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奥義

私が10年学ばせてもらった
故二宮進先生の整体

整体を世に広めた
故野口春哉氏の元で学び
その後も人生をかけて
整体を研究・進化させた先生

無数の失敗と分析の中で
<骨盤と自律神経との関係性>
を発見し そこから無駄を削ぎ落とした
シンプルな理論と技術を確立した
 

「骨盤の左締めと右上げ」
これがこの整体の奥義

奥義というと普通
広く公開せずに弟子などに
秘密裏に伝承するみたいな
イメージがあるけれど

「整体は誰にでもできる」
「だから皆さんどんどん
やってください」と
垣根なく誰にでも整体を
教えていた先生だったから
奥義も 日々更新される技術も
一切の出し惜しみがなかった
 

全盛期は毎日60名以上もの
人たちをみていたという先生
ひとり8分・・
それを可能にしていたのが
先生の鋭い洞察力と技
そして「骨盤の左締めと右上げ」
の理論だったのだと思う

骨盤と自律神経の働き
は連動していて
左の骨盤は交感神経(活動・やる気)
右の骨盤は副交感神経(リラックス・回復)
とそれぞれ密接な関係にある

よくある頭痛・腰痛・肩こり
などの慢性的な不調から
内臓や循環器系の不調・鬱・
ガン・難病など様々な不調や病気
にこのシンプルな理論を適応し

病気を治すのではなく
病気になる体の状態を変えることで
自らの力で病気が治っていくこと
を先生は証明し続けた
 

骨盤というと
歪んでいるのを左右対称に整える
みたいなイメージを持っている人
が多いかもしれないけれど

この整体の理論では
左右は働きが異なるため
それぞれに合った
異なる調律をすることで

自律神経の働きが高まり
体の力を最も発揮できる状態
になると考える
 

左はふわっと緩んだり
きゅっと締まったり
つまり開閉の動きが大切で
そのために骨盤に弾力をつけるのが
「左締め」=交感神経の働きUP

右は左と比べてきゅっと
上に上がっているのがよい状態
上下を見て 下がっている場合は
関連する場所を調律し
自然と上がるように整えるのが
「右上げ」=副交感神経の働きUP

「より大事なのは左」
と常々言われていた

左は生殖器系と関係が深く
また生をいきいきと全うするため
の原動力に直結するから
なのだと思う
 

元々解剖学や生理学に疎く
手の感度も理解力も低かった私でも

不思議と色んな方に変化が出て
感謝されてきたのは間違いなく
このシンプルな理論のお陰だった
 

何も知らなくても
全く意識することがなくても
いつでも勝手に最善を尽くして
働き続け活動を支え回復を助け
命を維持してくれている自律神経

交感神経と副交感神経
がともに万全な状態で
働いてくれる状況をつくると
心も体も自然と元気になる
 

心身調律では
そんな整体の技術を用いて
物理的に変化を促しながら
 
対話による心への
アプローチも同時に行うことで
心身を調律していきます




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