「 ふたりの今に名前なんて無い 」
わたしはほんとうにそのときに合った曲を見つけるのがうまい。
インスタの「曖昧な関係に刺さる歌詞」というのにでてきたこの歌詞に魅かれてbeaverだし……と思って聴きに行ったらめちゃくちゃポップで焦った。
焦ったけどそれから気が狂ったように聴いている(一度ハマると気が狂ったように聴いてしまう)
ふたりの関係に名前がないとは思っていたけど、「あえて言えば独占欲」というのは盲点だった。
彼氏彼女ではないわたしたちは、束縛をする権利はないけれども、友達ではないし、かといって誰かにとられたくもなく、よくお互いに「彼女じゃないよ」「彼氏でもないくせに!」と言い合っている。なんなんだよ一体。
時は少し戻って12月初日、差出人が店名になっている荷物が届いた。
何回見ても思い当たるアプリを見ても、身に覚えのないその荷物を開けてみると、わたしの好きなシマエナガのポーチとマスキングテープが入っていた。
身に覚えがないのに自分が買ったんじゃないかと思うくらい好みがバレすぎてて、妹にも連絡したが違って2人でパニックになってた。
そしたら同じようにLINEを送っていた同期から「やっと届いたか」と返事がきた。
……???
クリスマスプレゼントを買ったとは聞いていたが、まさか家に届くとは思わないし、同期サンタは毎年慌てん坊である。
「ポーチとマスキングテープ」なんて子どもみたいだと思われるかもだけど、その買った店・選んだもの(ポーチとマスキングテープ集めがち)・デザイン全てが私の好みすぎて正直きしょすぎて好きだった。
実は私もクリスマスプレゼントをサプライズ付きで用意している。一緒に住んでいた頃は毎年なぜかクリスマスに共通の友達を呼んで3人で過ごしていたので、初めてふたりでクリスマスを過ごすことになる。名前のないふたりのままだし、クリスマスなんてただの休日だけど、「ふたり」ということを何より大事にしたいと思う。
推しに教えてもらったバンドの曲を同期に重ねて聴くなんて皮肉なものですね
追記:同期にパジャマ貸してって言ったら、買って置いとけばいいやんと言われました、沼ですね