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AIの躍進で独り勝ちするNVIDIA。ライバルは。。。Rain?

OpenAI(Microsoft陣営)には、大きな悩みがあります。それは、AIを育てる脳のパワー(GPU)が足りない事です。
OpenAIが自分で火をつけたAIブームですが、世界中に大ブームとなり全員がAIを処理する脳のパワーを奪い合うようになりました。
このNVIDIAという会社の作っているGPU、具体的にはH100という製品の争奪戦が世界中で起きています。
なので、NVIDIAのCEOが岸田首相と面会しただけでニュースになるのです。
エヌビディアCEO、岸田首相と面会 「できるだけ多くのGPU提供」の記事

NVIDIAのAI関連の売上高は、2020年には全体の12%でしたが、2023年には35%にまで増加しました。
NVIDIAの株価は急騰し2020年には、時価総額が1000億ドル程度でしたが、2023年には、1兆ドルを超えランキング8位にまで急伸しています。

NVIDIAが儲かっているという事は。。。AI企業のOpenAIの利益が吸い取られているという事です。
実際にはこのH100を用立てているのは、AIに社運をかけるMicrosoftであり、そのAzureというクラウドのインフラの上でChatGPTは動いています。もはやOpenAIのChatGPTはMicrosoftのWindows製品に取り込まれCopilot(コパイロット)としてブランディングされています。
アルトマンの目指したOpenなAIは実際にはCloseなAIなんじゃないかという揶揄もあります。

次はRainのターン?
アルトマンですが、毎回バカ高い費用をNVIDIAに吸い取られるのが嫌でついに自分で何とかする道を模索したようです。AIの脳の処理に特化したNPUという新しい半導体製品を開発するRainという会社に5100万ドルを投資することが判明しました。これは見方によっては、今市場を独占しているNVIDIAに対しての敵対行為ですよね。
とはいえRainが次の舞台の主役になるのか?という機運がでてきたので、
慌てて米国がRainの株式を持ってるサウジアラビアの会社に株を米国企業にうっぱらうように命令だしました。
米国のAI産業の中核企業が、実はサウジアラビアの企業でした、なんて言えないですからね。


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