「 私と "行こう!" この世の果てまで 」
・11/04、“いい推しの日”に、5年間推していたZOCの藍染カレンが卒業した。
大学生のとき、当時仲良かった友達がZOCのことを教えてくれて2019年の1stワンマンに一緒に行った。その友達とは疎遠になってしまったし、ZOCもメンバーが抜けては入りを繰り返し、ついに3人になった。
それでも靖子ちゃんの歌が好きで、それを真っ直ぐに届けてくれる藍染カレンが居るから、ずっとCDを買い続けて、今回も偶然休みが被ってなんとか最後を見届けに行くことができた。
その前に時間があったので、赤田と会うことにした。夜行バスで着いて、スタバで本を読みながら時間を潰して9:30ごろに一緒にモーニングを食べた。スタバでゆったり本を読む時間ってなかなかなくてよかったし、爽やかなモーニングですることじゃない話を朝からした。選んでくれた店のフレンチトーストはあまくておいしかった。
お会計の時に、一応先輩なので払いたいわたしと、2ヶ月しか変わらんやんという赤田とでいつも揉める。今回は「前回途中で抜けたお詫びに次払うって言ってたから!」と払わしてくれなかった。
「じゃあまた今度払って」って言われて、つい「"また"があるの?」と言ってしまい、「俺まで消さんでくれ」と笑われてしまった。わたしの悪い癖。赤田は消えない。だって赤田はわたしと同じ側の人間で、聞いてたら笑ってしまうほどわたしもそうするだろうなという選択をしていた。
別れ際に、「くじけちゃあかんで」といわれて、「つらい選択しちゃダメだよ」っていってしまった。くじけない。お守りで呪いの言葉がまた増えた。
・ライブはとてもよかった。
全員で叫ぶように歌っていたVOIDが印象的で帰り道はずっと聴いてた。
もう一曲目ですでに泣いてたけど、カレンとこしょがふたりで歌ったさみしいおさんぽで、本格的に泣いてしまって、「いってらっしゃい」「ちゃんとみててね」がさみしくて、目に焼きついている。その後のアイドルを辞める日で余計に泣いたけど周りもみんな泣いてて気にせず泣けた。
「いろいろあったね」「マジで…」って半笑いで答えるカレンに思わず同じように苦笑いしてしまったけど、そのあと1stワンマンのときに聴いてからずっと大事にしてた非国民的ヒーローを最後に全員で歌ってくれてまただばだばに泣いてしまった。泣きながら必死にペンライトを上げて叫んだ。カレンも、靖子ちゃんも、ずっとわたしのヒーローだから。
マジックミラーのあとに「めっちゃ泣いてるけど客席見たらみんな同じ!マジでマジックミラー」って笑ってた靖子ちゃんのおかげでみんな涙目の笑顔。
東京から帰るよーって言ったけど、特にLINEも来なかった。でもそれよりもライブでの喪失感が大きくて呆然としたまま帰った。帰りの新幹線で食べたお弁当が美味しくて、朝のスタバから考えて、わたし1人でも楽しめるようになってきたなと思った。
そういや彼も、まつげがながかったな、
・6:15、わたしはいつも起きてる時間だけど、こんな時間にLINEなんて誰だろうと思ったら彼だった。
さっきまで飲んでて財布を無くしたらしい、ほんと都合のいいときだけ連絡してくる。でもわたしが早起きなのを見越して送ったと思ったらちょっとたのしい。
別に好きな人の好きなアーティストは被んなくても良いし、絶対に合わせてほしいとは思わないけど、確かに恋人とりりらぶは憧れでしかない。
でも好きなアーティストの共有も難しいから、今は難しいだろうなと思う。
・海に光るダイヤモンドで「死んだ人間は思ってもらえる、綺麗なまま」っていうセリフがあって、それって死んだ人間からしたらとっておきの幸せだけど、思ってる側はずっとずっと抱えてかなきゃいけないよなぁと思う。
ただ僕より先に死なないで欲しいよ。(なんでもないよ、/マカロニえんぴつ)
・今回題名にしたfamily nameの歌詞は、ライブverで、ライブの時だけ、間に「行こう!」が入る。
この世の果てまで行きたかったけど、難しいかな、クッソ生きてやるつもりなんだけどなわたしは、