SoftBankの野望。。。

クリスタルインテリジェンスを読み解きます。

OpenAIおよびソフトバンクグループが提携し、企業用最先端AIを開発・販売することに合意 | ソフトバンクグループ株式会社

SoftBankとOpenAIが共同でSB OpenAI Japanという会社を設立し
日本の大企業向けに、データドリブンな全方位丸ごと会社をAIエージェントで埋め尽くす。
そんな壮大な話がでてきました。

まず各社ができる事
・SoftBank 
 ⇒ 日本語データで1から開発されたLLMを持つ
 ⇒ LLMの扱いに長けたエンジニアを1000人規模で持つ
・OpenAI
 ⇒ LLMやマルチモーダルなど最先端の生成AI関連技術を持つ
・ARM
 ⇒ 生成AIを駆動させるプロセッサ、チップなどの(RISC)基本概念の技術・権利をもつ

この3社は、生成AIで本当に大事な部分だけを持った集合体です。
ここにNVIDIAやサーバ、NW、ストレージメーカー、Openなモデル群、
データアノテーション系含めたテックメーカーが参加して、大企業丸ごと業務をAI化していくコンセプトだと思います。

2025年のトレンドに、正確性を上げたと思いますが
まさにこの為には、実はこの3社で大企業を囲い込み、一緒になって既存データを

全部AIライクなフォーマットに書き換える


という事をすればこの正確性=自動化が可能になります。

アノテーションだけやります。だとそれで?ってなるし、そんなにお金も取れません。
自動化やりますっていっても、データがそれに向いてないと精度が下がります。
フルスタックで「自動化(=効率化)」をターゲットにする場合、このSoftBankさんのモデルでないと実はなしえないところがあります。
多分値付けの部分は、人が20%~30%程削減できる(他の仕事に回せる)ので、その人件費からかなりの予算を取れると思います。つまり相当高い=大企業向けのサービスとなります。

私もお客様毎、ユースケース毎に、データを1から再成型してつかっていますが、それは自分がノンテクだからしょうがないとおもっていたのですが、SoftBankさんのコンセプトをみるに、どこの会社もどこの担当者もAIで自動化を目指すにあたり、同じ壁にぶちあたってるんだなーとおもました。

SoftBankさんは1年以上前から、Chatgptハッカソン(活用アイデアのコンテスト)を毎月、賞金1000万円とかでやってるという記事を見たことがあり、おそらくそれによって社員全体のプロンプトエンジニアの素養と人選を進めていたのではないかと思います。
今回SoftBankさんから1000人規模で新会社にエンジニアを移すと記事にあったので、日本で激レアといわれるLLM系のエンジニア(実務経験あり)を大量に囲っていたと思われます。だからこそできるこの企画なのだとおもいます。

うちの会社思いっきり競合するなーw
このソリューション組み合わせて、差別化されると、日本のどこの企業もなかなか太刀打ちできないし、ライバルがいないとこに全力でいったな!と思います。

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