「 君は知っているのだろうか こんなにも救われている僕を
こんなにも世界が輝いて見えてる事を 」
マカロニえんぴつのファンクラブに入っていたおかげで、中学生の時に出会って人生を変えられたback numberと、大学生のときに狂ったように聴いていたマカロニえんぴつの対バンに行くことができた。
妹と行く予定だったのに、当たったら当たったで断られて、後輩ちゃんが助演女優症(1も2も)をいつもカラオケで歌うので、ダメ元で誘ったら「マカロニえんぴつ詳しくないけどいいよ」と言ってくれて、はるばる弾丸北海道旅行に行った。
学生時代、同じ寮に入っていたし、何度も一緒に旅行に行ってるし、だいぶ気楽に観光も楽しめた。
「携帯の充電が保たないから」と後輩ちゃんが本を持ってきてて、帰りに「のんのさんも買ったら?」と本屋さんに行く時間を作ってくれた。
飛行機の中はネットが繋がらなくて強制デジタルデトックスできるので、集中して読めた。
隣のおじさんも本を読んでて、3人並んで本を読んでてなんだかおかしかった。
ずっと買おうと思ってて選んだほうじ茶さんのエッセイはとっても優しくて、あたたかくてすっと読むことができて、飛行機の中で読み切ってしまった。
本の中で「どうでもいい話をどうでもよくない人たちとしようよ。」というタイトルがあった。
どうでもいい話って、鮮度が高いから価値がある、というか鮮度が少しでも落ちればぜんぜんおもしろくなくて、そのときに話がしたいからどうでもよくても価値ができる。
だからどうでもいい話ができるのはどうでもよくない人たちで、どうでもいい話をしたいのもどうでもよくない人たちだけで。
勇気を出して返事がどんどん遅くなる彼に「どうでもいい話をしたい」と伝えてみた。けど彼からは「使い回しになっちゃう」「賞味期限が切れちゃう」と言われてしまった。
使い回しかどうかなんてわたしにはわかんないからそれでもいいし、"どうでもいい話には鮮度がある"という感覚が同じだったことがうれしくてそれがまたさみしくて、賞味期限内にわたしに伝えてくれないことがとてつもなく嫌だった。
わたしなりの愛情表現のつもりだったんだけど、伝わんないんだろうなとも思う。でもこれ以上に今の感情を表すいい言葉がなかった。
与えられた猶予期間なんて、きっと意味はなくて、わたしはあんたじゃないからきっと時間をかけて考えても同じ考えだろうし、それで後悔なんてしない。今までのたくさんの黒歴史、後悔なんてしたことないし。「だって全部私だもん」!!!(いちご完全犯罪/METAMUSEMAPA)」
そんなこともありましたね〜ワハハで生きてる。じゃなきゃずっと私は私と生きてきゃないと行けないからやってらんないよ。
そこから、連絡をとっていない、もう1週間を超えた。おわりなのかな、
⚠️ここからback number ×マカロニえんぴつのネタバレを含みます。
・まずアップルパイからのレモンパイ、良すぎた。おい、曲名打つときに予測変換に名前出てくるのやめろ本当に。(でも予測変換の履歴は消さない)
・愛のレンタルをまた聴けてしまった、ライブで聴くたびに彼の鼻歌を思い出す。だって初めて会った時も、再会した時も歌ってた。たぶんわたしと会う時にマカロニえんぴつを思い出して聴いてくれてたから。それは考えすぎかも。
・なんでもないよ、前回泣きすぎて歌えなかったけど、今回は歌えた。負けじと声出した。
・back number、超久しぶりだったけど、依与吏さんの歌唱力に圧倒された。
・花束で中学のときの元彼と最初のやりとりLINEでやったの思い出した。甘酸っぱすぎる思い出………たぶんその人が歴代の中で1番大事にしてくれてたのに自分から手放しちゃったな。
・HAPPY BIRTHDAYで、「わたし彼におめでとうって言ってもらえる自信ないな、たぶんこの歌と同じように待つんだろうな」と思った時、なんかプツンって切れたような気がした。
・「100万人の中から君を選んだって、全員と会ったわけじゃない。でも君がいいんだって」
依与吏さんが水平線の前に歌った歌詞にないフレーズ。言葉ちがうかもだけど、こんなことを歌っていて、なんか心に残ってる。
・ライブでヤングアダルトを聴いて明け方の若者たちを観たくなったし、ハッピーエンドを聴いてぼくは明日、昨日の君とデートするを観たくなった。
僕らに足りないのはアルコールじゃなくて愛情なのは分かってるけど、ライブ終わった後に寒さと疲れに耐えながら、なんとか入れたお店でたくさんお酒を飲んだ。ここ最近で1番美味しくお酒を飲めた。
ほうじ茶さんも「観る」「聴く」を大事にしてると書いてあって、さりげなく大事にしていたことを、同じように大事にしている人が居ると知ってうれしい。
わたしは数学の教師をしているけど、言葉が好きだ。数字は美しい、絶対決まってて、全員がそれを読んで同じように解釈しないといけなくて、わたしの最低限の数学の知識で曖昧だと思うのは無限くらいで、その無限の範囲も、時に場合分けによって決められる。
でも言葉は違って、同じ音でも漢字や表記が違うと意味が変わって、同じものを見ていても違う捉え方をしてしまう。凶器にも呪いにも、はたまたお守りにもおまじないにもなる。
マカロニえんぴつもback numberも、ちょっと違った言葉の使い方をするけれど、それでも伝えたい愛の形は似ていて、それがわかった対バンがとってもたのしかったしうれしかった。
はっとりさんが、ヤングアダルトで、「ひとりを選ぶなよ!」と言っていて、それを一緒に行った後輩ちゃんがずっと言っていて、お守りが増えて、また合言葉みたいになった。少なくとも後輩ちゃんが居てくれる間はひとりじゃないよ、北海道まで来てくれてありがとう。
一緒に光の街が聴けて、光の街が好きなことが知れてうれしかったよ。