトラベルでも盛り上がってますが、みなさん1つは利用したことがありますよね?ちなみに国内・海外OTAあわせると60ほどあります!
このOTAで、まず予約情報が登録されます。登録したてのホヤホヤです。
サイトコントローラー
続いてサイトコントローラー。これは各OTAへ出している部屋の在庫を一元管理しているシステムとなります。複数のOTAに掲載している宿泊施設にとって、在庫の一元管理が簡単にできる、ありがたいシステムです。
予約情報はOTAからこのサイトコントローラーに集約されます。特徴からもお気付きかと思いますが、60サイト程度あるOTAの予約情報を1つにまとめる必要があるんですね。そのためホヤホヤの予約情報は決められた最低限の型に整理され、はみ出てしまった情報は取り込まれず、宿泊施設に届くことはありません(涙)
PMS(Property Management System)
最後にPMSです。いわゆる予約管理システムで、普段フロントスタッフの方が予約や客室の管理に使っています。PMSは国内50社ほどがサービス提供しており、それぞれの形式でPMSを提供しています。
サイトコントローラーで集約した予約情報が、各PMSの項目に合わせて表示されるわけですが、ここにたどりついた時点で情報は最低限のものとなっており、当初の予約情報と比べるとスカスカの状態です。。またPMSによっては表示しない項目もあり、また情報が抜け落ちていきます。
この構造の問題点って?
このように上流のOTA(予約)から下流のPMSへ流れ着く頃には、荒波にもまれ予約情報は痩せ細った状態になってしまっているんですね。予約情報を引き継ぐ難しさを伝えられたでしょうか。宿泊施設側はチェックインの際にゼロから顧客情報の再取得が必要になってしまう、という状態が起きてしまっているんです。
そこでアイパスでは、このチェックイン時の情報の再取得を簡単にできるよう、旅行者のスマホを活用したチェックインサービスをご提供しています!旅行者は到着前に『事前チェックイン』ができるので、現地到着時に顧客情報を紙に手書きする面倒から解放されます!また、宿泊施設側もチェックイン時間を短縮できるだけでなく、顧客情報を自動でデータ化・蓄積できるので、宿泊施設の自社顧客基盤としてマーケティングなどにも活用することができます。
終わりに
ここまで宿泊施設のシステム構造から予約情報の流れをみてきました。今回は3つだけご紹介しましたが、宿泊施設はかなり多くのシステムを運営に使っていて複雑化しています。実は新型コロナウイルスの影響を受けて、これらの複雑なシステムを見直しはじめたという施設さんも多いんです。
アイパスでは、旅行者のスマホでのチェックインを起点にした新しいHotelStyle OSを提供しています!現状のシステムに悩んでいる施設さんや、自分たちに合ったシステムを構築したい方は是非一度ご相談ください!
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Writer
櫻井
aiPass|HotelStyle OS
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